28日の米国市場ダイジェスト:NYダウ127ドル安、FRBの辛抱強い緩和姿勢が下支え
[21/07/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ127ドル安、FRBの辛抱強い緩和姿勢が下支え
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は127.59ドル安の34930.93ドル、ナスダックは102.01ポイント高の14762.59で取引を終了した。疾病管理予防センター(CDC)による室内でのマスク着用に関するガイダンス変更を受け新型コロナ・デルタ株流行への警戒感が再燃したほか、連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で緩和縮小の道筋を示すとの思惑などから金利上昇を警戒し、寄り付き後、下落。その後、FOMCの声明やパウエル議長の会見で、FRBの金融緩和を辛抱強く維持する姿勢が再表明され金利が低下に転じると、ダウは下げどまった。一方で、ナスダック総合指数は上げ幅を拡大。セクター別では、半導体・同製造装置、医薬品・バイオテクが上昇した一方で、消費者サービスが下落。
航空機メーカーのボーイング(BA)は第2四半期決算で、2019年以来の黒字に転換したことがポジティブサプライズとなり、買われた。医薬品会社のファイザー(PFE)や半導体メーカーのアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)も四半期決算内容が予想を上回ったほか、通期見通しを引き上げが好感され、上昇。また、短文投稿サイトのツィッター(TWTR)は新たにオンラインショッピング機能を加えると発表し、買われた。一方、携帯端末のアップル(AAPL)やソフトウェアメーカーのマイクロソフト(MSFT)は昨日引け後に発表した決算が予想を上回る好調な結果となったものの、世界的な半導体不足を警告したことなどが警戒され、それぞれ売られた。
ソーシャルネットワークサイトを運営するフェイスブック(FB)は取引終了後に第2四半期決算を発表。内容は予想を上回ったものの、下半期の収益成長率の鈍化見通しが嫌気され、時間外取引で下落。同じく決算を発表した自動車メーカー、フォード(F)は内容が予想を上回り、上昇している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:FRBによる金融緩和策継続でドル反落
28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円23銭まで上昇後、109円84銭まで反落し、109円89銭で引けた。米連邦準備制度理事会(FRB)は27-28日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で金融政策の据え置きを決定。声明では「インフレは一過性要因が影響し、上昇している」と繰り返したが、経済、雇用活動が引き続き強まり、緩和縮小への条件達成に向けて一段と前進したとしたため金利上昇に伴うドル買いが一時強まった。その後、パウエルFRB議長が労働市場の回復は程遠いとの見通しを繰り返し、辛抱強い姿勢を再表明したため、ドル買いが後退。
ユーロ・ドルは1.1783ドルまで下落後、1.1850ドルまで上昇して1.1846ドルで引けた。ユーロ・円は129円82銭へ下落したのち130円24銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3845ドルまで下落後、1.3911ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9167フランまで上昇後、0.9100フランまで下落した。
■NY原油:反発で72.39ドル、原油とガソリン在庫は減少
NY原油先物9月限は反発(NYMEX原油9月限終値:72.39 ↑0.74)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、前営業日比+0.74ドルの72.39ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは71.70ドル-72.60ドル。ロンドン市場で72.60ドルまで買われた後、71.70ドルまで反落したが、ニューヨーク市場の後半にかけて72.57ドルまで戻した。原油、ガソリン在庫の減少が多少意識されたようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 38.13ドル +0.15ドル(+0.39%)
モルガン・スタンレー(MS) 96.07ドル -0.41ドル(-0.42%)
ゴールドマン・サックス(GS)374.23ドル -0.61ドル(-0.16%)
インテル(INTC) 53.07ドル -0.11ドル(-0.21%)
アップル(AAPL) 144.98ドル -1.79ドル(-1.22%)
アルファベット(GOOG) 2727.63ドル -8.30ドル(-0.30%)
フェイスブック(FB) 373.28ドル +5.47ドル(+1.49%)
キャタピラー(CAT) 211.44ドル +1.54ドル(+0.73%)
アルコア(AA) 38.23ドル -0.04ドル(-0.10%)
