3日の米国市場ダイジェスト:NYダウ36ドル高、経済対策への期待感が下支え
[21/02/04]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ36ドル高、経済対策への期待感が下支え
米国株式相場はまちまち。ダウ平均は36.12ドル高の30723.60ドル、ナスダックは2.23ポイント安の13610.54で取引を終了した。利益確定する売りが優勢となり寄り付き後、下落。その後、予想を上回ったADP雇用統計やISM非製造業景況指数を受けて下げ止まった。追加経済対策の早期実現への根強い期待や新型コロナワクチンの普及加速を期待した買いにダウは上昇に転じるも終日上値の重い展開となった。ナスダック総合指数は史上最高値付近で伸び悩んだ。セクター別では、エネルギーが大きく上昇した一方で、半導体・同製造装置が下落した。
検索サイトのグーグルを傘下にもつアルファベット(GOOG)は前日引け後に好決算を発表し上昇。石油会社のシェブロン(CVX)は原油高を追い風に上昇した。航空機メーカーのボーイング(BA)、クルーズ船運営のカーニバル(CCL)、旅行情報・予約サイト運営のエアビーアンドビー(ABNB)などは新型コロナウイルスの新規感染者数の減少で経済活動再開が進むとの期待にそれぞれ上昇。一方、決算と合わせて最高経営責任者(CEO)の交代を発表したオンライン小売のアマゾン(AMZN)は下落した。また、バイオ医薬品のアムジェン(AMGN)は、決算で通期の1株利益がアナリスト予想を下回ったため下落。オンライン決算のペイパル(PYPL)は引け後に発表した第4四半期決算が市場予想を上回り時間外取引で上昇している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米経済指標改善でドル・円は下げ渋る
3日のニューヨーク外為市場でドル・円は、104円97銭まで弱含んだのち、105円10銭まで上昇し、105円03銭で引けた。1月米ADP雇用統計は予想を上回ったことや、1月ISM非製造業景況指数が予想外に改善したことが好感された。バイデン米大統領が提示した大規模な追加経済対策が成立する可能性が高まったことも材料視されたようだ。
ユーロ・ドルは1.2004ドルまで下落後、1.2037ドルまで上昇し、1.2035ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)のドラギ前総裁が伊組閣の要請を受諾し、政局不安が後退したことから、ユーロは下げ渋った。ユーロ・円は126円15銭まで下落後、126円43銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3625ドルから1.3669ドルまで上昇。ジョンソン英首相は全国的なロックダウンを緩和する可能性を示唆したことが好感され、ポンド買いが強まった。ドル・スイスは0.8981フランから0.9003フランまで上昇した。
■NY原油:続伸で55.69ドル、株価反転などを意識した買いが入る
NY原油先物3月限は続伸(NYMEX原油3月限終値:55.69 ↑0.93)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は、前営業日比+0.93ドルの55.69ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは54.81ドル−56.33ドル。アジア市場で54.81ドルまで下げた後、反転。ニューヨーク市場の中盤にかけて56.33ドルまでじり高となった。ユーロ安が一服したことや米国株式の反転を意識した買いが入ったようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 31.58ドル +0.55ドル(+1.77%)
モルガン・スタンレー(MS) 70.60ドル -0.35ドル(-0.49%)
ゴールドマン・サックス(GS)288.55ドル +1.58ドル(+0.55%)
インテル(INTC) 57.68ドル -0.32ドル(-0.55%)
アップル(AAPL) 133.94ドル -1.05ドル(-0.78%)
アルファベット(GOOG) 2070.07ドル +142.56ドル(+7.40%)
フェイスブック(FB) 266.65ドル -0.43ドル(-0.16%)
キャタピラー(CAT) 191.45ドル -1.05ドル(-0.55%)
アルコア(AA) 19.90ドル +0.79ドル(+4.13%)
ウォルマート(WMT) 141.20ドル +0.43ドル(+0.31%)
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米国株式相場はまちまち。ダウ平均は36.12ドル高の30723.60ドル、ナスダックは2.23ポイント安の13610.54で取引を終了した。利益確定する売りが優勢となり寄り付き後、下落。その後、予想を上回ったADP雇用統計やISM非製造業景況指数を受けて下げ止まった。追加経済対策の早期実現への根強い期待や新型コロナワクチンの普及加速を期待した買いにダウは上昇に転じるも終日上値の重い展開となった。ナスダック総合指数は史上最高値付近で伸び悩んだ。セクター別では、エネルギーが大きく上昇した一方で、半導体・同製造装置が下落した。
検索サイトのグーグルを傘下にもつアルファベット(GOOG)は前日引け後に好決算を発表し上昇。石油会社のシェブロン(CVX)は原油高を追い風に上昇した。航空機メーカーのボーイング(BA)、クルーズ船運営のカーニバル(CCL)、旅行情報・予約サイト運営のエアビーアンドビー(ABNB)などは新型コロナウイルスの新規感染者数の減少で経済活動再開が進むとの期待にそれぞれ上昇。一方、決算と合わせて最高経営責任者(CEO)の交代を発表したオンライン小売のアマゾン(AMZN)は下落した。また、バイオ医薬品のアムジェン(AMGN)は、決算で通期の1株利益がアナリスト予想を下回ったため下落。オンライン決算のペイパル(PYPL)は引け後に発表した第4四半期決算が市場予想を上回り時間外取引で上昇している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米経済指標改善でドル・円は下げ渋る
3日のニューヨーク外為市場でドル・円は、104円97銭まで弱含んだのち、105円10銭まで上昇し、105円03銭で引けた。1月米ADP雇用統計は予想を上回ったことや、1月ISM非製造業景況指数が予想外に改善したことが好感された。バイデン米大統領が提示した大規模な追加経済対策が成立する可能性が高まったことも材料視されたようだ。
ユーロ・ドルは1.2004ドルまで下落後、1.2037ドルまで上昇し、1.2035ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)のドラギ前総裁が伊組閣の要請を受諾し、政局不安が後退したことから、ユーロは下げ渋った。ユーロ・円は126円15銭まで下落後、126円43銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3625ドルから1.3669ドルまで上昇。ジョンソン英首相は全国的なロックダウンを緩和する可能性を示唆したことが好感され、ポンド買いが強まった。ドル・スイスは0.8981フランから0.9003フランまで上昇した。
■NY原油:続伸で55.69ドル、株価反転などを意識した買いが入る
NY原油先物3月限は続伸(NYMEX原油3月限終値:55.69 ↑0.93)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は、前営業日比+0.93ドルの55.69ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは54.81ドル−56.33ドル。アジア市場で54.81ドルまで下げた後、反転。ニューヨーク市場の中盤にかけて56.33ドルまでじり高となった。ユーロ安が一服したことや米国株式の反転を意識した買いが入ったようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 31.58ドル +0.55ドル(+1.77%)
モルガン・スタンレー(MS) 70.60ドル -0.35ドル(-0.49%)
ゴールドマン・サックス(GS)288.55ドル +1.58ドル(+0.55%)
インテル(INTC) 57.68ドル -0.32ドル(-0.55%)
アップル(AAPL) 133.94ドル -1.05ドル(-0.78%)
アルファベット(GOOG) 2070.07ドル +142.56ドル(+7.40%)
フェイスブック(FB) 266.65ドル -0.43ドル(-0.16%)
キャタピラー(CAT) 191.45ドル -1.05ドル(-0.55%)
アルコア(AA) 19.90ドル +0.79ドル(+4.13%)
ウォルマート(WMT) 141.20ドル +0.43ドル(+0.31%)
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