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ユーロ週間見通し:上げ渋りか、10-12月期ユーロ圏GDPなどが手掛かり材料に

注目トピックス 市況・概況
■強含み、ユーロ圏経済停滞は想定内との見方

今週のユーロ・ドルは、弱含み。週初に1.21ドル台後半まで買われたが、1月27日に1.20ドル台半ばまで売られた。ドイツ経済見通しの悪化や仏、オランダの中央銀行総裁がユーロ高への懸念を表明したことから、リスク回避的なユーロ売り・米ドル買いが優勢となった。米長期金利は下げ渋ったこともユーロ売り材料となった。取引レンジ:1.2059ドル-1.2183ドル。

■弱含みか、域内の回復期待後退やユーロ高けん制を警戒

来週のユーロ・ドルは弱含みか。10-12月期ユーロ圏域内総生産(GDP)や1月消費者物価指数など重要経済指標が発表される。経済規制強化の影響でユーロ圏の景気回復の遅れが明らかになった場合、ユーロ売りは継続する可能性がある。欧州中央銀行(ECB)当局者からのユーロ高けん制発言も、引き続きユーロ売り材料となる。

予想レンジ:1.2000ドル−1.2200ドル

■強含み、ECBは追加利下げに消極的との見方も

今週のユーロ・円は強含み。欧州中央銀行(ECB)のよるユーロ高けん制や、新型コロナウイルス対策のため欧米で規制が強化されことを懸念したユーロ売り・円買いが先行した。しかしながら、国際通貨基金(IMF)が世界経済成長見通しを上方修正したことや、米ドル・円相場が円安方向に振れたことによって、ユーロ買い・円売りが優勢となった。取引レンジ:125円60銭−127円34銭。

■上げ渋りか、10-12月期ユーロ圏GDPなどが手掛かり材料に

来週のユーロ・円は上げ渋りか。10-12月期ユーロ圏域内総生産(GDP)などの重要経済指標が手掛かり材料となりそうだ。経済規制強化による景気回復の遅れが鮮明になれば、リスク回避的なユーロ売り・円買いが強まる可能性がある。欧州中央銀行(ECB)はユーロ高を懸念しており、通貨高をけん制していることも、ユーロ売り材料になる。

○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・2日:10-12月期域内総生産(7-9月期:前年同期比-4.3%)
・2日:1月消費者物価コア指数(12月:前年比+0.2%)-6.1%)
・4日:12月小売売上高(11月:前月比-6.1%)

予想レンジ:125円00銭−127円50銭




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