15日の米国市場ダイジェスト:NYダウ337ドル高、ワクチンや追加経済対策の合意に期待
[20/12/16]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ337ドル高、ワクチンや追加経済対策の合意に期待
米国株式相場は上昇。ダウ平均は337.76ドル高の30199.31ドル、ナスダックは155.02ポイント高の12595.06ポイントで取引を終了した。製薬会社ファイザーに続き、バイオ、モデルナ開発の新型コロナウイルスワクチンの安全性や有効性が食品医薬品局(FDA)により確認され緊急使用が今週中に許可されるとの期待に寄り付きから上昇。その後、与野党の指導者が予算に加え追加経済対策を巡り協議することが明らかになり合意成立への期待感に上げ幅を拡大した。セクター別ではテクノロジー・ハード・機器が上昇した一方で、食・生活必需品小売りが下落した。
携帯端末のアップル(AAPL)は買い替え需要で、5G対応の最新アイフォーン12の21年上期の生産計画を前年同期比30%増とする方針を取引企業に伝えたたとの報道が好感され上昇。医薬品メーカーのイーライリリー(LLY)はバイオ製薬会社のプリベイル・セラピューティクス(PRVL)を買収すると発表し、両社とも上昇。バイオ医薬品のブリストルマイヤーズスクィブ(BMY)や中古ブランド品委託販売のリアルリアル(REAL)はアナリストの投資判断引き上げを好感しそれぞれ上昇した。一方で、映画館運営のAMCエンタテイメント(AMC)は、現金不足を受けた大規模な株式売却計画や破綻への警戒感に急落した。
欧州委員会は、GAFA(ガーファ)と総称される米グーグルなど巨大IT企業の影響力抑制や違法コンテンツ排除を一層促すためのデジタル規制2法案を発表した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米金融緩和への期待などでドル弱含み
15日のニューヨーク外為市場でドル・円は103円94銭から103円61銭まで下落し、103円65銭で引けた。米12月NY連銀製造業景気指数が予想外に低下したことや、米連邦公開市場委員会(FOMC)でハト派的な姿勢が繰り返されるとの思惑を受けたドル売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは1.2126ドルまで下落後、1.2169ドルまで反発し、1.2153ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)のレーン理事のユーロ高是正発言に加え、ドイツが都市封鎖を開始したため、ユーロ売りが優勢となったが、英国と欧州連合(EU)の通商交渉の進展を期待したユーロ買いが再燃。ユーロ・円は126円22銭まで買われた後、取引終了時点にかけて125円95銭まで下落。米モデルナ開発のワクチンの安全性や有効性が食品医薬品局(FDA)により確認されことが一時的なユーロ買いにつながった。ポンド・ドルは1.3359ドルから1.3469ドルまで上昇。ドル・スイスは0.887フランまで強含んだのち、0.8851フランまで反落した。
■NY原油:続伸で47.62ドル、米国株高を意識した買いが入る
NY原油先物1月限は続伸(NYMEX原油1月限終値:47.62 ↑0.63)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は、前営業日比+0.63ドルの1バレル=47.62ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは46.54ドル−47.73ドル。アジア市場の終盤にかけて46.54ドルまで売られたが、ニューヨーク市場の序盤にかけて反転し、一時47.73ドルまで買われた。米国株式の上昇が意識されたようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 28.64ドル +0.42ドル(+1.49%)
モルガン・スタンレー(MS) 63.95ドル +2.07ドル(+3.35%)
ゴールドマン・サックス(GS)242.43ドル +4.64ドル(+1.95%)
インテル(INTC) 50.67ドル +0.20ドル(+0.39%)
アップル(AAPL) 127.88ドル +6.10ドル(+5.01%)
アルファベット(GOOG) 1767.77ドル +7.71ドル(+0.44%)
フェイスブック(FB) 275.55ドル +1.36ドル(+0.50%)
キャタピラー(CAT) 181.74ドル +3.69ドル(+2.07%)
アルコア(AA) 22.17ドル +0.41ドル(+1.88%)
ウォルマート(WMT) 145.58ドル -0.07ドル(-0.05%)
