19日の米国市場ダイジェスト:NYダウ123ドル安、利益確定の売り先行
[21/04/20]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ123ドル安、利益確定の売り先行
米国株式市場は反落。ダウ平均は123.04ドル安の34077.63ドル、ナスダックは137.58ポイント安の13914.77で取引を終了した。史上最高値付近から利益確定売りが優勢となり、寄り付き後、下落。バイデン大統領が2.3兆ドル規模のインフラ法案を巡り合意に向けた交渉に応じる姿勢を示すと下げ止まったが戻りは限定的で、終日、軟調推移となった。セクター別では、自動車・自動車部品、半導体・同製造装置が下落、不動産が小幅上昇した。
ゲーム販売のゲームストップ(GME)は経営刷新の一環で、シャーマン最高経営責任者(CEO)が7月末に退任すると発表し、上昇。オートバイメーカーのハーレーダビッドソン(HOG)は第1四半期決算が予想を上回り、上昇した。飲料メーカーのコカ・コーラ(KO)は第1四半期決算が予想を上回ったが、業績横ばいと慎重な見通しを発表したため小幅上昇にとどまった。半導体メーカーのエヌビディア(NVDA)は、英当局が安全保障上の理由から、同社による英国の半導体設計会社アームの買収計画を巡る調査を開始すると発表したため、警戒感から下落。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は自動運転中の自動車死亡事故が報告され、下落した。また、在宅フィットネス事業を展開するペロトン・インタラクティブ(PTON)は、米消費者製品安全委員会(CPSC)が小さい子供やペットがいる家庭での同社製の新型ランニングマシンの「トレッド+」の使用を中止を勧告したため大幅下落。
ITサービスのIBM(IBM)は引け後に発表した決算が予想を上回り、時間外取引で上昇している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ユーロ強含み、欧州経済回復への期待広がる
19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円31銭まで上昇後、108円01銭まで下落して、108円18銭で引けた。株安に連れたリスク回避の円買いや、対欧州通貨でのドル売りに押された。
ユーロ・ドルは1.2015ドルから1.2041ドルのレンジで底堅く推移し、1.2036ドルで引けた。ドイツ連銀の4月月報で、ドイツの1-3月期経済が縮小するとの見通しを示したため、景気への懸念を受けたユーロ売りが観測されたが、今夏にかけて、ワクチン接種が加速し、域内の景気回復に勢いがつくとの期待を受けたユーロ買いも入った。ユーロ・円は129円82銭まで下げた後、130円22銭まで戻した。ポンド・ドルは1.3924ドルから1.3993ドルまで上昇した。英国は規制緩和を開始したほか、コロナウイルスによる死者が大幅に減少、ワクチン接種ペースの加速で、回復期待が強まりポンド買いが優勢となった。ドル・スイスは0.9132フランから0.9161フランまで上昇した。
■NY原油:やや強含みで63.43ドル、ドル安を意識した買いが入る
NY原油先物6月限は、やや強含み(NYMEX原油6月限終値:63.43 ↑0.24)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は、前営業日比+0.24ドルの63.43ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは62.67ドル−63.69ドル。19日のアジア市場で62.67ドルまで下げたが、ドル安を意識して、ニューヨーク市場の序盤にかけて63.69ドルまで買われた。ただ、米国株安を意識して上げ幅は縮小。時間外取引では63ドル台半ば近辺で推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 39.17ドル +0.02ドル(+0.05%)
モルガン・スタンレー(MS) 80.03ドル +1.44ドル(+1.83%)
ゴールドマン・サックス(GS)343.09ドル +0.78ドル(+0.23%)
インテル(INTC) 63.63ドル -1.12ドル(-1.73%)
アップル(AAPL) 134.84ドル +0.68ドル(+0.51%)
アルファベット(GOOG) 2302.40ドル +4.64ドル(+0.20%)
フェイスブック(FB) 302.24ドル -3.94ドル(-1.29%)
キャタピラー(CAT) 232.39ドル -0.97ドル(-0.42%)
アルコア(AA) 36.03ドル +0.40ドル(+1.12%)
ウォルマート(WMT) 139.71ドル -0.90ドル(-0.64%)
