米Q4 GDP改定値/新規失業保険申請件数/1月耐久財受注速報値、ドル買い優勢
[21/02/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
米商務省が発表した10-12月期国内総生産(GDP)改定値は前期比年率+4.1%と、速報値+4.0%から上方修正されたが予想+4.2%を上回った。過去最大の伸びを示した7-9月期の+33.4%からは鈍化。同期個人消費改定値は前期比年率+2.4%と、予想外に速報値+2.5%から下方修正された。前期の過去最大+41%からは鈍化した。
1月耐久財受注速報値は前月比+3.4%となった。伸びは12月+1.2%から鈍化予想に反し拡大。変動の激しい輸送用機除く1月耐久財受注速報値は前月比+1.4%となった。伸びは12月+1.7%から鈍化も予想を上回った。GDPの算出に用いられる航空機を除く非国防資本財(コア資本財)の出荷速報値は前月比+2.1%。伸びは12月+1.0%から鈍化予想に反し拡大し10月来で最大となった。
労働省が同時刻に発表した先週分新規失業保険申請件数は前週比11.1万件減の73万件と、前回84.1万件から予想以上に減少。11月末来で最小となった。失業保険継続受給者数も441.9万人と、前回452万人から予想以上に減少しパンデミックが開始した3月中旬来で最小となった。
新規失業保険申請件数が予想を下回ったほか、1月耐久財受注速報値が予想を上回ったため米国債相場は軟調。10年債利回りは1年ぶり高水準1.45%で推移し、ドル買いが優勢となった。ドル・円は106円20銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.2233ドルから1.2210ドルまで下落した。
【経済指標】
・米・1月耐久財受注速報値:前月比+3.4%(予想:+1.1%、12月:+1.2%←+0.5%)
・米・1月耐久財受注(輸送用機除く)速報値:前月比+1.4%(予想:+0.7%、12月:+1.7%←+1.1%)
・米・1月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値:前月比+2.1%(予想:+
0.6%、12月:+1.0%←+0.7%)
・米・10-12月期GDP改定値:前期比年率+4.1%(予想:+4.2%、速報値:+4.0%)
・米・10-12月期個人消費改定値:前期比年率+2.4%(予想:+2.5%、速報値:+2.5
%)
・米・先週分新規失業保険申請件数:73万件(予想:82.5万件、前回:84.1万件←86.1万件)
・米・失業保険継続受給者数:441.9万人(予想:446.0万人、前回:452万人←449.4万人)
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