英ポンド週間見通し:上げ渋りか、英中銀の金融政策は現状維持の公算
[21/01/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■堅調推移、一時144円に接近
今週のポンド・円は堅調推移。英国における都市封鎖期間は3月上旬まで延長されることから、経済活動の停滞を警戒したポンド売り・円買いが観測された。しかしながら、米ドル・円相場が円安方向に振れたことや、英中央銀行によるマイナス金利導入の可能性は引き続き低いとみられていることから、ポンド買い・円売りが優勢となり、対円レートは一時144円に接近した。取引レンジ:141円29銭−143円96銭。
■上げ渋りか、英中銀の金融政策は現状維持の公算
来週のポンド・円は上げ渋りか。ユーロ売り・米ドル買いが大幅に縮小する可能性は低いとみられており、ポンド・ドルの取引でもポンド売り・米ドル買いがやや強まる可能性がある。ただ、英中央銀行は2月3-4日開催の金融政策委員会(MPC)の会合で金融政策の現状維持を決定し、マイナス金利導入に改めて否定的な見解を表明すると予想されており、リスク回避的なポンド売り・円買いがただちに広がる可能性は低いとみられる。
○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・4日:英中央銀行MPCが金融政策発表
予想レンジ:141円50銭−144円50銭
<FA>
今週のポンド・円は堅調推移。英国における都市封鎖期間は3月上旬まで延長されることから、経済活動の停滞を警戒したポンド売り・円買いが観測された。しかしながら、米ドル・円相場が円安方向に振れたことや、英中央銀行によるマイナス金利導入の可能性は引き続き低いとみられていることから、ポンド買い・円売りが優勢となり、対円レートは一時144円に接近した。取引レンジ:141円29銭−143円96銭。
■上げ渋りか、英中銀の金融政策は現状維持の公算
来週のポンド・円は上げ渋りか。ユーロ売り・米ドル買いが大幅に縮小する可能性は低いとみられており、ポンド・ドルの取引でもポンド売り・米ドル買いがやや強まる可能性がある。ただ、英中央銀行は2月3-4日開催の金融政策委員会(MPC)の会合で金融政策の現状維持を決定し、マイナス金利導入に改めて否定的な見解を表明すると予想されており、リスク回避的なポンド売り・円買いがただちに広がる可能性は低いとみられる。
○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・4日:英中央銀行MPCが金融政策発表
予想レンジ:141円50銭−144円50銭
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