18日の米国市場ダイジェスト:米国株式相場は反落、追加経済対策の成立に不透明感
[20/12/21]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:米国株式相場は反落、追加経済対策の成立に不透明感
ダウ平均は124.32ドル安の30179.05ドル、ナスダックは9.11ポイント安の12755.64ポイントで取引を終了した。
追加経済対策で連邦準備制度理事会(FRB)の緊急融資プログラムに絡んだ予算を巡り与野党の意見が食い違っているとの報道で成立に不透明感が再燃し寄り付き後、下落した。国家核安全保障局(NNSA)を含む複数の連邦政府機関が大規模サイバー攻撃を受けたことも警戒感に繋がった。引けにかけては、S&P500種指数のリバランスやクアドルプル・ウィッチングで、オプション、先物の期日に絡んだ調整取引に下げ幅を縮小した。セクター別では、エネルギーや不動産が下落した一方、商業・専門サービスが上昇。
電気自動車メーカ?のテスラ(TSLA)は21日のS&P500種株価指数の構成銘柄への採用を控え、同指数に連動するファンドの買いが広がり上昇。バイオのモデルナ(MRNA)は米食品医薬品局(FDA)が同社の新型コロナワクチンの緊急使用を勧告したことを受けて利益確定売りが強まり下落した。半導体のインテル(INTC)は、ソフトウェアメーカーのマイクロソフト(MSFT)が自社製のチップを開発しているとの報道が嫌気され下落した。
航空会社のユナイテッド(UAL)はボーイング737マックス機の運航を来年2月11日に再開すると発表した。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:米追加経済対策成立への思惑後退でリスクオフ
18日のニューヨーク外為市場でドル・円は、103円22銭まで下落後、103円48銭まで上昇し、103円32銭で引けた。追加経済対策について、与野党の意見は分かれたとの報道で合意成立に不透明感が広がり、ドルは弱含んだが、11月景気先行指数が予想を上回るとドル買いが再燃した。
ユーロ・ドルは1.2261ドルから1.2226ドルまで下落し、1.2258ドルで引けた。ユーロ・円は126円70銭から126円39銭まで下落。米追加経済対策成立に不透明感が再燃し、リスク選好の円売りが後退。ポンド・ドルは1.3527ドルから1.3472ドルまで下落。英国と欧州連合(EU)の通商交渉で、ジョンソン英首相や欧州委員会のフォンデアライエン委員長が依然大きな相違があることを明らかにし、EUがジョンソン首相に最後通告を提示したとの報道で、合意ない英国のEU離脱を警戒してポンド売りが優勢となった。ドル・スイスは0.8868フランまで上昇後、0.8829フランまで下落した。
■NY原油:続伸、世界経済の早期正常化への期待持続
18日のNY原油先物2月限は続伸(NYMEX原油2月限終値:49.24 ↑0.70)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物2月限は、前営業日比+0.70ドルの1バレル=49.24ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは48.27ドル−49.43ドル。通常取引の終値ベースで5営業日連続の上昇を記録した。ワクチン接種の増加によって世界経済が正常化に向かう時期が早まるとの見方は維持されており、需要増加への期待でポジション調整的な買いが入ったようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 28.67ドル -0.16ドル(-0.55%)
モルガン・スタンレー(MS) 64.18ドル -0.49ドル(-0.76%)
ゴールドマン・サックス(GS)242.13ドル -2.30ドル(-0.94%)
インテル(INTC) 47.46ドル -3.19ドル(-6.30%)
アップル(AAPL) 126.66ドル -2.05ドル(-1.59%)
アルファベット(GOOG) 1731.01ドル -16.89ドル(-0.97%)
フェイスブック(FB) 276.40ドル +1.92ドル(+0.70%)
キャタピラー(CAT) 180.96ドル +1.79ドル(+1.00%)
アルコア(AA) 22.01ドル -0.17ドル(-0.77%)
