26日の米国市場ダイジェスト:NYダウ61ドル安、政府の増税計画が重し
[21/04/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ61ドル安、政府の増税計画が重し
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は61.92ドル安の33981.57ドル、ナスダックは121.97ポイント高の14138.78で取引を終了した。強い企業決算や回復期待に寄り付き後、上昇。その後、ディーズ国家経済会議(NEC)委員長が所得100万ドルを超える納税者に対するキャピタルゲイン課税を週内に提案する可能性を示唆したことが警戒され、ダウは下落に転じた。主要ハイテク決算を控え、ナスダック総合指数は上昇。セクター別では、半導体・同製造装置、銀行が上昇した一方で、家庭・パーソナル用品が下落した。
オンライン小売のアマゾン(AMZN)は近く株式分割計画を発表するとの憶測に上昇。また、携帯端末のアップル(AAPL)は今後5年間で4300億ドルを投資し、国内で2万人の雇用創出する計画を発表し、上昇した。航空会社のアメリカン(AAL)やデルタ(DAL)、クルーズ船を運営するカーニバル(CCL)などは、欧州連合が、今夏、ワクチンを接種した米国の旅行者受け入れを計画しているとの報道で、業績回復見通しにそれぞれ上昇した。
暗号資産(仮想通貨)取引所を運営する米コインベース(COIN)は暗号通貨の反発を受けて、上昇。一方で、電化製品小売りのベストバイ(BBY)はアナリストによる投資判断引き下げを受けて、下落した。電動自動車メーカーのテスラ(TSLA)は取引後に第1四半期決算を発表。調整後1株利益が予想を上回ったものの、時間外取引で株価は軟調に推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドイツ経済回復への期待でユーロは下げ渋る
26日のニューヨーク外為市場でドル・円は、107円90銭まで弱含んだのち、108円20銭まで上昇して、108円10銭で引けた。この日発表された米3月耐久財受注速報値は予想を下回ったため、ドルは軟化したが、4月ダラス連銀製造業活動指数の改善や長期金利の上昇を受けてドル買いが優勢となった。
ユーロ・ドルは1.2061ドルへ下落後、1.2094ドルまで上昇して、1.2086ドルで引けた。パネッタECB理事のハト派発言で、欧州中央銀行(ECB)は緩和策を当面維持するとの見方でユーロ売りが優勢となったが、ドイツが今年の経済成長率予測を引き上げたほか、ワクチン対象を6月初旬に全成人に拡大すると発表したため、ユーロ買いが強まった。ユーロ・円は130円25銭から130円76銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3866ドルまで下落後、1.3908ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9166フランから0.9136フランまで下落した。
■NY原油:弱含みで61.91ドル、一時60.66ドルまで下落
NY原油先物6月限は、弱含み(NYMEX原油6月限終値:61.91 ↓0.23)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は、前営業日比-0.23ドルの61.91ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは60.66ドル−62.31ドル。アジア市場で62.31ドルまで買われたが、まもなく反落し、ニューヨーク市場の序盤にかけて60.66ドルまで下落した。その後は62ドルを挟んだ水準で推移し、やや下げ渋る展開となった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 39.41ドル +0.23ドル(+0.59%)
モルガン・スタンレー(MS) 81.52ドル +0.57ドル(+0.70%)
ゴールドマン・サックス(GS)343.52ドル +4.17ドル(+1.23%)
インテル(INTC) 58.76ドル -0.48ドル(-0.81%)
アップル(AAPL) 134.72ドル +0.40ドル(+0.30%)
アルファベット(GOOG) 2326.74ドル +11.44ドル(+0.49%)
フェイスブック(FB) 303.04ドル +1.91ドル(+0.63%)
キャタピラー(CAT) 230.56ドル +0.45ドル(+0.20%)
アルコア(AA) 36.80ドル +2.09ドル(+6.02%)
