24日の米国市場ダイジェスト:NYダウ424ドル高、景気回復期待が後押し
[21/02/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ424ドル高、景気回復期待が後押し
米国株式市場は上昇。ダウ平均は424.51ドル高の31961.86ドル、ナスダックは132.77ポイント高の13597.96で取引を終了した。長期金利上昇の警戒感に寄り付き後、下落した。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が上院議会での証言に続き下院議会証言でも長期にわたり金融緩和を維持する方針を繰り返したほか、食品医薬品局(FDA)スタッフが製薬会社ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)開発の新型コロナワクチンの緊急使用許可を支持する報告書を発表、近く緊急使用が承認されるとの期待も景気回復期待につながり、主要株式指数はプラスに転じた。ダウは引けにかけて上昇幅を拡大、史上最高値を更新して終了。セクター別では、エネルギーや自動車・自動車部品が上昇、公益事業は下げた。
電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)はアーク・インベストメント・マネジメントを率いるウッド最高経営責任者が押し目での株式購入を明らかにし上昇。石油会社のエクソンモービル(XON)は一部の英国資産売却を発表し上昇した。航空機メーカーのボーイング(BA)や重機メーカーのキャタピラー(CAT)などの景気敏感銘柄も買われた。一方、オンライン決済サービスのスクウェア(SQ)は第4四半期決算で売上が予想を下回り急落した。
FRBのパウエル議長は下院での議会証言で、「インフレ目標の達成には3年ほどかかる可能性がある」「最大雇用には程遠い」などと述べ、インフレや景気過熱への懸念を一蹴。引き続き慎重な姿勢をとることを強調した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル・円は一時106円11銭、米景気回復への期待高まる
24日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円11銭まで上昇後、105円83銭まで下落し、105円84銭で引けた。1月米新築住宅販売件数が予想を上回ったほか、米製薬会社ジョンソン・アンド・ジョンソンのワクチン緊急使用が近く承認される可能性が強まり、普及ペース加速で景気回復の期待が高まり、ドル買いが強まった。その後、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は下院金融委員会証言で「引き続き経済がFRBの目標を達成するには時間がかかる」との考えを繰り返したため、ドル買いはやや後退した。
ユーロ・ドルは1.2109ドルから1.2175ドルまで反発し、1.2170ドルで引けた。ユーロ・円は128円39銭まで下げた後、128円88銭まで反発。ポンド・ドルは1.4082ドルから1.4146ドルまで戻した。ハスケル金融政策委員会(MPC)委員が一段の金融支援が必要となる可能性を示唆するなど英中央銀行のハト派寄りの姿勢でポンド売りが一時優勢となった。ドル・スイスは0.9095フランから0.9064フランまで下落した。
■NY原油:大幅高で63.22ドル、需給ひっ迫の思惑強まる
NY原油先物4月限は、大幅高(NYMEX原油4月限終値:63.22 ↑1.55)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は、前営業日比+1.55ドルの63.22ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは60.97ドル−63.37ドル。アジア市場で60.97ドルまで下げたが、まもなく反転。欧米株高を意識した買いが増えたことや、需給ひっ迫を意識して、ニューヨーク市場の中盤にかけて63.22ドルまで一段高となった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 36.38ドル +0.86ドル(+2.42%)
モルガン・スタンレー(MS) 79.88ドル +2.38ドル(+3.07%)
ゴールドマン・サックス(GS)330.64ドル +11.43ドル(+3.58%)
インテル(INTC) 63.19ドル +2.07ドル(+3.39%)
アップル(AAPL) 125.35ドル -0.51ドル(-0.41%)
アルファベット(GOOG) 2095.17ドル +24.31ドル(+1.17%)
フェイスブック(FB) 264.31ドル -1.55ドル(-0.58%)
キャタピラー(CAT) 222.47ドル +2.29ドル(+1.04%)
アルコア(AA) 27.20ドル +2.30ドル(+9.24%)
ウォルマート(WMT) 133.21ドル -2.26ドル(-1.67%)
