24日の米国市場ダイジェスト:NYダウ322ドル高、インフラ投資計画合意で回復期待高まる
[21/06/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ322ドル高、インフラ投資計画合意で回復期待高まる
米国株式市場は上昇、ダウ平均は322.58ドル高の34196.82ドル、ナスダックは97.98ポイント高の14369.71 で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)が当面緩和策を維持するとの期待に寄り付き後、上昇。バイデン大統領がインフラ投資計画で超党派上院議員との会談後、合意を発表すると、景気回復期待が一段と強まり、景気循環株が再び買われ相場を一段と押し上げた。また、長期金利の安定で、ハイテク株の買いも継続し、ナスダック総合指数は3日連続で史上最高値を更新し終了。セクター別では銀行や自動車・自動車部品が上昇した一方で、小売りや不動産が下落した。
製薬会社のイーライリリー(LLY)は食品医薬品局(FDA)が同社開発中のアルツハイマー型認知症の治療薬「ドナネマブ」を画期的治療薬に指定したことが好感され、大幅高。また、ソフトウェアメーカーのマイクロソフト(MSFT)は6年ぶりに基本ソフト(OS)更新でウィンドウ11を正式発表し、上昇した。また、重機メーカーのキャタピラー(CAT)は、バイデン政権によるインフラ投資法案の成立期待に上昇。レストランチェーンを運営するダーデンレストランツ(DRI)は四半期決算で、一株利益が予想を上回り上昇した。一方で、ドラッグストアチェーンのライトエイド(RAD)は決算内容が失望され、売られた。ディスカウントストアのダラー・ツリー(DLTR)はアナリストによる投資判断引き下げで下落。
取引終了後、運送会社フェデックス(FDX)は第4四半期決算を発表。内容は予想を上回ったものの想定内と見られ、時間外取引で株価は下落している。同じく引け後に決算を発表したスポーツ用品メーカーのナイキ(NKE)は予想を上回った結果が好感され、上昇している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米インフラ投資計画実現への期待でドル下げ渋り
24日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円69銭まで下落後、110円91銭まで反発し、110円88銭で引けた。新規失業保険申請件数は予想を上回ったため、労働市場の改善に懐疑的見方が広がり、ドル売りが優勢となった。その後、バイデン大統領が超党派上院議員とインフラ計画の骨組みで合意したと発表し、米国経済の回復ペースが速まるとの期待でドル買いが再燃した。
ユーロ・ドルは1.1956ドルまで上昇後、1.1920ドルまで反落して、1.1932ドルで引けた。ユーロ・円は132円41銭へ強含んだのち、132円13銭まで反落。ポンド・ドルは1.3890ドルまで下落後、1.3939ドルまで上昇した。英国中央銀行は金融政策委員会(MPC)の会合で大規模緩和維持を決定。インフレ上昇は一時的との見解を維持し、早期利上げを警告するなど、予想外にハト派姿勢を強める結果となったため、ポンド売りが一時優勢となった。ドル・スイスは0.9174フランまで下落後、0.9195フランまで上昇した。
■NY原油:小幅続伸で73.30ドル、株高を意識した買いが入る
NY原油先物8月限は小幅続伸(NYMEX原油8月限終値:73.30 ↑0.22)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は、前営業日比+0.23ドルの73.08ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは72.32ドル-73.61ドル。ロンドン市場で73.61ドルまで買われた後、ニューヨーク市場の序盤にかけて72.32ドルまで反落したが、株高を意識した買いが入ったことで73.42ドルまで戻した。通常取引終了後の時間外取引でも73ドル台を維持した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 40.84ドル +0.64ドル(+1.59%)
モルガン・スタンレー(MS) 86.99ドル +1.12ドル(+1.30%)
ゴールドマン・サックス(GS)368.71ドル +7.66ドル(+2.12%)
インテル(INTC) 56.07ドル +0.81ドル(+1.47%)
アップル(AAPL) 133.46ドル -0.25ドル(-0.18%)
アルファベット(GOOG) 2545.00ドル +15.77ドル(+0.62%)
フェイスブック(FB) 343.49ドル +2.90ドル(+0.85%)
キャタピラー(CAT) 219.62ドル +5.83ドル(+2.73%)
アルコア(AA) 36.38ドル +1.34ドル(+3.82%)
ウォルマート(WMT) 136.91ドル +0.95ドル(+0.70%)