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米国株式市場は反落。ダウ平均は123.04ドル安の34077.63ドル、ナスダックは137.58ポイント安の13914.77で取引を終了した。史上最高値付近から利益確定売りが優勢となり、寄り付き後、下落。バイデン大統領が2.3兆ドル規模のインフラ法案を巡り合意に向けた交渉に応じる姿勢を示すと下げ止まったが戻りは限定的で、終日、軟調推移となった。セクター別では、自動車・自動車部品、半導体・同製造装置が下落、不動産が小幅上昇した。
ゲーム販売のゲームストップ(GME)は経営刷新の一環で、シャーマン最高経営責任者(CEO)が7月末に退任すると発表し、上昇。オートバイメーカーのハーレーダビッドソン(HOG)は第1四半期決算が予想を上回り、上昇した。飲料メーカーのコカ・コーラ(KO)は第1四半期決算が予想を上回ったが、業績横ばいと慎重な見通しを発表したため小幅上昇にとどまった。半導体メーカーのエヌビディア(NVDA)は、英当局が安全保障上の理由から、同社による英国の半導体設計会社アームの買収計画を巡る調査を開始すると発表したため、警戒感から下落。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は自動運転中の自動車死亡事故が報告され、下落した。また、在宅フィットネス事業を展開するペロトン・インタラクティブ(PTON)は、米消費者製品安全委員会(CPSC)が小さい子供やペットがいる家庭での同社製の新型ランニングマシンの「トレッド+」の使用を中止を勧告したため大幅下落。
ITサービスのIBM(IBM)は引け後に発表した決算が予想を上回り、時間外取引で上昇している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ユーロ強含み、欧州経済回復への期待広がる
19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円31銭まで上昇後、108円01銭まで下落して、108円18銭で引けた。株安に連れたリスク回避の円買いや、対欧州通貨でのドル売りに押された。
ユーロ・ドルは1.2015ドルから1.2041ドルのレンジで底堅く推移し、1.2036ドルで引けた。ドイツ連銀の4月月報で、ドイツの1-3月期経済が縮小するとの見通しを示したため、景気への懸念を受けたユーロ売りが観測されたが、今夏にかけて、ワクチン接種が加速し、域内の景気回復に勢いがつくとの期待を受けたユーロ買いも入った。ユーロ・円は129円82銭まで下げた後、130円22銭まで戻した。ポンド・ドルは1.3924ドルから1.3993ドルまで上昇した。英国は規制緩和を開始したほか、コロナウイルスによる死者が大幅に減少、ワクチン接種ペースの加速で、回復期待が強まりポンド買いが優勢となった。ドル・スイスは0.9132フランから0.9161フランまで上昇した。
■NY原油:やや強含みで63.43ドル、ドル安を意識した買いが入る
NY原油先物6月限は、やや強含み(NYMEX原油6月限終値:63.43 ↑0.24)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は、前営業日比+0.24ドルの63.43ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは62.67ドル−63.69ドル。19日のアジア市場で62.67ドルまで下げたが、ドル安を意識して、ニューヨーク市場の序盤にかけて63.69ドルまで買われた。ただ、米国株安を意識して上げ幅は縮小。時間外取引では63ドル台半ば近辺で推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 39.17ドル +0.02ドル(+0.05%)
モルガン・スタンレー(MS) 80.03ドル +1.44ドル(+1.83%)
ゴールドマン・サックス(GS)343.09ドル +0.78ドル(+0.23%)
インテル(INTC) 63.63ドル -1.12ドル(-1.73%)
アップル(AAPL) 134.84ドル +0.68ドル(+0.51%)
アルファベット(GOOG) 2302.40ドル +4.64ドル(+0.20%)
フェイスブック(FB) 302.24ドル -3.94ドル(-1.29%)
キャタピラー(CAT) 232.39ドル -0.97ドル(-0.42%)
アルコア(AA) 36.03ドル +0.40ドル(+1.12%)
ウォルマート(WMT) 139.71ドル -0.90ドル(-0.64%)
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