米Q4ECI/12月コアPCE価格指数、予想上回りドル底堅い
[21/01/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
米労働省が発表した10-12月期雇用コスト指数(ECI)は前期比+0.7%と、予想外に伸びは7-9月期+0.5%から拡大した。1−3月期以来で最大の伸び。
同時刻に商務省が発表した12月個人所得は前月比+0.6%と、9月来のプラスに改善し伸びは予想+0.1%を上回った。12月個人消費支出(PCE)は前月比−0.2%と、11月−0.7%に続き2カ月連続のマイナスとなった。連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指数として注視している12月コアPCE価格指数は前年比+1.5%。伸びは10月+1.4%から鈍化予想に反して拡大し9月来で最大となった。しかし、FRBのインフレ目標2%は下回ったまま。
予想を上回った結果を受けてドル買いが優勢となった。ドル・円は104円63銭から104円78銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.2152ドルから1.2147ドルへ弱含んだ。
【経済指標】
・米・10-12月期雇用コスト指数:前期比+0.7%(予想:+0.5%、7-9月期:+0.5%)
・米・12月コアPCE価格指数:前年比+1.5%(予想:+1.3%、10月:+1.4%)
・米・12月個人所得:前月比+0.6%(予想:+0.1%、11月:-1.3%←-1.1%)
・米・12月個人消費支出:前月比−0.2%(予想:-0.4%、11月:−0.7%←-0.4%)
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