18日の米国市場ダイジェスト:NYダウ119ドル安、労働市場の回復の鈍さを警戒
[21/02/19]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ119ドル安、労働市場の回復の鈍さを警戒
米国株式市場は下落。ダウ平均は119.68ドル安の31493.34ドル、ナスダックは100.14ポイント安の13865.36で取引を終了した。週次新規失業保険申請者数が予想を上回り、労働市場の回復の鈍さが嫌気され、寄り付き後、下落した。長期金利が高水準で推移していることも相場の重しとなっており、ハイテク株など割高感が意識されやすい銘柄を中心に売られた。終日軟調に推移するも、追加経済対策や新型コロナワクチンの普及への期待は根強く、下値は限定的となった。セクター別ではエネルギーや食・生活必需品小売りの下げが目立った一方、公益事業が上昇。
ディスカウント小売りのウォルマート(WMT)は、決算で最終赤字に転落したほか、来期の業績見通しがアナリスト予想を下回り下落。ビッグデータ分析のパランティア・テクノロジーズ(PLTR)はロックアップ期間が終了し、急落した。一方、前日引け後に決算を発表したアプリケーションソフトウエアのトゥイリオ(TWLO)は、売上高、1株損益がともに予想を上回ったことに加え、決算を受けた目標株価の引き上げが好感され急伸した。
米議会下院の金融サービス委員会で、ゲームストップ株問題に関する公聴会が開かれ、オンライン株式取引プラットフォームのロビンフッドやオンライン掲示板レディットのCEOに加えシタデル・セキュリティーズの創業者ケン・グリフィン氏などが乱高下の背景や規制のあり方について証言した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:雇用関連指標悪化でドルは伸び悩む
18日のニューヨーク外為市場でドル・円は、105円60銭まで下落後、105円88銭まで反発したが、欧米株安を嫌気して上げ渋り、105円67銭で引けた。この日発表された週次新規失業保険申請は予想外に増加したことや、1月住宅着工件数は市場予想を下回ったため、長期債利回りの上昇は一段落し、ドル売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは1.2062ドルまで下げた後、1.2095ドルまで反発し、1.2093ドルで引けた。米長期金利の上げ幅縮小でユーロ売りは一服した。ユーロ・円は127円62銭から127円81銭まで上昇したが、株安を意識して上げ渋った。ポンド・ドルは1.3986ドルまで上昇後、1.3927ドルまで反落した。ドル・スイスは0.8957フランから0.8980フランの範囲内で推移した。
■NY原油:反落で60.53ドル、欧米株安を意識した利食い売りが入る
NY原油先物4月限は反落(NYMEX原油4月限終値:60.53 ↓0.63)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は、前営業日比-0.63ドルの60.53ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは59.81ドル−62.29ドル。米国における原油生産の減少を受けてアジア市場で62.29ドルまで買われたが、欧米株安を嫌ってニューヨーク市場で60ドルを下回った。前日比で下げたのは1月29日以来。米エネルギー情報局(EIA)が公表した原油在庫は予想以上に減少したが、通常取引終了後の時間外取引で59.81ドルまで下げ幅は拡大している。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 34.19ドル -0.22ドル(-0.64%)
モルガン・スタンレー(MS) 74.83ドル -0.62ドル(-0.82%)
ゴールドマン・サックス(GS)309.90ドル -2.84ドル(-0.91%)
インテル(INTC) 61.61ドル -0.24ドル(-0.39%)
アップル(AAPL) 129.71ドル -1.13ドル(-0.86%)
アルファベット(GOOG) 2117.20ドル -11.11ドル(-0.52%)
フェイスブック(FB) 269.39ドル -4.18ドル(-1.53%)
キャタピラー(CAT) 199.92ドル -2.38ドル(-1.18%)
アルコア(AA) 21.12ドル -0.81ドル(-3.69%)
ウォルマート(WMT) 137.66ドル -9.54ドル(-6.48%)
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米国株式市場は下落。ダウ平均は119.68ドル安の31493.34ドル、ナスダックは100.14ポイント安の13865.36で取引を終了した。週次新規失業保険申請者数が予想を上回り、労働市場の回復の鈍さが嫌気され、寄り付き後、下落した。長期金利が高水準で推移していることも相場の重しとなっており、ハイテク株など割高感が意識されやすい銘柄を中心に売られた。終日軟調に推移するも、追加経済対策や新型コロナワクチンの普及への期待は根強く、下値は限定的となった。セクター別ではエネルギーや食・生活必需品小売りの下げが目立った一方、公益事業が上昇。
ディスカウント小売りのウォルマート(WMT)は、決算で最終赤字に転落したほか、来期の業績見通しがアナリスト予想を下回り下落。ビッグデータ分析のパランティア・テクノロジーズ(PLTR)はロックアップ期間が終了し、急落した。一方、前日引け後に決算を発表したアプリケーションソフトウエアのトゥイリオ(TWLO)は、売上高、1株損益がともに予想を上回ったことに加え、決算を受けた目標株価の引き上げが好感され急伸した。
米議会下院の金融サービス委員会で、ゲームストップ株問題に関する公聴会が開かれ、オンライン株式取引プラットフォームのロビンフッドやオンライン掲示板レディットのCEOに加えシタデル・セキュリティーズの創業者ケン・グリフィン氏などが乱高下の背景や規制のあり方について証言した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:雇用関連指標悪化でドルは伸び悩む
18日のニューヨーク外為市場でドル・円は、105円60銭まで下落後、105円88銭まで反発したが、欧米株安を嫌気して上げ渋り、105円67銭で引けた。この日発表された週次新規失業保険申請は予想外に増加したことや、1月住宅着工件数は市場予想を下回ったため、長期債利回りの上昇は一段落し、ドル売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは1.2062ドルまで下げた後、1.2095ドルまで反発し、1.2093ドルで引けた。米長期金利の上げ幅縮小でユーロ売りは一服した。ユーロ・円は127円62銭から127円81銭まで上昇したが、株安を意識して上げ渋った。ポンド・ドルは1.3986ドルまで上昇後、1.3927ドルまで反落した。ドル・スイスは0.8957フランから0.8980フランの範囲内で推移した。
■NY原油:反落で60.53ドル、欧米株安を意識した利食い売りが入る
NY原油先物4月限は反落(NYMEX原油4月限終値:60.53 ↓0.63)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は、前営業日比-0.63ドルの60.53ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは59.81ドル−62.29ドル。米国における原油生産の減少を受けてアジア市場で62.29ドルまで買われたが、欧米株安を嫌ってニューヨーク市場で60ドルを下回った。前日比で下げたのは1月29日以来。米エネルギー情報局(EIA)が公表した原油在庫は予想以上に減少したが、通常取引終了後の時間外取引で59.81ドルまで下げ幅は拡大している。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 34.19ドル -0.22ドル(-0.64%)
モルガン・スタンレー(MS) 74.83ドル -0.62ドル(-0.82%)
ゴールドマン・サックス(GS)309.90ドル -2.84ドル(-0.91%)
インテル(INTC) 61.61ドル -0.24ドル(-0.39%)
アップル(AAPL) 129.71ドル -1.13ドル(-0.86%)
アルファベット(GOOG) 2117.20ドル -11.11ドル(-0.52%)
フェイスブック(FB) 269.39ドル -4.18ドル(-1.53%)
キャタピラー(CAT) 199.92ドル -2.38ドル(-1.18%)
アルコア(AA) 21.12ドル -0.81ドル(-3.69%)
ウォルマート(WMT) 137.66ドル -9.54ドル(-6.48%)
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