29日の米国市場ダイジェスト:NYダウ239ドル高、強い回復期待
[21/04/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ239ドル高、強い回復期待
米国株式市場は反発。ダウ平均は239.98ドル高の34060.36ドル、ナスダックは31.52ポイント高の14082.55で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で景気判断を引き上げたほか、第1四半期GDPが大幅な伸びを示したため、寄り付き後、上昇。冴えない雇用関連指標やバイデン大統領が就任後初めての上下両院合同会議演説で提示した大幅増税への懸念に一時下落に転じる局面もあった。しかし、本年の回復期待を受けた買いも根強く、終日堅調推移を維持。引けにかけては上げ幅を拡大した。主要ハイテク企業の好決算も下支えとなった。セクター別では、メディア・娯楽、銀行が上昇、自動車・自動車部品が下落した。
半導体メーカーのクアルコム(QCOM)は四半期決算で52%増益を発表し、上昇。メディア関連のコムキャスト(CMCSA)、ディッシュ・ネットワーク(DISH)は決算が予想を上回る内容で、それぞれ上昇した。一方、自動車メーカーのフォード(F)は第1四半期決算が予想を上回ったものの、世界の半導体不足が響き第2四半期の生産が半減すると警告したため大幅安。また、配車サービスのウーバーテクノロジー(UBER)と、リフト(LYFT)は労働長官が国内のドライバーを従業員として区分し相応の手当を得るべきだとの見解を示したため、コスト拡大懸念からそれぞれ下落した。
オンライン小売のアマゾン(AMZN)は引け後に決算を発表。内容が予想を大幅に上回り時間外取引で上昇している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米経済成長への期待でドル・円は一時109円22銭
29日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円22銭まで上昇後、108円80銭まで反落して、108円91銭で引けた。バイデン大統領が明らかにしたインフラ整備の米雇用計画などに加えて、NY市は7月からパンデミック対応規制を全て撤廃すると発表するなど、経済活動再開を受けた景気回復期待を受けてドル買いが優勢となった。ただ、先週分新規失業保険申請件数は予想をやや上回ったほか、米1-3月期GDP速報値も予想ほど伸びが拡大しなかったため、ドル上昇は限定的だった。
ユーロ・ドルは1.2136ドルから1.2102ドルまで下落して、1.2122ドルで引けた。ユーロ・円は132円37銭まで上昇後、131円81銭まで反落。ポンド・ドルは1.3966ドルまで上昇後、1.3935ドルまで反落した。ドル・スイスは0.9080フランから0.9119フランのレンジで上下に振れた。
■NY原油:続伸で65.01ドル、米国経済の順調な回復を好感
NY原油先物6月限は、続伸(NYMEX原油6月限終値:65.01 ↑1.15)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は、前営業日比+1.15ドルの65.01ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは63.65ドル−65.47ドル。アジア市場の序盤で63.65ドルまで下げたが、まもなく反転し、ニューヨーク市場の序盤にかけて65.47ドルまで買われた。雇用関連指標の改善や米国経済の順調な回復を受けて需要増大の思惑が広がった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 41.11ドル +1.08ドル(+2.70%)
モルガン・スタンレー(MS) 83.64ドル +1.26ドル(+1.53%)
ゴールドマン・サックス(GS)352.97ドル +4.86ドル(+1.40%)
インテル(INTC) 58.28ドル +0.66ドル(+1.15%)
アップル(AAPL) 133.48ドル -0.10ドル(-0.07%)
アルファベット(GOOG) 2429.89ドル +49.98ドル(+2.10%)
フェイスブック(FB) 329.51ドル +22.41ドル(+7.30%)
キャタピラー(CAT) 227.47ドル -4.83ドル(-2.08%)
アルコア(AA) 37.17ドル +0.68ドル(+1.86%)
ウォルマート(WMT) 139.63ドル +1.74ドル(+1.26%)
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米国株式市場は反発。ダウ平均は239.98ドル高の34060.36ドル、ナスダックは31.52ポイント高の14082.55で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で景気判断を引き上げたほか、第1四半期GDPが大幅な伸びを示したため、寄り付き後、上昇。冴えない雇用関連指標やバイデン大統領が就任後初めての上下両院合同会議演説で提示した大幅増税への懸念に一時下落に転じる局面もあった。しかし、本年の回復期待を受けた買いも根強く、終日堅調推移を維持。引けにかけては上げ幅を拡大した。主要ハイテク企業の好決算も下支えとなった。セクター別では、メディア・娯楽、銀行が上昇、自動車・自動車部品が下落した。
半導体メーカーのクアルコム(QCOM)は四半期決算で52%増益を発表し、上昇。メディア関連のコムキャスト(CMCSA)、ディッシュ・ネットワーク(DISH)は決算が予想を上回る内容で、それぞれ上昇した。一方、自動車メーカーのフォード(F)は第1四半期決算が予想を上回ったものの、世界の半導体不足が響き第2四半期の生産が半減すると警告したため大幅安。また、配車サービスのウーバーテクノロジー(UBER)と、リフト(LYFT)は労働長官が国内のドライバーを従業員として区分し相応の手当を得るべきだとの見解を示したため、コスト拡大懸念からそれぞれ下落した。
オンライン小売のアマゾン(AMZN)は引け後に決算を発表。内容が予想を大幅に上回り時間外取引で上昇している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米経済成長への期待でドル・円は一時109円22銭
29日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円22銭まで上昇後、108円80銭まで反落して、108円91銭で引けた。バイデン大統領が明らかにしたインフラ整備の米雇用計画などに加えて、NY市は7月からパンデミック対応規制を全て撤廃すると発表するなど、経済活動再開を受けた景気回復期待を受けてドル買いが優勢となった。ただ、先週分新規失業保険申請件数は予想をやや上回ったほか、米1-3月期GDP速報値も予想ほど伸びが拡大しなかったため、ドル上昇は限定的だった。
ユーロ・ドルは1.2136ドルから1.2102ドルまで下落して、1.2122ドルで引けた。ユーロ・円は132円37銭まで上昇後、131円81銭まで反落。ポンド・ドルは1.3966ドルまで上昇後、1.3935ドルまで反落した。ドル・スイスは0.9080フランから0.9119フランのレンジで上下に振れた。
■NY原油:続伸で65.01ドル、米国経済の順調な回復を好感
NY原油先物6月限は、続伸(NYMEX原油6月限終値:65.01 ↑1.15)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は、前営業日比+1.15ドルの65.01ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは63.65ドル−65.47ドル。アジア市場の序盤で63.65ドルまで下げたが、まもなく反転し、ニューヨーク市場の序盤にかけて65.47ドルまで買われた。雇用関連指標の改善や米国経済の順調な回復を受けて需要増大の思惑が広がった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 41.11ドル +1.08ドル(+2.70%)
モルガン・スタンレー(MS) 83.64ドル +1.26ドル(+1.53%)
ゴールドマン・サックス(GS)352.97ドル +4.86ドル(+1.40%)
インテル(INTC) 58.28ドル +0.66ドル(+1.15%)
アップル(AAPL) 133.48ドル -0.10ドル(-0.07%)
アルファベット(GOOG) 2429.89ドル +49.98ドル(+2.10%)
フェイスブック(FB) 329.51ドル +22.41ドル(+7.30%)
キャタピラー(CAT) 227.47ドル -4.83ドル(-2.08%)
アルコア(AA) 37.17ドル +0.68ドル(+1.86%)
ウォルマート(WMT) 139.63ドル +1.74ドル(+1.26%)
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