30日の米国市場ダイジェスト:NYダウ104ドル安、長期金利の上昇を警戒
[21/03/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ104ドル安、長期金利の上昇を警戒
米国株式市場は下落。ダウ平均は104.41ドル安の33066.96ドル、ナスダックは14.25ポイント安の13045.39で取引を終了した。バイデン大統領が予定しているインフラ計画の詳細発表を控え、景気回復期待と同時に財政赤字の拡大を織り込み長期金利が14カ月ぶり高水準に達したため、警戒感から寄り付き後、下落。原油価格の下落も重しとなり終日軟調に推移した。セクタ?別では、自動車・自動車部品、銀行が上昇した一方で、テクノロジー・ハード・機器が下げた。
金融ウェルズファーゴ(WFC)は強制的なポジション清算に絡み金融機関にも影響を与えたとされる投資会社アーケゴス関連の取引で損失あるいはエクスポージャーを抱えていないと声明を発表したため、安心感から上昇。投げ売りの対象となったメディアのバイアコムCBS(VIAC)やディスカバリー(DISCA)は値ごろ感からの買いが目立ち、それぞれ上昇した。ワクチン接種ペースの加速で、経済活動の再開期待にクルーズ船を運営するカーニバル(CCL)やノルウェージアン・クルーズ(NCLH)は上昇。一方、石油会社のエクソン・モービル(XOM)やシェブロン(CVX)は原油価格の下落で、それぞれ下落した。
携帯端末のアップル(AAPL)は6月7日から11日にオンラインで世界開発者会議(WWDC)を開催することを明らかにした。通常、このイベントで新機種アイフォーンやアイパッド、アイマック、アップルウォッチなどの発表が行われる。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル堅調、米3月消費者信頼感指数は大幅上昇
30日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円43銭まで上昇後、110円19銭まで弱含み、110円34銭で引けた。バイデン大統領が計画している3兆ドル規模のインフラ計画の詳細に関する発表を控えて、景気回復期待が強まり、米国債相場が続落。さらに、米CB3月消費者信頼感指数が1年ぶりの高水準に達したため、回復期待が一段と強まり、長期金利上昇に伴うドル買いに拍車がかかった。
ユーロ・ドルは1.1743ドルから1.1712ドルまで下落して1.1716ドルで引けた。ドイツはアストラゼネカ製ワクチンの使用制限を発表し、景気回復への懸念が高まり、ユーロ売りが引き続き優勢となった。ユーロ・円は129円52銭から129円18銭まで下落した。ポンド・ドルは1.3755ドルから1.3706ドルまで下落。ドル・スイスは0.9412フランから0.9439フランまで上昇した。
■NY原油:反落で60.55ドル、ドル高を警戒した売りが入る
NY原油先物5月限は、反落(NYMEX原油5月限終値:60.55 ↓1.01)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は、前営業日比-1.01ドルの60.55ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは59.94ドル−62.27ドル。アジア市場の序盤で62.27ドルまで買われたが、ドル高を警戒して伸び悩み、ニューヨーク市場の序盤で一時60ドルを下回った。ただ、主要産油国の減産体制は維持されるとの見方は変わらず、一時60.70ドルまで戻す場面もあった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 38.99ドル +0.68ドル(+1.77%)
モルガン・スタンレー(MS) 79.09ドル +1.21ドル(+1.55%)
ゴールドマン・サックス(GS)332.01ドル +6.28ドル(+1.93%)
インテル(INTC) 63.77ドル -0.73ドル(-1.13%)
アップル(AAPL) 119.90ドル -1.49ドル(-1.23%)
アルファベット(GOOG) 2055.54ドル -0.41ドル(-0.02%)
フェイスブック(FB) 288.00ドル -2.82ドル(-0.97%)
キャタピラー(CAT) 233.08ドル +2.86ドル(+1.24%)
アルコア(AA) 32.97ドル +0.93ドル(+2.90%)
ウォルマート(WMT) 135.74ドル -0.93ドル(-0.68%)
