26日の米国市場ダイジェスト:NYダウ22ドル安、利益確定売りに押される
[21/01/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ22ドル安、利益確定売りに押される
米国株式相場は下落。ダウ平均は22.96ドル安の30937.04ドル、ナスダックは9.93ポイント安の13626.07ポイントで取引を終了した。バイデン大統領がワクチン普及ペースを加速させる計画を発表、夏までに集団免疫を目指しているとしたほか、追加経済対策を巡り共和党との交渉にも前向きな姿勢を示したため寄り付き後上昇した。ただ、史上高値付近からは利益確定の売り意欲も強く引けにかけて、下落に転じた。セクター別では食・生活必需品小売りが上昇した一方で、エネルギーが下落。
ヘルスケアのジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)は予想を上回った決算が好感されたほか、新型コロナウイルスワクチンの最終治験結果を間もなく発表することを明らかにし上昇した。代替肉メーカーのビヨンド・ミート(BYND)は飲料メーカーのペプシコ(PEP)との合弁事業を発表し急伸。また、短文投稿サイトのツィッター(TWTR)は、新興メールマガ新会社のレビュー買収を発表し上昇した。ソーシャルネットワーキングサービス運営のフェイスブック(FB)はアナリストによる目標株価引き上げが好感され上昇。一方で、石油会社エクソンモービル(XOM)やシェブロン(CVX)は、バイデン政権が進める環境・エネルギー政策を受けてS&Pが格付けの引き下げを警告したため軒並み下落した。
取引終了後、ITのマイクロソフト(MSFT)は2021会計年度の第2四半期決算を発表。収入が市場予想を上回り、時間外取引で急伸している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:景気回復への期待でポンド強含み
26日のニューヨーク外為市場でドル・円は、103円74銭から103円56銭まで下落し、103円62銭で引けた。欧州通貨高を受けたドル売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは1.2176ドルまで上昇後、1.2140ドルまで反落し、1.2162ドルで引けた。フランス中銀総裁のユーロ高けん制発言や、関係筋の話として欧州中央銀行(ECB)が米金融政策との違いがユーロ高につながっているかどうかを調査すると報じられたことが警戒され、ユーロ買いは一服した。ユーロ・円は126円16銭まで上昇後、125円89銭まで下げた。国際通貨基金(IMF)が2021年の世界経済成長見通しを上方修正したことが好感され、リスク選好の円売りが一時優勢となった。ポンド・ドルは1.3688ドルから1.3744ドルまで上昇した。英国の隔離計画は景気回復を助けるとの見方でポンド買いが再燃した模様。ドル・スイスは0.8887フランから0.8861フランまで下落した。
■NY原油:弱含みで52.61ドル、利益確定を狙った売りが入る
NY原油先物3月限は弱含み(NYMEX原油3月限終値:52.61 ↓0.16)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は、前営業日比-0.16ドルの52.61ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは52.29ドル−53.25ドル。アジア市場で52.29ドルまで売られた後、ニューヨーク市場の序盤にかけて53.25ドルまで戻した。しかしながら、利益確定を狙った売りが増えたことによって、原油先物は伸び悩み、52.40ドルまで下げている。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 30.94ドル -0.22ドル(-0.71%)
モルガン・スタンレー(MS) 71.21ドル -1.17ドル(-1.62%)
ゴールドマン・サックス(GS)281.76ドル -1.28ドル(-0.45%)
インテル(INTC) 55.21ドル -0.23ドル(-0.41%)
アップル(AAPL) 143.16ドル +0.24ドル(+0.17%)
アルファベット(GOOG) 1917.24ドル +17.84ドル(+0.94%)
フェイスブック(FB) 282.05ドル +4.04ドル(+1.45%)
キャタピラー(CAT) 187.21ドル -0.13ドル(-0.07%)
アルコア(AA) 18.56ドル -0.78ドル(-4.03%)
ウォルマート(WMT) 147.51ドル +1.31ドル(+0.90%)