ウォルマート(WMT) 142.06ドル -0.58ドル(-0.41%)
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米国株式市場はまちまち。ダウ平均は127.59ドル安の34930.93ドル、ナスダックは102.01ポイント高の14762.59で取引を終了した。疾病管理予防センター(CDC)による室内でのマスク着用に関するガイダンス変更を受け新型コロナ・デルタ株流行への警戒感が再燃したほか、連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で緩和縮小の道筋を示すとの思惑などから金利上昇を警戒し、寄り付き後、下落。その後、FOMCの声明やパウエル議長の会見で、FRBの金融緩和を辛抱強く維持する姿勢が再表明され金利が低下に転じると、ダウは下げどまった。一方で、ナスダック総合指数は上げ幅を拡大。セクター別では、半導体・同製造装置、医薬品・バイオテクが上昇した一方で、消費者サービスが下落。
航空機メーカーのボーイング(BA)は第2四半期決算で、2019年以来の黒字に転換したことがポジティブサプライズとなり、買われた。医薬品会社のファイザー(PFE)や半導体メーカーのアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)も四半期決算内容が予想を上回ったほか、通期見通しを引き上げが好感され、上昇。また、短文投稿サイトのツィッター(TWTR)は新たにオンラインショッピング機能を加えると発表し、買われた。一方、携帯端末のアップル(AAPL)やソフトウェアメーカーのマイクロソフト(MSFT)は昨日引け後に発表した決算が予想を上回る好調な結果となったものの、世界的な半導体不足を警告したことなどが警戒され、それぞれ売られた。
ソーシャルネットワークサイトを運営するフェイスブック(FB)は取引終了後に第2四半期決算を発表。内容は予想を上回ったものの、下半期の収益成長率の鈍化見通しが嫌気され、時間外取引で下落。同じく決算を発表した自動車メーカー、フォード(F)は内容が予想を上回り、上昇している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:FRBによる金融緩和策継続でドル反落
28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円23銭まで上昇後、109円84銭まで反落し、109円89銭で引けた。米連邦準備制度理事会(FRB)は27-28日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で金融政策の据え置きを決定。声明では「インフレは一過性要因が影響し、上昇している」と繰り返したが、経済、雇用活動が引き続き強まり、緩和縮小への条件達成に向けて一段と前進したとしたため金利上昇に伴うドル買いが一時強まった。その後、パウエルFRB議長が労働市場の回復は程遠いとの見通しを繰り返し、辛抱強い姿勢を再表明したため、ドル買いが後退。
ユーロ・ドルは1.1783ドルまで下落後、1.1850ドルまで上昇して1.1846ドルで引けた。ユーロ・円は129円82銭へ下落したのち130円24銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3845ドルまで下落後、1.3911ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9167フランまで上昇後、0.9100フランまで下落した。
■NY原油:反発で72.39ドル、原油とガソリン在庫は減少
NY原油先物9月限は反発(NYMEX原油9月限終値:72.39 ↑0.74)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、前営業日比+0.74ドルの72.39ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは71.70ドル-72.60ドル。ロンドン市場で72.60ドルまで買われた後、71.70ドルまで反落したが、ニューヨーク市場の後半にかけて72.57ドルまで戻した。原油、ガソリン在庫の減少が多少意識されたようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 38.13ドル +0.15ドル(+0.39%)
モルガン・スタンレー(MS) 96.07ドル -0.41ドル(-0.42%)
ゴールドマン・サックス(GS)374.23ドル -0.61ドル(-0.16%)
インテル(INTC) 53.07ドル -0.11ドル(-0.21%)
アップル(AAPL) 144.98ドル -1.79ドル(-1.22%)
アルファベット(GOOG) 2727.63ドル -8.30ドル(-0.30%)
フェイスブック(FB) 373.28ドル +5.47ドル(+1.49%)
キャタピラー(CAT) 211.44ドル +1.54ドル(+0.73%)
アルコア(AA) 38.23ドル -0.04ドル(-0.10%)
ウォルマート(WMT) 142.06ドル -0.58ドル(-0.41%)
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