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米国株式市場は下落。ダウ平均は104.41ドル安の33066.96ドル、ナスダックは14.25ポイント安の13045.39で取引を終了した。バイデン大統領が予定しているインフラ計画の詳細発表を控え、景気回復期待と同時に財政赤字の拡大を織り込み長期金利が14カ月ぶり高水準に達したため、警戒感から寄り付き後、下落。原油価格の下落も重しとなり終日軟調に推移した。セクタ?別では、自動車・自動車部品、銀行が上昇した一方で、テクノロジー・ハード・機器が下げた。
金融ウェルズファーゴ(WFC)は強制的なポジション清算に絡み金融機関にも影響を与えたとされる投資会社アーケゴス関連の取引で損失あるいはエクスポージャーを抱えていないと声明を発表したため、安心感から上昇。投げ売りの対象となったメディアのバイアコムCBS(VIAC)やディスカバリー(DISCA)は値ごろ感からの買いが目立ち、それぞれ上昇した。ワクチン接種ペースの加速で、経済活動の再開期待にクルーズ船を運営するカーニバル(CCL)やノルウェージアン・クルーズ(NCLH)は上昇。一方、石油会社のエクソン・モービル(XOM)やシェブロン(CVX)は原油価格の下落で、それぞれ下落した。
携帯端末のアップル(AAPL)は6月7日から11日にオンラインで世界開発者会議(WWDC)を開催することを明らかにした。通常、このイベントで新機種アイフォーンやアイパッド、アイマック、アップルウォッチなどの発表が行われる。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル堅調、米3月消費者信頼感指数は大幅上昇
30日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円43銭まで上昇後、110円19銭まで弱含み、110円34銭で引けた。バイデン大統領が計画している3兆ドル規模のインフラ計画の詳細に関する発表を控えて、景気回復期待が強まり、米国債相場が続落。さらに、米CB3月消費者信頼感指数が1年ぶりの高水準に達したため、回復期待が一段と強まり、長期金利上昇に伴うドル買いに拍車がかかった。
ユーロ・ドルは1.1743ドルから1.1712ドルまで下落して1.1716ドルで引けた。ドイツはアストラゼネカ製ワクチンの使用制限を発表し、景気回復への懸念が高まり、ユーロ売りが引き続き優勢となった。ユーロ・円は129円52銭から129円18銭まで下落した。ポンド・ドルは1.3755ドルから1.3706ドルまで下落。ドル・スイスは0.9412フランから0.9439フランまで上昇した。
■NY原油:反落で60.55ドル、ドル高を警戒した売りが入る
NY原油先物5月限は、反落(NYMEX原油5月限終値:60.55 ↓1.01)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は、前営業日比-1.01ドルの60.55ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは59.94ドル−62.27ドル。アジア市場の序盤で62.27ドルまで買われたが、ドル高を警戒して伸び悩み、ニューヨーク市場の序盤で一時60ドルを下回った。ただ、主要産油国の減産体制は維持されるとの見方は変わらず、一時60.70ドルまで戻す場面もあった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 38.99ドル +0.68ドル(+1.77%)
モルガン・スタンレー(MS) 79.09ドル +1.21ドル(+1.55%)
ゴールドマン・サックス(GS)332.01ドル +6.28ドル(+1.93%)
インテル(INTC) 63.77ドル -0.73ドル(-1.13%)
アップル(AAPL) 119.90ドル -1.49ドル(-1.23%)
アルファベット(GOOG) 2055.54ドル -0.41ドル(-0.02%)
フェイスブック(FB) 288.00ドル -2.82ドル(-0.97%)
キャタピラー(CAT) 233.08ドル +2.86ドル(+1.24%)
アルコア(AA) 32.97ドル +0.93ドル(+2.90%)
ウォルマート(WMT) 135.74ドル -0.93ドル(-0.68%)
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