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米国株式市場は上昇、ダウ平均は322.58ドル高の34196.82ドル、ナスダックは97.98ポイント高の14369.71 で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)が当面緩和策を維持するとの期待に寄り付き後、上昇。バイデン大統領がインフラ投資計画で超党派上院議員との会談後、合意を発表すると、景気回復期待が一段と強まり、景気循環株が再び買われ相場を一段と押し上げた。また、長期金利の安定で、ハイテク株の買いも継続し、ナスダック総合指数は3日連続で史上最高値を更新し終了。セクター別では銀行や自動車・自動車部品が上昇した一方で、小売りや不動産が下落した。
製薬会社のイーライリリー(LLY)は食品医薬品局(FDA)が同社開発中のアルツハイマー型認知症の治療薬「ドナネマブ」を画期的治療薬に指定したことが好感され、大幅高。また、ソフトウェアメーカーのマイクロソフト(MSFT)は6年ぶりに基本ソフト(OS)更新でウィンドウ11を正式発表し、上昇した。また、重機メーカーのキャタピラー(CAT)は、バイデン政権によるインフラ投資法案の成立期待に上昇。レストランチェーンを運営するダーデンレストランツ(DRI)は四半期決算で、一株利益が予想を上回り上昇した。一方で、ドラッグストアチェーンのライトエイド(RAD)は決算内容が失望され、売られた。ディスカウントストアのダラー・ツリー(DLTR)はアナリストによる投資判断引き下げで下落。
取引終了後、運送会社フェデックス(FDX)は第4四半期決算を発表。内容は予想を上回ったものの想定内と見られ、時間外取引で株価は下落している。同じく引け後に決算を発表したスポーツ用品メーカーのナイキ(NKE)は予想を上回った結果が好感され、上昇している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米インフラ投資計画実現への期待でドル下げ渋り
24日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円69銭まで下落後、110円91銭まで反発し、110円88銭で引けた。新規失業保険申請件数は予想を上回ったため、労働市場の改善に懐疑的見方が広がり、ドル売りが優勢となった。その後、バイデン大統領が超党派上院議員とインフラ計画の骨組みで合意したと発表し、米国経済の回復ペースが速まるとの期待でドル買いが再燃した。
ユーロ・ドルは1.1956ドルまで上昇後、1.1920ドルまで反落して、1.1932ドルで引けた。ユーロ・円は132円41銭へ強含んだのち、132円13銭まで反落。ポンド・ドルは1.3890ドルまで下落後、1.3939ドルまで上昇した。英国中央銀行は金融政策委員会(MPC)の会合で大規模緩和維持を決定。インフレ上昇は一時的との見解を維持し、早期利上げを警告するなど、予想外にハト派姿勢を強める結果となったため、ポンド売りが一時優勢となった。ドル・スイスは0.9174フランまで下落後、0.9195フランまで上昇した。
■NY原油:小幅続伸で73.30ドル、株高を意識した買いが入る
NY原油先物8月限は小幅続伸(NYMEX原油8月限終値:73.30 ↑0.22)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は、前営業日比+0.23ドルの73.08ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは72.32ドル-73.61ドル。ロンドン市場で73.61ドルまで買われた後、ニューヨーク市場の序盤にかけて72.32ドルまで反落したが、株高を意識した買いが入ったことで73.42ドルまで戻した。通常取引終了後の時間外取引でも73ドル台を維持した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 40.84ドル +0.64ドル(+1.59%)
モルガン・スタンレー(MS) 86.99ドル +1.12ドル(+1.30%)
ゴールドマン・サックス(GS)368.71ドル +7.66ドル(+2.12%)
インテル(INTC) 56.07ドル +0.81ドル(+1.47%)
アップル(AAPL) 133.46ドル -0.25ドル(-0.18%)
アルファベット(GOOG) 2545.00ドル +15.77ドル(+0.62%)
フェイスブック(FB) 343.49ドル +2.90ドル(+0.85%)
キャタピラー(CAT) 219.62ドル +5.83ドル(+2.73%)
アルコア(AA) 36.38ドル +1.34ドル(+3.82%)
ウォルマート(WMT) 136.91ドル +0.95ドル(+0.70%)
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