2日の米国市場ダイジェスト:NYダウ131ドル高、雇用回復に期待
[21/09/03]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ131ドル高、雇用回復に期待
米国株式市場は上昇。ダウ平均は131.29ドル高の35443.82ドル、ナスダックは21.80ポイント高の15331.18で取引を終了した。新規失業保険申請件数がパンデミック以降で最小となったため雇用回復への期待感から寄り付き後、上昇。原油高を受けてエネルギー関連が堅調でさらに、小売りも強く、ダウは終日堅調に推移した。ハイテクも引き続き強く、ナスダック総合指数は連日史上最高値を更新し終了。セクター別では、エネルギー、ヘルスケア機器・サービスが上昇した一方、メディア・娯楽が下落した。
動画配信のネットフリックス(NFLX)は人気ドラマシリーズの10月配信開始を明らかにしたほか、アナリストの目標株価引き上げで買われた。音楽配信のスポティファイ(SPOT)は携帯端末のアップル(AAPL)がアップストアの制限を緩和したことが好感され上昇。宝石小売りのシグネットジュエラーズ(SIG)は、四半期決算の内容や売上見通しが予想を上回り、買われた。一方、検索のグーグルを運営するアルファベット(GOOG)は司法省が同社のデジタル広告事業を巡り独禁法訴訟を準備しているとの報道が嫌気され、売られた。また、食品加工メーカーのホーメルフーズ(HRL)は見通しで、インフレ圧力を警告し、下落。宇宙旅行会社ヴァージン・ギャラクティック(SPCE)は連邦航空局(FAA)が7月11日の飛行ルートを外れた事故調査が終了するまで、宇宙船の飛行を禁止すると発表し売られた。
電子署名のドキュサイン(DOCU)は取引終了後に決算を発表。内容や第3四半期の見通しが予想を上回ったものの時間外取引で下落している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:8月米雇用統計の発表を控えてドル売り優勢
2日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円09銭まで上昇後、109円93銭へ反落し、109円94銭で引けた。週次新規失業保険申請件数が予想以上に減少し、パンデミック以降で最小となったためドル買いが優勢となった。その後、8月雇用統計で新型コロナウイルス変異株リスクにより、雇用の伸びが予想程拡大しないとの懸念や第3四半期の成長減速予想を受けてドル売りが再燃した。
ユーロ・ドルは1.1837ドルまで下落後、1.1876ドルまで上昇して1.1876ドルで引けた。ユーロ圏のPPIが予想以上に伸び、ECBが速やかに金融刺激策を削減するとの見方にユーロ買いが強まった。ユーロ・円は130円26銭から130円59銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3782ドルから1.3840ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9168フランから0.9141フランまで下落した。
■NY原油:堅調推移で69.99ドル、一時70.61ドルまで上昇
NY原油先物10月限は堅調推移(NYMEX原油10月限終値:69.99 ↑1.40)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、前営業日比+1.40ドルの69.99ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは67.84ドル-70.61ドル。アジア市場で67.84ドルまで下げたが、ニューヨーク市場で70.61ドルまで買われた。ハリケーン通過で原油供給に支障が生じたことが要因。将来的な需要増大の思惑も再浮上しており、原油先物を買い戻す動きが広がった。ただ、通常取引終了後の時間外取引では69.67ドルまで下げており、買いは一巡したようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 41.04ドル +0.06ドル(+0.15%)
モルガン・スタンレー(MS) 104.86ドル +0.55ドル(+0.52%)
ゴールドマン・サックス(GS)414.05ドル +0.39ドル(+0.09%)
インテル(INTC) 53.70ドル +0.03ドル(+0.06%)
アップル(AAPL) 153.63ドル +1.12ドル(+0.73%)
アルファベット(GOOG) 2884.06ドル -32.78ドル(-1.12%)
フェイスブック(FB) 375.24ドル -6.81ドル(-1.78%)
キャタピラー(CAT) 211.56ドル +3.60ドル(+1.73%)
アルコア(AA) 46.81ドル +1.21ドル(+2.65%)
ウォルマート(WMT) 148.59ドル +0.81ドル(+0.55%)