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米国株式相場は上昇。ダウ平均は337.76ドル高の30199.31ドル、ナスダックは155.02ポイント高の12595.06ポイントで取引を終了した。製薬会社ファイザーに続き、バイオ、モデルナ開発の新型コロナウイルスワクチンの安全性や有効性が食品医薬品局(FDA)により確認され緊急使用が今週中に許可されるとの期待に寄り付きから上昇。その後、与野党の指導者が予算に加え追加経済対策を巡り協議することが明らかになり合意成立への期待感に上げ幅を拡大した。セクター別ではテクノロジー・ハード・機器が上昇した一方で、食・生活必需品小売りが下落した。
携帯端末のアップル(AAPL)は買い替え需要で、5G対応の最新アイフォーン12の21年上期の生産計画を前年同期比30%増とする方針を取引企業に伝えたたとの報道が好感され上昇。医薬品メーカーのイーライリリー(LLY)はバイオ製薬会社のプリベイル・セラピューティクス(PRVL)を買収すると発表し、両社とも上昇。バイオ医薬品のブリストルマイヤーズスクィブ(BMY)や中古ブランド品委託販売のリアルリアル(REAL)はアナリストの投資判断引き上げを好感しそれぞれ上昇した。一方で、映画館運営のAMCエンタテイメント(AMC)は、現金不足を受けた大規模な株式売却計画や破綻への警戒感に急落した。
欧州委員会は、GAFA(ガーファ)と総称される米グーグルなど巨大IT企業の影響力抑制や違法コンテンツ排除を一層促すためのデジタル規制2法案を発表した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米金融緩和への期待などでドル弱含み
15日のニューヨーク外為市場でドル・円は103円94銭から103円61銭まで下落し、103円65銭で引けた。米12月NY連銀製造業景気指数が予想外に低下したことや、米連邦公開市場委員会(FOMC)でハト派的な姿勢が繰り返されるとの思惑を受けたドル売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは1.2126ドルまで下落後、1.2169ドルまで反発し、1.2153ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)のレーン理事のユーロ高是正発言に加え、ドイツが都市封鎖を開始したため、ユーロ売りが優勢となったが、英国と欧州連合(EU)の通商交渉の進展を期待したユーロ買いが再燃。ユーロ・円は126円22銭まで買われた後、取引終了時点にかけて125円95銭まで下落。米モデルナ開発のワクチンの安全性や有効性が食品医薬品局(FDA)により確認されことが一時的なユーロ買いにつながった。ポンド・ドルは1.3359ドルから1.3469ドルまで上昇。ドル・スイスは0.887フランまで強含んだのち、0.8851フランまで反落した。
■NY原油:続伸で47.62ドル、米国株高を意識した買いが入る
NY原油先物1月限は続伸(NYMEX原油1月限終値:47.62 ↑0.63)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は、前営業日比+0.63ドルの1バレル=47.62ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは46.54ドル−47.73ドル。アジア市場の終盤にかけて46.54ドルまで売られたが、ニューヨーク市場の序盤にかけて反転し、一時47.73ドルまで買われた。米国株式の上昇が意識されたようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 28.64ドル +0.42ドル(+1.49%)
モルガン・スタンレー(MS) 63.95ドル +2.07ドル(+3.35%)
ゴールドマン・サックス(GS)242.43ドル +4.64ドル(+1.95%)
インテル(INTC) 50.67ドル +0.20ドル(+0.39%)
アップル(AAPL) 127.88ドル +6.10ドル(+5.01%)
アルファベット(GOOG) 1767.77ドル +7.71ドル(+0.44%)
フェイスブック(FB) 275.55ドル +1.36ドル(+0.50%)
キャタピラー(CAT) 181.74ドル +3.69ドル(+2.07%)
アルコア(AA) 22.17ドル +0.41ドル(+1.88%)
ウォルマート(WMT) 145.58ドル -0.07ドル(-0.05%)
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