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ユーロ週間見通し:伸び悩みか、米ドル・円相場の動向が手掛かり材料に

注目トピックス 市況・概況
■弱含み、ドイツは都市封鎖期間を延長

今週のユーロ・ドルは弱含み。新型コロナウイルスの新規感染者数の増加を警戒して、ドイツ政府は都市封鎖期間を4月18日まで延長したことや、ユーロ圏経済の上半期マイナス成長見通しなどを嫌気したユーロ売り・米ドル買いが優勢となった。ユーロ圏の製造業、サービス業の業況は改善したが、ユーロ買いは拡大しなかった。取引レンジ:1.1762ドル-1.1947ドル。

■弱含みか、ユーロ圏の景気回復ペースは鈍化の可能性

来週のユーロ・ドルは弱含みか。新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、ユーロ圏の景気回復ペースは鈍化するとの思惑が広がっており、リスク回避的なユーロ売り・米ドル買いは継続する可能性がある。インフレや雇用の関連指標が改善しても、ユーロ買いが大きく広がる可能性は低いと予想される。

予想レンジ:1.1680ドル−1.1880ドル

■弱含み、米中対立を警戒したユーロ売りも

今週のユーロ・円は弱含み。米バイデン政権の大型インフラ計画への期待でリスク選好的なユーロ買い・円売りが先行し、一時130円台前半までユーロ高・円安に振れる場面があった。しかしながら、ドイツ政府が都市封鎖期間の延長を決めたことや、欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁が「ユーロ圏経済は上半期マイナス成長になる」との見方を示したことから、リスク回避的なユーロ売り・円買いが再び優勢となった。取引レンジ:128円19銭−130円67銭。

■伸び悩みか、米ドル・円相場の動向が手掛かり材料に

来週のユーロ・円は伸び悩みか。ユーロ圏における新型コロナウイルスの感染再拡大によって、域内経済の早期回復への期待は後退した。インフレ関連指標が予想を上回る内容でもユーロ買いに直結しないとの見方が多いようだ。ただし、米ドル高・円安が進行した場合、ユーロ・円は129円台でのもみ合いが続く可能性は残されている。

○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・3月31日:3月消費者物価コア指数(2月:前年比:+1.1%)

予想レンジ:128円20銭−130円20銭




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