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米国株式市場は上昇。ダウ平均は424.51ドル高の31961.86ドル、ナスダックは132.77ポイント高の13597.96で取引を終了した。長期金利上昇の警戒感に寄り付き後、下落した。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が上院議会での証言に続き下院議会証言でも長期にわたり金融緩和を維持する方針を繰り返したほか、食品医薬品局(FDA)スタッフが製薬会社ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)開発の新型コロナワクチンの緊急使用許可を支持する報告書を発表、近く緊急使用が承認されるとの期待も景気回復期待につながり、主要株式指数はプラスに転じた。ダウは引けにかけて上昇幅を拡大、史上最高値を更新して終了。セクター別では、エネルギーや自動車・自動車部品が上昇、公益事業は下げた。
電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)はアーク・インベストメント・マネジメントを率いるウッド最高経営責任者が押し目での株式購入を明らかにし上昇。石油会社のエクソンモービル(XON)は一部の英国資産売却を発表し上昇した。航空機メーカーのボーイング(BA)や重機メーカーのキャタピラー(CAT)などの景気敏感銘柄も買われた。一方、オンライン決済サービスのスクウェア(SQ)は第4四半期決算で売上が予想を下回り急落した。
FRBのパウエル議長は下院での議会証言で、「インフレ目標の達成には3年ほどかかる可能性がある」「最大雇用には程遠い」などと述べ、インフレや景気過熱への懸念を一蹴。引き続き慎重な姿勢をとることを強調した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル・円は一時106円11銭、米景気回復への期待高まる
24日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円11銭まで上昇後、105円83銭まで下落し、105円84銭で引けた。1月米新築住宅販売件数が予想を上回ったほか、米製薬会社ジョンソン・アンド・ジョンソンのワクチン緊急使用が近く承認される可能性が強まり、普及ペース加速で景気回復の期待が高まり、ドル買いが強まった。その後、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は下院金融委員会証言で「引き続き経済がFRBの目標を達成するには時間がかかる」との考えを繰り返したため、ドル買いはやや後退した。
ユーロ・ドルは1.2109ドルから1.2175ドルまで反発し、1.2170ドルで引けた。ユーロ・円は128円39銭まで下げた後、128円88銭まで反発。ポンド・ドルは1.4082ドルから1.4146ドルまで戻した。ハスケル金融政策委員会(MPC)委員が一段の金融支援が必要となる可能性を示唆するなど英中央銀行のハト派寄りの姿勢でポンド売りが一時優勢となった。ドル・スイスは0.9095フランから0.9064フランまで下落した。
■NY原油:大幅高で63.22ドル、需給ひっ迫の思惑強まる
NY原油先物4月限は、大幅高(NYMEX原油4月限終値:63.22 ↑1.55)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は、前営業日比+1.55ドルの63.22ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは60.97ドル−63.37ドル。アジア市場で60.97ドルまで下げたが、まもなく反転。欧米株高を意識した買いが増えたことや、需給ひっ迫を意識して、ニューヨーク市場の中盤にかけて63.22ドルまで一段高となった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 36.38ドル +0.86ドル(+2.42%)
モルガン・スタンレー(MS) 79.88ドル +2.38ドル(+3.07%)
ゴールドマン・サックス(GS)330.64ドル +11.43ドル(+3.58%)
インテル(INTC) 63.19ドル +2.07ドル(+3.39%)
アップル(AAPL) 125.35ドル -0.51ドル(-0.41%)
アルファベット(GOOG) 2095.17ドル +24.31ドル(+1.17%)
フェイスブック(FB) 264.31ドル -1.55ドル(-0.58%)
キャタピラー(CAT) 222.47ドル +2.29ドル(+1.04%)
アルコア(AA) 27.20ドル +2.30ドル(+9.24%)
ウォルマート(WMT) 133.21ドル -2.26ドル(-1.67%)
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