25日の米国市場ダイジェスト:NYダウ199ドル高、経済活動の再開期待
[21/03/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ199ドル高、経済活動の再開期待
米国株式市場は反発。ダウ平均は199.42ドル高の32619.48ドル、ナスダックは15.79ポイント高の12977.68で取引を終了した。パウエルFRB議長の発言を受け、金融緩和縮小への警戒感から寄り付き後、下落した。しかし、失業保険申請件数が1年ぶり低水準に改善したほか、バイデン大統領が就任後100日間のワクチン配給目標を従来の1億回分から2億回分に引き上げると発表したため経済活動再開への期待が再燃し上昇に転じると、引けにかけ上げ幅を拡大。ハイテク株は7年債入札結果が前回に続き低調にとどまり長期金利が上昇に転じたため小幅高にとどまった。セクタ?別では、銀行や運輸が上昇した一方で、ソフトウェア・サービスが下落。
航空機メーカーのボーイング(BA)はボーイング787型機ドリームライナー出荷を今週中に再開すると発表し、上昇した。レストランチェーンのダーデン・レストランツ(DRI)や家具販売会社のRH(RH)は予想を上回った四半期決算を好感し、上昇。一方、ドラッグストアチェーンのライト・エイド(RAD)は新型コロナウイルスの影響で、咳止めや風邪薬関連の売り上げが落ち2021会計年度に純損失を計上する可能性を警告し、下落した。スポーツ用品メーカーのナイキ(NKE)は新疆ウイグル自治区での強制労働に関する懸念表明に対しての中国での不買運動が収益に響くとの懸念に下落。
ソーシャルネットワーク・ウェブサイトを運営するフェースブック(FB)、短文投稿サイトのツィッター(TWTR)、検索大手アルファベット(GOOG)3社CEOは管理責任巡る下院公聴会に出席した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米経済指標改善でドル買い強まる
25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円02銭から109円24銭まで上昇して109円15銭で引けた。10-12月期米国内総生産(GDP)確定値が上方修正されたほか、先週分新規失業保険申請件数が予想以上に減少する良好な経済指標に加え、低調な7年債入札結果を受けた長期金利上昇に伴い、ドル買いが優勢となった。
ユーロ・ドルは1.1816ドルから1.1762ドルまで下落して1.1765ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は「域内上半期経済はマイナス成長となる可能性が非常に高い」との見解を示し、ユーロ売りに拍車がかかった。ユーロ・円は128円89銭から128円39銭まで下落した。ポンド・ドルは1.3693ドルから1.3745ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9350フランから0.9402フランまで上昇した。スイス中央銀行のフラン高是正介入への懸念でフラン売りが優勢となった。
■NY原油:大幅反落で58.56ドル、供給不安緩和で売り強まる
NY原油先物5月限は、大幅反落(NYMEX原油5月限終値:58.56 ↓2.62)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は、前営業日比-2.62ドルの58.56ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは57.44ドル−60.86ドル。大型コンテナ船座礁による影響は解消されたことから、供給不安は緩和されたことが要因。ポジション調整的な売りが優勢となった。ユーロ安が継続していることも嫌気されたようだ。アジア市場で60ドルを下回り、ニューヨーク市場の中盤にかけて57.44ドルまで一段安となった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 37.66ドル +0.76ドル(+2.06%)
モルガン・スタンレー(MS) 80.13ドル +0.80ドル(+1.01%)
ゴールドマン・サックス(GS)330.55ドル +1.90ドル(+0.58%)
インテル(INTC) 62.02ドル -0.02ドル(-0.03%)
アップル(AAPL) 120.59ドル +0.50ドル(+0.42%)
アルファベット(GOOG) 2044.36ドル -0.70ドル(-0.03%)
フェイスブック(FB) 278.74ドル -3.40ドル(-1.21%)
キャタピラー(CAT) 224.25ドル +3.02ドル(+1.37%)
アルコア(AA) 29.66ドル +0.90ドル(+3.13%)
ウォルマート(WMT) 134.01ドル +0.90ドル(+0.68%)