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米国株式相場は下落。ダウ平均は22.96ドル安の30937.04ドル、ナスダックは9.93ポイント安の13626.07ポイントで取引を終了した。バイデン大統領がワクチン普及ペースを加速させる計画を発表、夏までに集団免疫を目指しているとしたほか、追加経済対策を巡り共和党との交渉にも前向きな姿勢を示したため寄り付き後上昇した。ただ、史上高値付近からは利益確定の売り意欲も強く引けにかけて、下落に転じた。セクター別では食・生活必需品小売りが上昇した一方で、エネルギーが下落。
ヘルスケアのジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)は予想を上回った決算が好感されたほか、新型コロナウイルスワクチンの最終治験結果を間もなく発表することを明らかにし上昇した。代替肉メーカーのビヨンド・ミート(BYND)は飲料メーカーのペプシコ(PEP)との合弁事業を発表し急伸。また、短文投稿サイトのツィッター(TWTR)は、新興メールマガ新会社のレビュー買収を発表し上昇した。ソーシャルネットワーキングサービス運営のフェイスブック(FB)はアナリストによる目標株価引き上げが好感され上昇。一方で、石油会社エクソンモービル(XOM)やシェブロン(CVX)は、バイデン政権が進める環境・エネルギー政策を受けてS&Pが格付けの引き下げを警告したため軒並み下落した。
取引終了後、ITのマイクロソフト(MSFT)は2021会計年度の第2四半期決算を発表。収入が市場予想を上回り、時間外取引で急伸している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:景気回復への期待でポンド強含み
26日のニューヨーク外為市場でドル・円は、103円74銭から103円56銭まで下落し、103円62銭で引けた。欧州通貨高を受けたドル売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは1.2176ドルまで上昇後、1.2140ドルまで反落し、1.2162ドルで引けた。フランス中銀総裁のユーロ高けん制発言や、関係筋の話として欧州中央銀行(ECB)が米金融政策との違いがユーロ高につながっているかどうかを調査すると報じられたことが警戒され、ユーロ買いは一服した。ユーロ・円は126円16銭まで上昇後、125円89銭まで下げた。国際通貨基金(IMF)が2021年の世界経済成長見通しを上方修正したことが好感され、リスク選好の円売りが一時優勢となった。ポンド・ドルは1.3688ドルから1.3744ドルまで上昇した。英国の隔離計画は景気回復を助けるとの見方でポンド買いが再燃した模様。ドル・スイスは0.8887フランから0.8861フランまで下落した。
■NY原油:弱含みで52.61ドル、利益確定を狙った売りが入る
NY原油先物3月限は弱含み(NYMEX原油3月限終値:52.61 ↓0.16)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は、前営業日比-0.16ドルの52.61ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは52.29ドル−53.25ドル。アジア市場で52.29ドルまで売られた後、ニューヨーク市場の序盤にかけて53.25ドルまで戻した。しかしながら、利益確定を狙った売りが増えたことによって、原油先物は伸び悩み、52.40ドルまで下げている。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 30.94ドル -0.22ドル(-0.71%)
モルガン・スタンレー(MS) 71.21ドル -1.17ドル(-1.62%)
ゴールドマン・サックス(GS)281.76ドル -1.28ドル(-0.45%)
インテル(INTC) 55.21ドル -0.23ドル(-0.41%)
アップル(AAPL) 143.16ドル +0.24ドル(+0.17%)
アルファベット(GOOG) 1917.24ドル +17.84ドル(+0.94%)
フェイスブック(FB) 282.05ドル +4.04ドル(+1.45%)
キャタピラー(CAT) 187.21ドル -0.13ドル(-0.07%)
アルコア(AA) 18.56ドル -0.78ドル(-4.03%)
ウォルマート(WMT) 147.51ドル +1.31ドル(+0.90%)
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