12日の米国市場ダイジェスト:NYダウ60ドル高、根強い大規模財政支援期待
[21/01/13]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ60ドル高、根強い大規模財政支援期待
米国株式相場は反発。ダウ平均は60.00ドル高の31068.69ドル、ナスダックは36.00ポイントの13072.43ポイントで取引を終了した。ワクチン普及期待や予想を上回った雇用関連指標を好感し寄り付き後上昇した。下院によるトランプ大統領の弾劾訴追決議案採決を控えた政局不安や金利の上昇を警戒し利益確定売りに一時下落に転じた。しかし、バイデン政権下での大規模財政支援策への期待も根強く底堅く推移し、引けにかけては上げ幅を拡大した。セクター別では自動車・自動車部品、エネルギーが上昇した一方で、メディア・娯楽、医薬品・バイオテクが下落。
金利の上昇で金融のゴールドマンサックス(GS)やJPモルガン(JPM)はそれぞれ上昇。自動車メーカーのゼネラル・モーターズ(GM)は商用電気自動車の新ブランドを立ち上げ、デリバリートラックを物流大手のフェデックス(FDX)に供給することを発表し上昇した。小売りのウォールマート(WMT)はベンチャーのリビット・キャピタルと提携し、フィンテック企業を設立すると発表し上昇。食品小売りのアルバートソンズ(ACI)は予想を上回った第3四半期決算を好感し上昇した。一方、オンライン保険のレモネード(LMND)は公募・売り出し計画を発表し下落。
次期財務長官に指名されたイエレン氏は19日に承認公聴会を予定している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米長期金利上げ渋りでドル弱含み
12日のニューヨーク外為市場でドル・円は、104円33銭まで上昇後、103円72銭まで反落し、103円75銭で引けた。予想を上回った11月JOLT求人件数を受けた利回りの上昇に伴うドル買いが強まったのち、10年債入札終了後に利回りが低下したため、ドル売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは1.2137ドルまで下落後、1.2210ドルまで上昇し、1.2208ドルで引けた。メルケル独首相は「厳格なロックダウンを長期化する可能性がある」との見方を伝えたが、米長期金利の上げ渋りを受けたドル売りが優勢となった。ユーロ・円は126円58銭まで弱含んだのち、126円77銭まで反発。ポンド・ドルは1.3580ドルから1.3670ドルまで上昇した。英中央銀行ベイリー総裁はマイナス金利には多くの問題があるとの見解を示したため、マイナス金利導入の思惑は後退し、ポンド買いが優勢となった。ドル・スイスは0.8908フランまで強含んだのち、0.8861フランまで反落した。
■NY原油:堅調推移で53.21ドル、需給悪化の懸念和らぐ
NY原油先物2月限は堅調推移(NYMEX原油2月限終値:53.21 ↑0.96)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物2月限は、前営業日比+0.96ドルの1バレル=53.21ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは52.07ドル−53.28ドル。ロンドン市場で53.26ドルまで買われた後、ニューヨーク市場の序盤にかけて52.52ドルまで下落したが、需給悪化の懸念は緩和されており、通常取引終了後の時間外取引で53.28ドルまで上昇した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 33.66ドル +0.59ドル(+1.78%)
モルガン・スタンレー(MS) 75.80ドル -0.26ドル(-0.34%)
ゴールドマン・サックス(GS)302.21ドル +8.38ドル(+2.85%)
インテル(INTC) 53.24ドル +1.70ドル(+3.30%)
アップル(AAPL) 128.80ドル -0.18ドル(-0.14%)
アルファベット(GOOG) 1746.55ドル -20.17ドル(-1.14%)
フェイスブック(FB) 251.09ドル -5.75ドル(-2.24%)
キャタピラー(CAT) 197.54ドル +3.68ドル(+1.90%)
アルコア(AA) 25.08ドル +0.52ドル(+2.12%)
ウォルマート(WMT) 148.97ドル +1.68ドル(+1.14%)
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米国株式相場は反発。ダウ平均は60.00ドル高の31068.69ドル、ナスダックは36.00ポイントの13072.43ポイントで取引を終了した。ワクチン普及期待や予想を上回った雇用関連指標を好感し寄り付き後上昇した。下院によるトランプ大統領の弾劾訴追決議案採決を控えた政局不安や金利の上昇を警戒し利益確定売りに一時下落に転じた。しかし、バイデン政権下での大規模財政支援策への期待も根強く底堅く推移し、引けにかけては上げ幅を拡大した。セクター別では自動車・自動車部品、エネルギーが上昇した一方で、メディア・娯楽、医薬品・バイオテクが下落。
金利の上昇で金融のゴールドマンサックス(GS)やJPモルガン(JPM)はそれぞれ上昇。自動車メーカーのゼネラル・モーターズ(GM)は商用電気自動車の新ブランドを立ち上げ、デリバリートラックを物流大手のフェデックス(FDX)に供給することを発表し上昇した。小売りのウォールマート(WMT)はベンチャーのリビット・キャピタルと提携し、フィンテック企業を設立すると発表し上昇。食品小売りのアルバートソンズ(ACI)は予想を上回った第3四半期決算を好感し上昇した。一方、オンライン保険のレモネード(LMND)は公募・売り出し計画を発表し下落。
次期財務長官に指名されたイエレン氏は19日に承認公聴会を予定している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米長期金利上げ渋りでドル弱含み
12日のニューヨーク外為市場でドル・円は、104円33銭まで上昇後、103円72銭まで反落し、103円75銭で引けた。予想を上回った11月JOLT求人件数を受けた利回りの上昇に伴うドル買いが強まったのち、10年債入札終了後に利回りが低下したため、ドル売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは1.2137ドルまで下落後、1.2210ドルまで上昇し、1.2208ドルで引けた。メルケル独首相は「厳格なロックダウンを長期化する可能性がある」との見方を伝えたが、米長期金利の上げ渋りを受けたドル売りが優勢となった。ユーロ・円は126円58銭まで弱含んだのち、126円77銭まで反発。ポンド・ドルは1.3580ドルから1.3670ドルまで上昇した。英中央銀行ベイリー総裁はマイナス金利には多くの問題があるとの見解を示したため、マイナス金利導入の思惑は後退し、ポンド買いが優勢となった。ドル・スイスは0.8908フランまで強含んだのち、0.8861フランまで反落した。
■NY原油:堅調推移で53.21ドル、需給悪化の懸念和らぐ
NY原油先物2月限は堅調推移(NYMEX原油2月限終値:53.21 ↑0.96)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物2月限は、前営業日比+0.96ドルの1バレル=53.21ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは52.07ドル−53.28ドル。ロンドン市場で53.26ドルまで買われた後、ニューヨーク市場の序盤にかけて52.52ドルまで下落したが、需給悪化の懸念は緩和されており、通常取引終了後の時間外取引で53.28ドルまで上昇した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 33.66ドル +0.59ドル(+1.78%)
モルガン・スタンレー(MS) 75.80ドル -0.26ドル(-0.34%)
ゴールドマン・サックス(GS)302.21ドル +8.38ドル(+2.85%)
インテル(INTC) 53.24ドル +1.70ドル(+3.30%)
アップル(AAPL) 128.80ドル -0.18ドル(-0.14%)
アルファベット(GOOG) 1746.55ドル -20.17ドル(-1.14%)
フェイスブック(FB) 251.09ドル -5.75ドル(-2.24%)
キャタピラー(CAT) 197.54ドル +3.68ドル(+1.90%)
アルコア(AA) 25.08ドル +0.52ドル(+2.12%)
ウォルマート(WMT) 148.97ドル +1.68ドル(+1.14%)
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