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米国株式市場は上昇。ダウ平均は131.29ドル高の35443.82ドル、ナスダックは21.80ポイント高の15331.18で取引を終了した。新規失業保険申請件数がパンデミック以降で最小となったため雇用回復への期待感から寄り付き後、上昇。原油高を受けてエネルギー関連が堅調でさらに、小売りも強く、ダウは終日堅調に推移した。ハイテクも引き続き強く、ナスダック総合指数は連日史上最高値を更新し終了。セクター別では、エネルギー、ヘルスケア機器・サービスが上昇した一方、メディア・娯楽が下落した。
動画配信のネットフリックス(NFLX)は人気ドラマシリーズの10月配信開始を明らかにしたほか、アナリストの目標株価引き上げで買われた。音楽配信のスポティファイ(SPOT)は携帯端末のアップル(AAPL)がアップストアの制限を緩和したことが好感され上昇。宝石小売りのシグネットジュエラーズ(SIG)は、四半期決算の内容や売上見通しが予想を上回り、買われた。一方、検索のグーグルを運営するアルファベット(GOOG)は司法省が同社のデジタル広告事業を巡り独禁法訴訟を準備しているとの報道が嫌気され、売られた。また、食品加工メーカーのホーメルフーズ(HRL)は見通しで、インフレ圧力を警告し、下落。宇宙旅行会社ヴァージン・ギャラクティック(SPCE)は連邦航空局(FAA)が7月11日の飛行ルートを外れた事故調査が終了するまで、宇宙船の飛行を禁止すると発表し売られた。
電子署名のドキュサイン(DOCU)は取引終了後に決算を発表。内容や第3四半期の見通しが予想を上回ったものの時間外取引で下落している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:8月米雇用統計の発表を控えてドル売り優勢
2日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円09銭まで上昇後、109円93銭へ反落し、109円94銭で引けた。週次新規失業保険申請件数が予想以上に減少し、パンデミック以降で最小となったためドル買いが優勢となった。その後、8月雇用統計で新型コロナウイルス変異株リスクにより、雇用の伸びが予想程拡大しないとの懸念や第3四半期の成長減速予想を受けてドル売りが再燃した。
ユーロ・ドルは1.1837ドルまで下落後、1.1876ドルまで上昇して1.1876ドルで引けた。ユーロ圏のPPIが予想以上に伸び、ECBが速やかに金融刺激策を削減するとの見方にユーロ買いが強まった。ユーロ・円は130円26銭から130円59銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3782ドルから1.3840ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9168フランから0.9141フランまで下落した。
■NY原油:堅調推移で69.99ドル、一時70.61ドルまで上昇
NY原油先物10月限は堅調推移(NYMEX原油10月限終値:69.99 ↑1.40)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、前営業日比+1.40ドルの69.99ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは67.84ドル-70.61ドル。アジア市場で67.84ドルまで下げたが、ニューヨーク市場で70.61ドルまで買われた。ハリケーン通過で原油供給に支障が生じたことが要因。将来的な需要増大の思惑も再浮上しており、原油先物を買い戻す動きが広がった。ただ、通常取引終了後の時間外取引では69.67ドルまで下げており、買いは一巡したようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 41.04ドル +0.06ドル(+0.15%)
モルガン・スタンレー(MS) 104.86ドル +0.55ドル(+0.52%)
ゴールドマン・サックス(GS)414.05ドル +0.39ドル(+0.09%)
インテル(INTC) 53.70ドル +0.03ドル(+0.06%)
アップル(AAPL) 153.63ドル +1.12ドル(+0.73%)
アルファベット(GOOG) 2884.06ドル -32.78ドル(-1.12%)
フェイスブック(FB) 375.24ドル -6.81ドル(-1.78%)
キャタピラー(CAT) 211.56ドル +3.60ドル(+1.73%)
アルコア(AA) 46.81ドル +1.21ドル(+2.65%)
ウォルマート(WMT) 148.59ドル +0.81ドル(+0.55%)
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