13日の米国市場ダイジェスト:NYダウ107ドル安、高インフレを警戒
[21/07/14]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ107ドル安、高インフレを警戒
ダウ平均は107.39ドル安の34888.79ドル、ナスダックは55.59ポイント安の14677.65で取引を終了した。6月の消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったため、インフレ高進への警戒感から寄り付き後、下落。史上最高値付近からの利益確定売りなども目立ち、終日軟調に推移した。セクター別では、自動車・自動部品や銀行が下落した一方で、ソフトウェア・サービスが上昇。
飲料メーカーのペプシコ(PEP)は外食の再開が追い風となり強い需要で決算内容が予想を上回ったほか、見通しを引き上げたことが好感され、上昇した。クレジットカード会社のビザ(V)やマスターカード(MS)は6月の利用率の伸びを期待した買いに上昇。一方、加工食品メーカーのコナグラ・ブランズ(CAG)は決算が予想を上回ったものの、コストの上昇を受けて見通しを引き下げたことが嫌気され、売られた。また、航空機メーカーのボーイング(BA)は787ドリームライナー機の欠陥を巡る調査を拡大するため今年の納入機数の見通しを引き下げたことが嫌気され、下落。金融のゴールドマンサックス(GS)やJPモルガン(JPM)はそれぞれ第2四半期決算の内容が予想を上回ったものの、すでに好決算が織り込み済みで利益確定売りに拍車がかかり、下落した。
携帯端末アップル(AAPL)とゴールドマンサックス(GS)はアップルペイで、オンライン決済のペイパル(PYPL)などが提供しているサービスに対抗した分割払いサービスを計画していると報じられた。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米インフレ進行で主要通貨に対するドル買い強まる
13日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円21銭から110円65銭まで上昇し、110円59銭で引けた。米6月消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったほか、米財務省が実施した30年債入札は低調な結果となったことから、長期金利の上昇に伴うドル買いが優勢となった。
ユーロ・ドルは1.1851ドルから1.1772ドルまで下落し、1.1779ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのセンテノ・ポルトガル中央銀行総裁がインフレについて辛抱強い対応の必要性を示し、ECBは金融刺激策の解除にはかなりの注意が必要であると慎重な姿勢を見せたたため、ユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は130円64銭から130円21銭まで下落。ポンド・ドルは1.3857ドルから1.3800ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9200フランまで上昇後、0.9157フランまで反落した。
■NY原油:反発、供給不足の懸念残る
NY原油先物8月限は反発(NYMEX原油8月限終値:75.25 ↑1.15)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は、前営業日比+1.15ドルの75.25ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは73.68ドル-75.52ドル。ニューヨーク市場の序盤で73.68ドルまで下げたが、供給不足の健懸念は消えていないことから、一時75.52ドルまで買われた。ユーロ安ドル高の相場展開となったものの、原油先物は底堅い動きを保っており、75ドル台を維持している。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 39.86ドル -0.77ドル(-1.90%)
モルガン・スタンレー(MS) 93.21ドル +0.46ドル(+0.50%)
ゴールドマン・サックス(GS)375.98ドル -4.52ドル(-1.19%)
インテル(INTC) 56.87ドル +0.14ドル(+0.25%)
アップル(AAPL) 145.64ドル +1.14ドル(+0.79%)
アルファベット(GOOG) 2619.89ドル +8.61ドル(+0.33%)
フェイスブック(FB) 352.09ドル -1.07ドル(-0.30%)
キャタピラー(CAT) 215.19ドル -3.39ドル(-1.55%)
アルコア(AA) 35.62ドル -1.67ドル(-4.48%)
ウォルマート(WMT) 140.58ドル +0.53ドル(+0.38%)
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ダウ平均は107.39ドル安の34888.79ドル、ナスダックは55.59ポイント安の14677.65で取引を終了した。6月の消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったため、インフレ高進への警戒感から寄り付き後、下落。史上最高値付近からの利益確定売りなども目立ち、終日軟調に推移した。セクター別では、自動車・自動部品や銀行が下落した一方で、ソフトウェア・サービスが上昇。
飲料メーカーのペプシコ(PEP)は外食の再開が追い風となり強い需要で決算内容が予想を上回ったほか、見通しを引き上げたことが好感され、上昇した。クレジットカード会社のビザ(V)やマスターカード(MS)は6月の利用率の伸びを期待した買いに上昇。一方、加工食品メーカーのコナグラ・ブランズ(CAG)は決算が予想を上回ったものの、コストの上昇を受けて見通しを引き下げたことが嫌気され、売られた。また、航空機メーカーのボーイング(BA)は787ドリームライナー機の欠陥を巡る調査を拡大するため今年の納入機数の見通しを引き下げたことが嫌気され、下落。金融のゴールドマンサックス(GS)やJPモルガン(JPM)はそれぞれ第2四半期決算の内容が予想を上回ったものの、すでに好決算が織り込み済みで利益確定売りに拍車がかかり、下落した。
携帯端末アップル(AAPL)とゴールドマンサックス(GS)はアップルペイで、オンライン決済のペイパル(PYPL)などが提供しているサービスに対抗した分割払いサービスを計画していると報じられた。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米インフレ進行で主要通貨に対するドル買い強まる
13日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円21銭から110円65銭まで上昇し、110円59銭で引けた。米6月消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったほか、米財務省が実施した30年債入札は低調な結果となったことから、長期金利の上昇に伴うドル買いが優勢となった。
ユーロ・ドルは1.1851ドルから1.1772ドルまで下落し、1.1779ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのセンテノ・ポルトガル中央銀行総裁がインフレについて辛抱強い対応の必要性を示し、ECBは金融刺激策の解除にはかなりの注意が必要であると慎重な姿勢を見せたたため、ユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は130円64銭から130円21銭まで下落。ポンド・ドルは1.3857ドルから1.3800ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9200フランまで上昇後、0.9157フランまで反落した。
■NY原油:反発、供給不足の懸念残る
NY原油先物8月限は反発(NYMEX原油8月限終値:75.25 ↑1.15)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は、前営業日比+1.15ドルの75.25ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは73.68ドル-75.52ドル。ニューヨーク市場の序盤で73.68ドルまで下げたが、供給不足の健懸念は消えていないことから、一時75.52ドルまで買われた。ユーロ安ドル高の相場展開となったものの、原油先物は底堅い動きを保っており、75ドル台を維持している。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 39.86ドル -0.77ドル(-1.90%)
モルガン・スタンレー(MS) 93.21ドル +0.46ドル(+0.50%)
ゴールドマン・サックス(GS)375.98ドル -4.52ドル(-1.19%)
インテル(INTC) 56.87ドル +0.14ドル(+0.25%)
アップル(AAPL) 145.64ドル +1.14ドル(+0.79%)
アルファベット(GOOG) 2619.89ドル +8.61ドル(+0.33%)
フェイスブック(FB) 352.09ドル -1.07ドル(-0.30%)
キャタピラー(CAT) 215.19ドル -3.39ドル(-1.55%)
アルコア(AA) 35.62ドル -1.67ドル(-4.48%)
ウォルマート(WMT) 140.58ドル +0.53ドル(+0.38%)
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