28日の米国市場ダイジェスト:米国株式市場は上昇、強い景気回復期待
[21/05/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:米国株式市場は上昇、強い景気回復期待
ダウ平均は64.81ドル高の34,529.45ドル、ナスダックは12.46ポイント高の13,748.74で取引を終了した。
景気回復への期待で寄り付き後、上昇。朝方発表された連邦準備理事会(FRB)が物価動向を測るうえで重視する4月の米個人消費支出物価指数のコアが前年比で3.1%の上昇と92年7月以来の伸びとなったが、FRBのインフレ高進は「一時的」とのスタンスに変化を与えることはないとみられ、長期金利への影響は限定的。ハイテク株にも買いが入った。引けにかけて上昇幅を縮小するも、ダウ・ナスダックともに上昇して取引を終えた。セクター別では、半導体・同製造装置が大きく上昇した一方、自動車・自動車部品が下げた。
顧客情報管理のセールスフォース・ドットコム(CRM)と化粧品小売りチェーンのアルタ・ビューティー(ULTA)は、前日引け後に発表した決算が市場予想を上回る内容で、上昇。コンピューターメーカーのHP(HPQ)は、決算で売上高が予想を上回ったものの、パソコン向け半導体の不足が出荷に影響するとの見方を示したことが嫌気され、下落した。航空機メーカーのボーイング(BA)は中型機「787」の出荷を一時停止したことを明らかにし、下落。代替肉を手掛けるビヨンド・ミート(BYND)が新たに投機的な売買の対象となっており、映画館運営のAMC(AMC)とともに上昇。
バイデン政権は税財政運営の方針を示す2022会計年度の予算教書を公表した。歳出規模は約6兆ドルで、企業や富裕層に対する大幅増税を求めている。税財政は上下両院に立案・決定権があるため、予算教書に強制力はないが、議会審議のたたき台となる。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:米インフレ指標上昇でドル買い後3連休控えドル売り
28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円20銭まで上昇後、109円74銭まで下落し、109円84銭で引けた。米国の4月コアPCE価格指数(FRBが重要視するインフレ指標)の伸び急拡大を受けて、金利先高感からドル買いが先行。その後、5月シカゴ購買部協会景気指数は予想外に大きく上昇したが反応なく、3連休を控えた利益確定とみられるドル売りが優勢になった。
ユーロ・ドルは1.2133ドルまで下落後、1.2205ドルまで上昇し、1.2192ドルで引けた。ユーロ・円は133円61銭まで下落後、134円00銭まで上昇した。
ポンド・ドルは1.4136ドルまで下落後、1.4200ドルまで上昇。ドル・スイスフランは0.9030フランまで上昇後、0.8990フランまで下落した。
■NY原油:反落、利食い売りが増える
28日のNY原油先物7月限は、反落(NYMEX原油7月限終値:66.32 ↓0.53)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は、前営業日比-0.53ドルの66.32ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは66.17ドル−67.52ドル。ニューヨーク市場の序盤に67.52ドルまで買われたが、原油需要の増加を期待した買いは一巡し、利益確定を狙った売りが増えたことから、通常取引終了後の時間外取引で66.17ドルまで下落した
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 42.39ドル -0.16ドル(-0.38%)
モルガン・スタンレー(MS) 90.95ドル +0.65ドル(+0.72%)
ゴールドマン・サックス(GS)372.02ドル +1.90ドル(+0.51%)
インテル(INTC) 57.12ドル -0.61ドル(-1.06%)
アップル(AAPL) 124.61ドル -0.67ドル(-0.53%)
アルファベット(GOOG) 2411.56ドル +9.05ドル(+0.38%)
フェイスブック(FB) 328.73ドル -4.02ドル(-1.21%)
キャタピラー(CAT) 241.08ドル -0.20ドル(-0.08%)
アルコア(AA) 39.67ドル +0.66ドル(+1.69%)
