注目銘柄ダイジェスト(前場):日産自、サイバー、アドバンテスなど
[21/07/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
エムスリー<2413>:7175円(-170円)
続落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は247億円で前年同期比2.2倍の水準となっている。製薬企業のDX化に向けた需要が引き続き旺盛な中、マーケティング支援売上の順調な拡大が続く形になっている。海外事業も順調な成長が確認されている。ただ、決算数値に大きなサプライズはなく、通期計画も引き続き未定としている。成長期待の反映でバリュエーションは高水準であることから、出尽くし感が先行する格好のようだ。
アドバンテス<6857>:9690円(+550円)
大幅反発。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は261億円で前年同期比94.1%増益、市場予想を15億円程度上振れている。また、受注高は1612億円となり、通期計画を3500億円から4000億円に引き上げ。つれて、通期営業利益計画は従来の850億円から1000億円、前期比41.4%増に上方修正、920億円程度の市場予想を上振れ。また、1000万株を上限とする自社株買いの実施発表もポジティブ視。
TDK<6762>:12730円(-540円)
大幅続落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は308億円で前年同期比67.2%増益、大幅増益となったものの、市場コンセンサスの370億円程度は下回っている。中国などでのスマホの減速、原材料価格上昇の影響などで、エナジー応用製品が市場期待と比べて伸び悩む形に。収益柱となる同分野の減速をマイナス視する動きが優勢に。なお、通期計画1500億円、前期比34.5%増は据え置いている。
サイバー<4751>:2048円(-152円)
大幅続落。前日に第3四半期決算を発表、4-6月期営業利益は446億円で前年同期比5.4倍、1-3月期259億円から一段と収益水準が拡大する状況になっている。通期計画は従来の575-625億円のレンジから1000億円にまで上方修正。850億円程度の市場コンセンサスを大きく上回っている。ただ、スマホゲーム「ウマ娘」大ヒットによる期待感は十分に高まっており、依存度の上昇リスクも高まる形と併せて、目先の出尽くし感が先行。
日産自<7201>:635.1円(+41.4円)
大幅続伸。前日に第1四半期決算を発表、営業損益は757億円の黒字となり、一時的な特殊要因もあったとはいえ、500億円近い赤字がコンセンサスであった中、大幅に期待を上振れる決算となっている。通期営業損益は収支均衡の計画から1500億円の黒字にまで上方修正、一昨日の三菱自動車の好決算発表を考慮しても、ポジティブなサプライズにつながっている。野村證券では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ。
日邦産業<9913>:626円(+33円)
大幅に7日続伸。フリージア・マクロス<6343>が1月28日から開始していた日邦産業へのTOB(株式公開買い付け)を撤回すると発表している。TOB価格は1株につき930円だった。日邦産業が買収防衛策として発行した第2回新株予約権の全てを7月30日に無償で取得すると決定したことから、将来の株式価値の希薄化懸念が払拭されたとの見方から買いが入っているようだ。
京極運輸<9073>:702円 カ -
ストップ高買い気配。新たに株主優待制度を導入すると発表している。100株以上1年以上継続して保有する株主にオリジナルQUOカード(1000円相当)を贈呈する。初回の基準日は9月30日。株式への投資魅力を高め、中長期的な保有者の増加を図る。優待導入が好感されていることに加え、買い気配値が6月1日に付けた直近高値(683円)を上回ったことから買いに拍車が掛かったとみられる。
中京医薬<4558>:324円(+13円)
大幅に続伸。28日に東京都で確認された新型コロナウイルス感染者数が3000人を超え、過去最多を更新したことが買い材料視されている。同じく新規感染者数が過去最多となった埼玉、千葉、神奈川の3県に対し、政府が緊急事態宣言を出すことも検討していると報じられており、感染の拡大が続けばマスクや消毒液など中京医薬品が手掛ける衛生関連商品の需要が増大するとの見方から買いが集まっているようだ。
<ST>
続落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は247億円で前年同期比2.2倍の水準となっている。製薬企業のDX化に向けた需要が引き続き旺盛な中、マーケティング支援売上の順調な拡大が続く形になっている。海外事業も順調な成長が確認されている。ただ、決算数値に大きなサプライズはなく、通期計画も引き続き未定としている。成長期待の反映でバリュエーションは高水準であることから、出尽くし感が先行する格好のようだ。
アドバンテス<6857>:9690円(+550円)
大幅反発。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は261億円で前年同期比94.1%増益、市場予想を15億円程度上振れている。また、受注高は1612億円となり、通期計画を3500億円から4000億円に引き上げ。つれて、通期営業利益計画は従来の850億円から1000億円、前期比41.4%増に上方修正、920億円程度の市場予想を上振れ。また、1000万株を上限とする自社株買いの実施発表もポジティブ視。
TDK<6762>:12730円(-540円)
大幅続落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は308億円で前年同期比67.2%増益、大幅増益となったものの、市場コンセンサスの370億円程度は下回っている。中国などでのスマホの減速、原材料価格上昇の影響などで、エナジー応用製品が市場期待と比べて伸び悩む形に。収益柱となる同分野の減速をマイナス視する動きが優勢に。なお、通期計画1500億円、前期比34.5%増は据え置いている。
サイバー<4751>:2048円(-152円)
大幅続落。前日に第3四半期決算を発表、4-6月期営業利益は446億円で前年同期比5.4倍、1-3月期259億円から一段と収益水準が拡大する状況になっている。通期計画は従来の575-625億円のレンジから1000億円にまで上方修正。850億円程度の市場コンセンサスを大きく上回っている。ただ、スマホゲーム「ウマ娘」大ヒットによる期待感は十分に高まっており、依存度の上昇リスクも高まる形と併せて、目先の出尽くし感が先行。
日産自<7201>:635.1円(+41.4円)
大幅続伸。前日に第1四半期決算を発表、営業損益は757億円の黒字となり、一時的な特殊要因もあったとはいえ、500億円近い赤字がコンセンサスであった中、大幅に期待を上振れる決算となっている。通期営業損益は収支均衡の計画から1500億円の黒字にまで上方修正、一昨日の三菱自動車の好決算発表を考慮しても、ポジティブなサプライズにつながっている。野村證券では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ。
日邦産業<9913>:626円(+33円)
大幅に7日続伸。フリージア・マクロス<6343>が1月28日から開始していた日邦産業へのTOB(株式公開買い付け)を撤回すると発表している。TOB価格は1株につき930円だった。日邦産業が買収防衛策として発行した第2回新株予約権の全てを7月30日に無償で取得すると決定したことから、将来の株式価値の希薄化懸念が払拭されたとの見方から買いが入っているようだ。
京極運輸<9073>:702円 カ -
ストップ高買い気配。新たに株主優待制度を導入すると発表している。100株以上1年以上継続して保有する株主にオリジナルQUOカード(1000円相当)を贈呈する。初回の基準日は9月30日。株式への投資魅力を高め、中長期的な保有者の増加を図る。優待導入が好感されていることに加え、買い気配値が6月1日に付けた直近高値(683円)を上回ったことから買いに拍車が掛かったとみられる。
中京医薬<4558>:324円(+13円)
大幅に続伸。28日に東京都で確認された新型コロナウイルス感染者数が3000人を超え、過去最多を更新したことが買い材料視されている。同じく新規感染者数が過去最多となった埼玉、千葉、神奈川の3県に対し、政府が緊急事態宣言を出すことも検討していると報じられており、感染の拡大が続けばマスクや消毒液など中京医薬品が手掛ける衛生関連商品の需要が増大するとの見方から買いが集まっているようだ。
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