28日の米国市場ダイジェスト:NYダウ300ドル高、金融市場混乱への警戒感が後退
[21/01/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ300ドル高、金融市場混乱への警戒感が後退
米国株式相場は反発。ダウ平均は300.19ドル高の30603.36ドル、ナスダックは66.56ポイント高の13337.16ポイントで取引を終了した。一部投機の過熱を受け、証券取引委員会(SEC)が他の当局とともに進行中の市場動向を監視しているとの声明を出したほか、ペロシ下院議長が議会でも調査を進める方針を示したため、金融市場混乱への警戒感が後退し寄り付きから上昇した。投機色の後退で投資家の恐怖指数であるVIX指数も低下し、終日堅調に推移した。セクター別ではヘルスケア機器・サービス、各種金融が上昇した一方で、テクノロジー・ハード・機器が下落。
短期投機の対象となり急騰していたゲーム販売のゲームストップ(GME)や映画館運営のAMCエンターテインメント(AMC)、小売りチェーンのベッド・バス・アンド・ビヨンド(BBBY)はオンライン証券会社が取引を制限したため急落。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は第4四半期決算の一株当たり利益が予想を下回ったほか、本年の納車目標を示さなかったことが嫌気され下落した。また、携帯端末のアップル(AAPL)は好決算ながら、見通しが嫌気され下落。一方で、クレジットカード会社のマスターカード(MA)は好決算が好感され上昇した。航空会社のアメリカン(AAL)は第4四半期決算で予想ほど損失が膨らまず上昇。
クレジットカード会社のビザ(V)は取引終了後に発表した2021会計年度第1四半期決算で一株利益が予想を上回り時間外取引で上昇した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル上げ渋り、10-12月期米GDP速報値は予想を下回る
28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、104円46銭まで上昇後、104円17銭まで落し、104円24銭で引けた。米連邦準備制度理事会(FRB)の長期にわたる金融緩和を期待したリスク選好の円売りや米先週分新規失業保険申請件数が予想以上に減少したことを意識して、ドル買いが強まったが、10-12月期国内総生産(GDP)速報値や新築住宅販売件数は市場予想を下回り、ドル買いはやや縮小した。
ユーロ・ドルは1.2088ドルから1.2142ドルまで上昇し、1.2122ドルで引けた。ユーロ圏1月景況感指数やドイツの1月消費者物価指数速報値が予想を上回り、ユーロ買いが優勢となった。ユーロ・円は126円19銭から126円67銭まで上昇。米連邦準備制度理事会(FRB)が長期にわたり金融緩和を維持するとの見方でリスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは1.3640ドルから1.3746ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.8919フランまで上昇後、0.8870フランまで反落した。
■NY原油:反落、不安定な米国株式を嫌気した売りが入る
28日のNY原油先物3月限は反落(NYMEX原油3月限終値:52.34 ↓0.51)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は、前営業日比-0.51ドルの52.34ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは52.20ドル−53.58ドル。ニューヨーク市場の序盤にかけて53.58ドルまで買われたが、不安定な米国株式相場やドル高継続を意識して原油先物は52.20ドルまで反落。通常取引終了後の時間外取引で下げ幅はやや縮小したが、52ドル台半ば近辺で上げ渋った。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 30.32ドル +0.49ドル(+1.64%)
モルガン・スタンレー(MS) 69.32ドル +1.25ドル(+1.84%)
ゴールドマン・サックス(GS)275.02ドル +1.69ドル(+0.62%)
インテル(INTC) 56.07ドル +2.48ドル(+4.62%)
アップル(AAPL) 137.09ドル -4.97ドル(-3.50%)
アルファベット(GOOG) 1863.11ドル +32.32ドル(+1.77%)
フェイスブック(FB) 265.00ドル -7.14ドル(-2.62%)
キャタピラー(CAT) 184.34ドル +3.71ドル(+2.05%)
アルコア(AA) 18.50ドル -0.16ドル(-0.86%)
