前場に注目すべき3つのポイント〜ワクチン期待がより押し目買い意欲につながる〜
[21/02/16]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
16日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:ワクチン期待がより押し目買い意欲につながる
■リクルートHD、21/3上方修正 営業利益1512.99億円←1117.29億円
■前場の注目材料:マツダ、EV受注好調
■ワクチン期待がより押し目買い意欲につながる
16日の日本株市場は、引き続き堅調な相場展開が見込まれる。15日の米国市場はプレジデンツデーの祝日で休場だったことから手掛かり材料に欠ける面があるほか、海外勢のフローか限られるだろうが、ワクチン接種が開始されることによる経済活動が進むとの見方が押し目買いを強めそうである。英国では1500万人のワクチン接種が達成されたのを受けてFTSE100指数は2%を超える上昇となったほか、グローベックスの米株先物の強い値動きなども支援材料になる。
日経225先物はナイトセッションで3万円処での底堅さが意識され、清算値は30230円だった。これにサヤ寄せする形から買いが先行するとみられ、過熱警戒から上値を抑えられたとしても、3万円を支持線とした押し目買い意欲は強そうである。また、世界保健機関(WHO)は英アストラゼネカとオックスフォード大学が共同開発したワクチンの緊急使用を承認したと伝わっていることも手掛かり材料になりそうである。
昨日は10-12月の国内総生産(GDP)が予想を上回ったことを材料視する動きがみられていた。1-3月については、再びマイナスに転じることが懸念されているものの、実体経済の回復には、17日から始まるワクチンの接種を円滑に進められるかが、カギを握るとみられていることもあり、ワクチン期待がより押し目買い意欲につながりそうである。
物色の流れとしてはインデックス主導に向かいやすく、昨日の流れからは日経225型が優位になりそうである。ワクチン接種が始まることから景気敏感株や割安感の強い銘柄への見直す動きも続きそうである。また、中小型株についてはマザーズ指数が直近戻り高値を捉えてきたことにより、明確に上放れてくるようであれば指数寄与度の大きい時価総額上位銘柄などに個人主体の値幅取り狙いの資金が集中しやすいだろう。
■リクルートHD、21/3上方修正 営業利益1512.99億円←1117.29億円
リクルートHD<6098>は2021年3月期業績予想の修正を発表。営業利益は従来の1117.29億円から1512.29億円に上方修正している。コンセンサス(1440億円程度)を上回る。主力の求人検索サイト「インディード」を含む「HRテクノロジー」事業の伸びが想定を上回った。第3四半期決算は、売上収益が前年同期比8.5%減の1兆6561.99億円、営業利益が同32.5%減の1433.18億円、純利益が同29.4%減の1175.83億円だった。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(30084.15、+564.08)
・大阪夜間取引の日経225先物は上昇(30230、大阪日中比+130)
・1ドル105円30-40銭
・日銀のETF購入
・海外コロナ向けワクチン接種の進展
・世界的金融緩和の長期化
・マツダ<7261>EV受注好調
・日産自<7201>アップル、日産に接近、EV開発提携至らず
・双日<2768>ロイヤルHDに100億円出資
・エフテック<7212>中国工場増強、足回り部品を安定供給
・フタバ産業<7241>岩手・平泉に新工場、来年4月稼働
・デンソー<6902>東広島工場、デンソー九州に移管
・DMG森精機<6141>テスト加工をデジタル化、5軸・複合機で最短2日
・日新電機<6641>前橋に新工場、ガス絶縁開閉装置5割増
・TDK<6762>電源の国内生産拡大、BCPで柔軟体制
・住友電工<5802>米で大型定置用蓄電池実証、平常・災害時の併用運転
・シスメックス<6869>ポルトガル事業を直販体制に移行
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・09:30 豪準備銀行2月理事会議事要旨
<ST>
■株式見通し:ワクチン期待がより押し目買い意欲につながる
■リクルートHD、21/3上方修正 営業利益1512.99億円←1117.29億円
■前場の注目材料:マツダ、EV受注好調
■ワクチン期待がより押し目買い意欲につながる
16日の日本株市場は、引き続き堅調な相場展開が見込まれる。15日の米国市場はプレジデンツデーの祝日で休場だったことから手掛かり材料に欠ける面があるほか、海外勢のフローか限られるだろうが、ワクチン接種が開始されることによる経済活動が進むとの見方が押し目買いを強めそうである。英国では1500万人のワクチン接種が達成されたのを受けてFTSE100指数は2%を超える上昇となったほか、グローベックスの米株先物の強い値動きなども支援材料になる。
日経225先物はナイトセッションで3万円処での底堅さが意識され、清算値は30230円だった。これにサヤ寄せする形から買いが先行するとみられ、過熱警戒から上値を抑えられたとしても、3万円を支持線とした押し目買い意欲は強そうである。また、世界保健機関(WHO)は英アストラゼネカとオックスフォード大学が共同開発したワクチンの緊急使用を承認したと伝わっていることも手掛かり材料になりそうである。
昨日は10-12月の国内総生産(GDP)が予想を上回ったことを材料視する動きがみられていた。1-3月については、再びマイナスに転じることが懸念されているものの、実体経済の回復には、17日から始まるワクチンの接種を円滑に進められるかが、カギを握るとみられていることもあり、ワクチン期待がより押し目買い意欲につながりそうである。
物色の流れとしてはインデックス主導に向かいやすく、昨日の流れからは日経225型が優位になりそうである。ワクチン接種が始まることから景気敏感株や割安感の強い銘柄への見直す動きも続きそうである。また、中小型株についてはマザーズ指数が直近戻り高値を捉えてきたことにより、明確に上放れてくるようであれば指数寄与度の大きい時価総額上位銘柄などに個人主体の値幅取り狙いの資金が集中しやすいだろう。
■リクルートHD、21/3上方修正 営業利益1512.99億円←1117.29億円
リクルートHD<6098>は2021年3月期業績予想の修正を発表。営業利益は従来の1117.29億円から1512.29億円に上方修正している。コンセンサス(1440億円程度)を上回る。主力の求人検索サイト「インディード」を含む「HRテクノロジー」事業の伸びが想定を上回った。第3四半期決算は、売上収益が前年同期比8.5%減の1兆6561.99億円、営業利益が同32.5%減の1433.18億円、純利益が同29.4%減の1175.83億円だった。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(30084.15、+564.08)
・大阪夜間取引の日経225先物は上昇(30230、大阪日中比+130)
・1ドル105円30-40銭
・日銀のETF購入
・海外コロナ向けワクチン接種の進展
・世界的金融緩和の長期化
・マツダ<7261>EV受注好調
・日産自<7201>アップル、日産に接近、EV開発提携至らず
・双日<2768>ロイヤルHDに100億円出資
・エフテック<7212>中国工場増強、足回り部品を安定供給
・フタバ産業<7241>岩手・平泉に新工場、来年4月稼働
・デンソー<6902>東広島工場、デンソー九州に移管
・DMG森精機<6141>テスト加工をデジタル化、5軸・複合機で最短2日
・日新電機<6641>前橋に新工場、ガス絶縁開閉装置5割増
・TDK<6762>電源の国内生産拡大、BCPで柔軟体制
・住友電工<5802>米で大型定置用蓄電池実証、平常・災害時の併用運転
・シスメックス<6869>ポルトガル事業を直販体制に移行
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・09:30 豪準備銀行2月理事会議事要旨
<ST>