ウォルマート(WMT) 142.03ドル +0.34ドル(+0.24%)
<ST>
ダウ平均は64.81ドル高の34,529.45ドル、ナスダックは12.46ポイント高の13,748.74で取引を終了した。
景気回復への期待で寄り付き後、上昇。朝方発表された連邦準備理事会(FRB)が物価動向を測るうえで重視する4月の米個人消費支出物価指数のコアが前年比で3.1%の上昇と92年7月以来の伸びとなったが、FRBのインフレ高進は「一時的」とのスタンスに変化を与えることはないとみられ、長期金利への影響は限定的。ハイテク株にも買いが入った。引けにかけて上昇幅を縮小するも、ダウ・ナスダックともに上昇して取引を終えた。セクター別では、半導体・同製造装置が大きく上昇した一方、自動車・自動車部品が下げた。
顧客情報管理のセールスフォース・ドットコム(CRM)と化粧品小売りチェーンのアルタ・ビューティー(ULTA)は、前日引け後に発表した決算が市場予想を上回る内容で、上昇。コンピューターメーカーのHP(HPQ)は、決算で売上高が予想を上回ったものの、パソコン向け半導体の不足が出荷に影響するとの見方を示したことが嫌気され、下落した。航空機メーカーのボーイング(BA)は中型機「787」の出荷を一時停止したことを明らかにし、下落。代替肉を手掛けるビヨンド・ミート(BYND)が新たに投機的な売買の対象となっており、映画館運営のAMC(AMC)とともに上昇。
バイデン政権は税財政運営の方針を示す2022会計年度の予算教書を公表した。歳出規模は約6兆ドルで、企業や富裕層に対する大幅増税を求めている。税財政は上下両院に立案・決定権があるため、予算教書に強制力はないが、議会審議のたたき台となる。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:米インフレ指標上昇でドル買い後3連休控えドル売り
28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円20銭まで上昇後、109円74銭まで下落し、109円84銭で引けた。米国の4月コアPCE価格指数(FRBが重要視するインフレ指標)の伸び急拡大を受けて、金利先高感からドル買いが先行。その後、5月シカゴ購買部協会景気指数は予想外に大きく上昇したが反応なく、3連休を控えた利益確定とみられるドル売りが優勢になった。
ユーロ・ドルは1.2133ドルまで下落後、1.2205ドルまで上昇し、1.2192ドルで引けた。ユーロ・円は133円61銭まで下落後、134円00銭まで上昇した。
ポンド・ドルは1.4136ドルまで下落後、1.4200ドルまで上昇。ドル・スイスフランは0.9030フランまで上昇後、0.8990フランまで下落した。
■NY原油:反落、利食い売りが増える
28日のNY原油先物7月限は、反落(NYMEX原油7月限終値:66.32 ↓0.53)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は、前営業日比-0.53ドルの66.32ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは66.17ドル−67.52ドル。ニューヨーク市場の序盤に67.52ドルまで買われたが、原油需要の増加を期待した買いは一巡し、利益確定を狙った売りが増えたことから、通常取引終了後の時間外取引で66.17ドルまで下落した
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 42.39ドル -0.16ドル(-0.38%)
モルガン・スタンレー(MS) 90.95ドル +0.65ドル(+0.72%)
ゴールドマン・サックス(GS)372.02ドル +1.90ドル(+0.51%)
インテル(INTC) 57.12ドル -0.61ドル(-1.06%)
アップル(AAPL) 124.61ドル -0.67ドル(-0.53%)
アルファベット(GOOG) 2411.56ドル +9.05ドル(+0.38%)
フェイスブック(FB) 328.73ドル -4.02ドル(-1.21%)
キャタピラー(CAT) 241.08ドル -0.20ドル(-0.08%)
アルコア(AA) 39.67ドル +0.66ドル(+1.69%)
ウォルマート(WMT) 142.03ドル +0.34ドル(+0.24%)
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