ウォルマート(WMT) 137.91ドル -1.99ドル(-1.42%)
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米国株式市場はまちまち。ダウ平均は61.92ドル安の33981.57ドル、ナスダックは121.97ポイント高の14138.78で取引を終了した。強い企業決算や回復期待に寄り付き後、上昇。その後、ディーズ国家経済会議(NEC)委員長が所得100万ドルを超える納税者に対するキャピタルゲイン課税を週内に提案する可能性を示唆したことが警戒され、ダウは下落に転じた。主要ハイテク決算を控え、ナスダック総合指数は上昇。セクター別では、半導体・同製造装置、銀行が上昇した一方で、家庭・パーソナル用品が下落した。
オンライン小売のアマゾン(AMZN)は近く株式分割計画を発表するとの憶測に上昇。また、携帯端末のアップル(AAPL)は今後5年間で4300億ドルを投資し、国内で2万人の雇用創出する計画を発表し、上昇した。航空会社のアメリカン(AAL)やデルタ(DAL)、クルーズ船を運営するカーニバル(CCL)などは、欧州連合が、今夏、ワクチンを接種した米国の旅行者受け入れを計画しているとの報道で、業績回復見通しにそれぞれ上昇した。
暗号資産(仮想通貨)取引所を運営する米コインベース(COIN)は暗号通貨の反発を受けて、上昇。一方で、電化製品小売りのベストバイ(BBY)はアナリストによる投資判断引き下げを受けて、下落した。電動自動車メーカーのテスラ(TSLA)は取引後に第1四半期決算を発表。調整後1株利益が予想を上回ったものの、時間外取引で株価は軟調に推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドイツ経済回復への期待でユーロは下げ渋る
26日のニューヨーク外為市場でドル・円は、107円90銭まで弱含んだのち、108円20銭まで上昇して、108円10銭で引けた。この日発表された米3月耐久財受注速報値は予想を下回ったため、ドルは軟化したが、4月ダラス連銀製造業活動指数の改善や長期金利の上昇を受けてドル買いが優勢となった。
ユーロ・ドルは1.2061ドルへ下落後、1.2094ドルまで上昇して、1.2086ドルで引けた。パネッタECB理事のハト派発言で、欧州中央銀行(ECB)は緩和策を当面維持するとの見方でユーロ売りが優勢となったが、ドイツが今年の経済成長率予測を引き上げたほか、ワクチン対象を6月初旬に全成人に拡大すると発表したため、ユーロ買いが強まった。ユーロ・円は130円25銭から130円76銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3866ドルまで下落後、1.3908ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9166フランから0.9136フランまで下落した。
■NY原油:弱含みで61.91ドル、一時60.66ドルまで下落
NY原油先物6月限は、弱含み(NYMEX原油6月限終値:61.91 ↓0.23)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は、前営業日比-0.23ドルの61.91ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは60.66ドル−62.31ドル。アジア市場で62.31ドルまで買われたが、まもなく反落し、ニューヨーク市場の序盤にかけて60.66ドルまで下落した。その後は62ドルを挟んだ水準で推移し、やや下げ渋る展開となった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 39.41ドル +0.23ドル(+0.59%)
モルガン・スタンレー(MS) 81.52ドル +0.57ドル(+0.70%)
ゴールドマン・サックス(GS)343.52ドル +4.17ドル(+1.23%)
インテル(INTC) 58.76ドル -0.48ドル(-0.81%)
アップル(AAPL) 134.72ドル +0.40ドル(+0.30%)
アルファベット(GOOG) 2326.74ドル +11.44ドル(+0.49%)
フェイスブック(FB) 303.04ドル +1.91ドル(+0.63%)
キャタピラー(CAT) 230.56ドル +0.45ドル(+0.20%)
アルコア(AA) 36.80ドル +2.09ドル(+6.02%)
ウォルマート(WMT) 137.91ドル -1.99ドル(-1.42%)
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