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米国株式市場は反発。ダウ平均は199.42ドル高の32619.48ドル、ナスダックは15.79ポイント高の12977.68で取引を終了した。パウエルFRB議長の発言を受け、金融緩和縮小への警戒感から寄り付き後、下落した。しかし、失業保険申請件数が1年ぶり低水準に改善したほか、バイデン大統領が就任後100日間のワクチン配給目標を従来の1億回分から2億回分に引き上げると発表したため経済活動再開への期待が再燃し上昇に転じると、引けにかけ上げ幅を拡大。ハイテク株は7年債入札結果が前回に続き低調にとどまり長期金利が上昇に転じたため小幅高にとどまった。セクタ?別では、銀行や運輸が上昇した一方で、ソフトウェア・サービスが下落。
航空機メーカーのボーイング(BA)はボーイング787型機ドリームライナー出荷を今週中に再開すると発表し、上昇した。レストランチェーンのダーデン・レストランツ(DRI)や家具販売会社のRH(RH)は予想を上回った四半期決算を好感し、上昇。一方、ドラッグストアチェーンのライト・エイド(RAD)は新型コロナウイルスの影響で、咳止めや風邪薬関連の売り上げが落ち2021会計年度に純損失を計上する可能性を警告し、下落した。スポーツ用品メーカーのナイキ(NKE)は新疆ウイグル自治区での強制労働に関する懸念表明に対しての中国での不買運動が収益に響くとの懸念に下落。
ソーシャルネットワーク・ウェブサイトを運営するフェースブック(FB)、短文投稿サイトのツィッター(TWTR)、検索大手アルファベット(GOOG)3社CEOは管理責任巡る下院公聴会に出席した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米経済指標改善でドル買い強まる
25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円02銭から109円24銭まで上昇して109円15銭で引けた。10-12月期米国内総生産(GDP)確定値が上方修正されたほか、先週分新規失業保険申請件数が予想以上に減少する良好な経済指標に加え、低調な7年債入札結果を受けた長期金利上昇に伴い、ドル買いが優勢となった。
ユーロ・ドルは1.1816ドルから1.1762ドルまで下落して1.1765ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は「域内上半期経済はマイナス成長となる可能性が非常に高い」との見解を示し、ユーロ売りに拍車がかかった。ユーロ・円は128円89銭から128円39銭まで下落した。ポンド・ドルは1.3693ドルから1.3745ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9350フランから0.9402フランまで上昇した。スイス中央銀行のフラン高是正介入への懸念でフラン売りが優勢となった。
■NY原油:大幅反落で58.56ドル、供給不安緩和で売り強まる
NY原油先物5月限は、大幅反落(NYMEX原油5月限終値:58.56 ↓2.62)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は、前営業日比-2.62ドルの58.56ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは57.44ドル−60.86ドル。大型コンテナ船座礁による影響は解消されたことから、供給不安は緩和されたことが要因。ポジション調整的な売りが優勢となった。ユーロ安が継続していることも嫌気されたようだ。アジア市場で60ドルを下回り、ニューヨーク市場の中盤にかけて57.44ドルまで一段安となった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 37.66ドル +0.76ドル(+2.06%)
モルガン・スタンレー(MS) 80.13ドル +0.80ドル(+1.01%)
ゴールドマン・サックス(GS)330.55ドル +1.90ドル(+0.58%)
インテル(INTC) 62.02ドル -0.02ドル(-0.03%)
アップル(AAPL) 120.59ドル +0.50ドル(+0.42%)
アルファベット(GOOG) 2044.36ドル -0.70ドル(-0.03%)
フェイスブック(FB) 278.74ドル -3.40ドル(-1.21%)
キャタピラー(CAT) 224.25ドル +3.02ドル(+1.37%)
アルコア(AA) 29.66ドル +0.90ドル(+3.13%)
ウォルマート(WMT) 134.01ドル +0.90ドル(+0.68%)
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