2日の米国市場ダイジェスト:NYダウ143ドル安、利益確定売りが優勢
[21/03/03]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ143ドル安、利益確定売りが優勢
米国株式市場は反落。ダウ平均は143.99ドル安の31391.52ドル、ナスダックは230.04ポイント安の13358.79で取引を終了した。前日の相場急伸後、利益確定売りが優勢となったほか、中国銀行保険監督管理委員会(銀保監会)の主席が2日、国内の不動産バブルに加えて米欧の金融市場のバブルが弾ける可能性を懸念すると表明したことから、寄り付き後下落した。ハイテク株が弱く終日、戻りが鈍い展開となった。セクター別では、素材や消費者サービスが上昇した一方、自動車・自動車部品、半導体・同製造装置が下げた。
オンライン旅行検索サービスのトリップアドバイザー(TRIP)はアナリストによる投資判断引き上げが好感され上昇。オンライン決済サービスのスクエア(SQ)は銀行業務を開始するとの報道を受け急伸した。また、オンラインの住宅ローン会社、ロケット(RKT)は短期投機の新たな対象となり急伸。変動が激しく何度か取引が中断された。バイオのノババックス(NVAX)は予想以上の赤字を計上したことが嫌気され急落。また、ディスカウント小売りのターゲット(TGT)は好決算にもかかわらず、2021年度の業績見通しを示さなかったことが失望感につながり下落した。
配車サービスのリフト(LYFT)は先週の相乗り需要がパンデミックで都市封鎖が開始する直前の昨年3月来で最高に回復したと発表し、時間外取引で急伸している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米長期金利弱含みでドル買い縮小
2日のニューヨーク外為市場でドル・円は106円95銭から106円68銭まで下落し、106円69銭で引けた。米国の景気回復期待を受けた債券利回りの上昇に伴うドル買いが優勢となったが、ブレイナード米連邦準備制度理事会(FRB)理事が先週の利回りの急伸に言及し、市場を監視していく姿勢を示したことからドル上昇は一服。FRBは長期債利回りの大幅な上昇に対応する何らかの措置を講じるとの思惑がさらに強まり、ドル買いは後退した。
ユーロ・ドルは1.2020ドルから1.2094ドルまで上昇し、1.2090ドルで引けた。ユーロ・円は128円48銭から129円08銭まで上昇した。ポンド・ドルは1.3896ドルから1.3977ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9189フランから0.9136フランまで下落した。
■NY原油:続落で59.75ドル、増産観測広がる
NY原油先物4月限は、続落(NYMEX原油4月限終値:59.75 ↓0.89)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は、前営業日比-0.89ドルの59.75ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは59.45ドル−61.21ドル。アジア市場で59.45ドルまで下げた後、押し目買いが入ったことでニューヨーク市場の序盤に61.21ドルまで買われたが、増産観測が広がったことから、ポジション調整的な売りが強まり、60ドルを再び下回った。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 35.53ドル -0.26ドル(-0.73%)
モルガン・スタンレー(MS) 80.79ドル +1.63ドル(+2.06%)
ゴールドマン・サックス(GS)330.94ドル +1.02ドル(+0.31%)
インテル(INTC) 61.24ドル -1.64ドル(-2.61%)
アップル(AAPL) 125.12ドル -2.67ドル(-2.09%)
アルファベット(GOOG) 2075.84ドル -5.67ドル(-0.27%)
フェイスブック(FB) 259.00ドル -5.91ドル(-2.23%)
キャタピラー(CAT) 215.82ドル -3.94ドル(-1.79%)
アルコア(AA) 27.50ドル +1.51ドル(+5.81%)
ウォルマート(WMT) 130.11ドル -1.26ドル(-0.96%)
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米国株式市場は反落。ダウ平均は143.99ドル安の31391.52ドル、ナスダックは230.04ポイント安の13358.79で取引を終了した。前日の相場急伸後、利益確定売りが優勢となったほか、中国銀行保険監督管理委員会(銀保監会)の主席が2日、国内の不動産バブルに加えて米欧の金融市場のバブルが弾ける可能性を懸念すると表明したことから、寄り付き後下落した。ハイテク株が弱く終日、戻りが鈍い展開となった。セクター別では、素材や消費者サービスが上昇した一方、自動車・自動車部品、半導体・同製造装置が下げた。
オンライン旅行検索サービスのトリップアドバイザー(TRIP)はアナリストによる投資判断引き上げが好感され上昇。オンライン決済サービスのスクエア(SQ)は銀行業務を開始するとの報道を受け急伸した。また、オンラインの住宅ローン会社、ロケット(RKT)は短期投機の新たな対象となり急伸。変動が激しく何度か取引が中断された。バイオのノババックス(NVAX)は予想以上の赤字を計上したことが嫌気され急落。また、ディスカウント小売りのターゲット(TGT)は好決算にもかかわらず、2021年度の業績見通しを示さなかったことが失望感につながり下落した。
配車サービスのリフト(LYFT)は先週の相乗り需要がパンデミックで都市封鎖が開始する直前の昨年3月来で最高に回復したと発表し、時間外取引で急伸している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米長期金利弱含みでドル買い縮小
2日のニューヨーク外為市場でドル・円は106円95銭から106円68銭まで下落し、106円69銭で引けた。米国の景気回復期待を受けた債券利回りの上昇に伴うドル買いが優勢となったが、ブレイナード米連邦準備制度理事会(FRB)理事が先週の利回りの急伸に言及し、市場を監視していく姿勢を示したことからドル上昇は一服。FRBは長期債利回りの大幅な上昇に対応する何らかの措置を講じるとの思惑がさらに強まり、ドル買いは後退した。
ユーロ・ドルは1.2020ドルから1.2094ドルまで上昇し、1.2090ドルで引けた。ユーロ・円は128円48銭から129円08銭まで上昇した。ポンド・ドルは1.3896ドルから1.3977ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9189フランから0.9136フランまで下落した。
■NY原油:続落で59.75ドル、増産観測広がる
NY原油先物4月限は、続落(NYMEX原油4月限終値:59.75 ↓0.89)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は、前営業日比-0.89ドルの59.75ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは59.45ドル−61.21ドル。アジア市場で59.45ドルまで下げた後、押し目買いが入ったことでニューヨーク市場の序盤に61.21ドルまで買われたが、増産観測が広がったことから、ポジション調整的な売りが強まり、60ドルを再び下回った。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 35.53ドル -0.26ドル(-0.73%)
モルガン・スタンレー(MS) 80.79ドル +1.63ドル(+2.06%)
ゴールドマン・サックス(GS)330.94ドル +1.02ドル(+0.31%)
インテル(INTC) 61.24ドル -1.64ドル(-2.61%)
アップル(AAPL) 125.12ドル -2.67ドル(-2.09%)
アルファベット(GOOG) 2075.84ドル -5.67ドル(-0.27%)
フェイスブック(FB) 259.00ドル -5.91ドル(-2.23%)
キャタピラー(CAT) 215.82ドル -3.94ドル(-1.79%)
アルコア(AA) 27.50ドル +1.51ドル(+5.81%)
ウォルマート(WMT) 130.11ドル -1.26ドル(-0.96%)
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