ウォルマート(WMT) 143.75ドル -0.09ドル(-0.06%)
<ST>
米国株式相場は反発。ダウ平均は300.19ドル高の30603.36ドル、ナスダックは66.56ポイント高の13337.16ポイントで取引を終了した。一部投機の過熱を受け、証券取引委員会(SEC)が他の当局とともに進行中の市場動向を監視しているとの声明を出したほか、ペロシ下院議長が議会でも調査を進める方針を示したため、金融市場混乱への警戒感が後退し寄り付きから上昇した。投機色の後退で投資家の恐怖指数であるVIX指数も低下し、終日堅調に推移した。セクター別ではヘルスケア機器・サービス、各種金融が上昇した一方で、テクノロジー・ハード・機器が下落。
短期投機の対象となり急騰していたゲーム販売のゲームストップ(GME)や映画館運営のAMCエンターテインメント(AMC)、小売りチェーンのベッド・バス・アンド・ビヨンド(BBBY)はオンライン証券会社が取引を制限したため急落。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は第4四半期決算の一株当たり利益が予想を下回ったほか、本年の納車目標を示さなかったことが嫌気され下落した。また、携帯端末のアップル(AAPL)は好決算ながら、見通しが嫌気され下落。一方で、クレジットカード会社のマスターカード(MA)は好決算が好感され上昇した。航空会社のアメリカン(AAL)は第4四半期決算で予想ほど損失が膨らまず上昇。
クレジットカード会社のビザ(V)は取引終了後に発表した2021会計年度第1四半期決算で一株利益が予想を上回り時間外取引で上昇した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル上げ渋り、10-12月期米GDP速報値は予想を下回る
28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、104円46銭まで上昇後、104円17銭まで落し、104円24銭で引けた。米連邦準備制度理事会(FRB)の長期にわたる金融緩和を期待したリスク選好の円売りや米先週分新規失業保険申請件数が予想以上に減少したことを意識して、ドル買いが強まったが、10-12月期国内総生産(GDP)速報値や新築住宅販売件数は市場予想を下回り、ドル買いはやや縮小した。
ユーロ・ドルは1.2088ドルから1.2142ドルまで上昇し、1.2122ドルで引けた。ユーロ圏1月景況感指数やドイツの1月消費者物価指数速報値が予想を上回り、ユーロ買いが優勢となった。ユーロ・円は126円19銭から126円67銭まで上昇。米連邦準備制度理事会(FRB)が長期にわたり金融緩和を維持するとの見方でリスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは1.3640ドルから1.3746ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.8919フランまで上昇後、0.8870フランまで反落した。
■NY原油:反落、不安定な米国株式を嫌気した売りが入る
28日のNY原油先物3月限は反落(NYMEX原油3月限終値:52.34 ↓0.51)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は、前営業日比-0.51ドルの52.34ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは52.20ドル−53.58ドル。ニューヨーク市場の序盤にかけて53.58ドルまで買われたが、不安定な米国株式相場やドル高継続を意識して原油先物は52.20ドルまで反落。通常取引終了後の時間外取引で下げ幅はやや縮小したが、52ドル台半ば近辺で上げ渋った。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 30.32ドル +0.49ドル(+1.64%)
モルガン・スタンレー(MS) 69.32ドル +1.25ドル(+1.84%)
ゴールドマン・サックス(GS)275.02ドル +1.69ドル(+0.62%)
インテル(INTC) 56.07ドル +2.48ドル(+4.62%)
アップル(AAPL) 137.09ドル -4.97ドル(-3.50%)
アルファベット(GOOG) 1863.11ドル +32.32ドル(+1.77%)
フェイスブック(FB) 265.00ドル -7.14ドル(-2.62%)
キャタピラー(CAT) 184.34ドル +3.71ドル(+2.05%)
アルコア(AA) 18.50ドル -0.16ドル(-0.86%)
ウォルマート(WMT) 143.75ドル -0.09ドル(-0.06%)
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