今日の為替市場ポイント:米FOMC会合の結果判明を待つ状況
[21/06/16]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
15日のドル・円は、東京市場では110円15銭から109円99銭まで下落。欧米市場では、110円17銭まで買われた後、110円02銭まで下げており、110円05銭で取引終了。本日16日のドル・円は主に110円近辺で推移か。米連邦公開市場委員会(FOMC)会合の結果判明前で、リスク選好的な為替取引は縮小する可能性がある。
今回開催のFOMC会合後に発表される声明では、債券買い入れ規模についての文言が注目されているようだ。前回発表の声明では、「米国債の保有を少なくとも月800億ドル、エージェンシーローン担保証券の保有を少なくとも月400億ドル増やす」との数値が盛り込まれていた。今回の声明でも「少なくとも」という文言が含まれた場合、現行の量的緩和策を堅持する方針は当面変わらないことになる。
ただ、一部の市場関係者は「FOMCの声明内容が全く同じでも、米国経済の正常化によって金融政策見通しが年後半に変更される可能性は否定できない」と指摘している。インフレ加速の明確な兆候は確認されていないものの、次回以降のFOMC会合では量的緩和策の規模縮小についての議論に多くの時間を費やすことが予想される。
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今回開催のFOMC会合後に発表される声明では、債券買い入れ規模についての文言が注目されているようだ。前回発表の声明では、「米国債の保有を少なくとも月800億ドル、エージェンシーローン担保証券の保有を少なくとも月400億ドル増やす」との数値が盛り込まれていた。今回の声明でも「少なくとも」という文言が含まれた場合、現行の量的緩和策を堅持する方針は当面変わらないことになる。
ただ、一部の市場関係者は「FOMCの声明内容が全く同じでも、米国経済の正常化によって金融政策見通しが年後半に変更される可能性は否定できない」と指摘している。インフレ加速の明確な兆候は確認されていないものの、次回以降のFOMC会合では量的緩和策の規模縮小についての議論に多くの時間を費やすことが予想される。
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