ウォルマート(WMT) 145.95ドル -0.15ドル(-0.10%)
<ST>
ダウ平均は124.32ドル安の30179.05ドル、ナスダックは9.11ポイント安の12755.64ポイントで取引を終了した。
追加経済対策で連邦準備制度理事会(FRB)の緊急融資プログラムに絡んだ予算を巡り与野党の意見が食い違っているとの報道で成立に不透明感が再燃し寄り付き後、下落した。国家核安全保障局(NNSA)を含む複数の連邦政府機関が大規模サイバー攻撃を受けたことも警戒感に繋がった。引けにかけては、S&P500種指数のリバランスやクアドルプル・ウィッチングで、オプション、先物の期日に絡んだ調整取引に下げ幅を縮小した。セクター別では、エネルギーや不動産が下落した一方、商業・専門サービスが上昇。
電気自動車メーカ?のテスラ(TSLA)は21日のS&P500種株価指数の構成銘柄への採用を控え、同指数に連動するファンドの買いが広がり上昇。バイオのモデルナ(MRNA)は米食品医薬品局(FDA)が同社の新型コロナワクチンの緊急使用を勧告したことを受けて利益確定売りが強まり下落した。半導体のインテル(INTC)は、ソフトウェアメーカーのマイクロソフト(MSFT)が自社製のチップを開発しているとの報道が嫌気され下落した。
航空会社のユナイテッド(UAL)はボーイング737マックス機の運航を来年2月11日に再開すると発表した。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:米追加経済対策成立への思惑後退でリスクオフ
18日のニューヨーク外為市場でドル・円は、103円22銭まで下落後、103円48銭まで上昇し、103円32銭で引けた。追加経済対策について、与野党の意見は分かれたとの報道で合意成立に不透明感が広がり、ドルは弱含んだが、11月景気先行指数が予想を上回るとドル買いが再燃した。
ユーロ・ドルは1.2261ドルから1.2226ドルまで下落し、1.2258ドルで引けた。ユーロ・円は126円70銭から126円39銭まで下落。米追加経済対策成立に不透明感が再燃し、リスク選好の円売りが後退。ポンド・ドルは1.3527ドルから1.3472ドルまで下落。英国と欧州連合(EU)の通商交渉で、ジョンソン英首相や欧州委員会のフォンデアライエン委員長が依然大きな相違があることを明らかにし、EUがジョンソン首相に最後通告を提示したとの報道で、合意ない英国のEU離脱を警戒してポンド売りが優勢となった。ドル・スイスは0.8868フランまで上昇後、0.8829フランまで下落した。
■NY原油:続伸、世界経済の早期正常化への期待持続
18日のNY原油先物2月限は続伸(NYMEX原油2月限終値:49.24 ↑0.70)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物2月限は、前営業日比+0.70ドルの1バレル=49.24ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは48.27ドル−49.43ドル。通常取引の終値ベースで5営業日連続の上昇を記録した。ワクチン接種の増加によって世界経済が正常化に向かう時期が早まるとの見方は維持されており、需要増加への期待でポジション調整的な買いが入ったようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 28.67ドル -0.16ドル(-0.55%)
モルガン・スタンレー(MS) 64.18ドル -0.49ドル(-0.76%)
ゴールドマン・サックス(GS)242.13ドル -2.30ドル(-0.94%)
インテル(INTC) 47.46ドル -3.19ドル(-6.30%)
アップル(AAPL) 126.66ドル -2.05ドル(-1.59%)
アルファベット(GOOG) 1731.01ドル -16.89ドル(-0.97%)
フェイスブック(FB) 276.40ドル +1.92ドル(+0.70%)
キャタピラー(CAT) 180.96ドル +1.79ドル(+1.00%)
アルコア(AA) 22.01ドル -0.17ドル(-0.77%)
ウォルマート(WMT) 145.95ドル -0.15ドル(-0.10%)
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