21日の米国市場ダイジェスト:NYダウ50ドル安、FOMC結果待ちで慎重
[21/09/22]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ50ドル安、FOMC結果待ちで慎重
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は50.63ドル安の33919.84ドル、ナスダックは32.50ポイント高の14746.40で取引を終了した。中国の不動産開発会社の危機は制御可能で、世界市場への影響は限定的にとどまるとの思惑が強まり、寄り付き後、上昇。ただ、中国経済の回復鈍化懸念や、連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)を開催中で警戒感が拭えず、ダウは買いが続かず下落に転じた。ハイテク株は押し目買い意欲も強く、ナスダック総合指数は上昇。セクター別では自動車・自動車部品やエネルギーの上昇が目立った一方、資本財が下落した。
配車サービスのウーバーテクノロジー(UBER)は最高経営責任者(CEO)が第3四半期に調整後黒字回復が可能であると楽観的な見通しを示し、上昇。自動車部品小売りのオートゾーン(AZO)は四半期決算の良好な内容を受け、買われた。一方、エンターテインメント(DIS)のデイズニーは、CEOがイベントで、新型コロナの影響による新作制作の遅れで、第4四半期の動画配信サービス、デイズニープラス加入者数の成長率見通しを引き下げたことが嫌気され、下落した。在庫処分品小売りのビッグ・ロッツ(BIG)や食品メーカーのゼネラル・ミルズ(GIS)はアナリストによる投資判断引き下げを受け、それぞれ下落。スポーツギャンブルを運営するドラフトキング(DKNG)は英国の同業エンテインに買収案を提示したとの報道で、売られた。
運送会社のフェデックス(FDX)は取引終了後に決算を発表。内容が予想を下回ったほか通年見通しを引き下げたため、時間外取引で売られている。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル・円は一時109円19銭、リスク回避の円買い継続
21日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円47銭まで上昇後、109円19銭まで下落して、109円21銭で引けた。米国の8月住宅着工件数は市場予想を上回り、ドル買いが一時優勢となったが、株式相場の失速でリスク回避の円買いが再燃。
ユーロ・ドルは1.1749ドルまで上昇後、1.1715ドルまで反落して1.1726ドルで引けた。ユーロ・円は128円53銭から128円00銭まで下落した。ポンド・ドルは1.3689ドルから1.3641ドルまで下落。ドル・スイスは0.9249フランから0.9225フランまで下落した。_
■NY原油:小幅高で70.49ドル、欧米株式の反転を意識した買いが入る
NY原油先物11月限は小幅高(NYMEX原油11月限終値:70.49 ↑0.35)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は、前営業日比+0.35ドルの70.49ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは69.39ドル-71.48ドル。中国発の金融不安は消えていないため、ロンドン市場の序盤にかけて71.48ドルまで戻したものの、ニューヨーク市場の中盤にかけて69.39ドルまで反落した。ただ、欧米株式の下げ幅縮小を受けて原油先物は反転し、通常取引終了後の時間外取引で70.85ドルまで戻している。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 39.13ドル +0.02ドル(+0.05%)
モルガン・スタンレー(MS) 98.30ドル -0.33ドル(-0.33%)
ゴールドマン・サックス(GS)375.84ドル -2.29ドル(-0.61%)
インテル(INTC) 52.87ドル -0.11ドル(-0.21%)
アップル(AAPL) 143.43ドル +0.49ドル(+0.34%)
アルファベット(GOOG) 2792.93ドル +12.59ドル(+0.45%)
フェイスブック(FB) 357.48ドル +1.78ドル(+0.50%)
キャタピラー(CAT) 189.84ドル -0.98ドル(-0.51%)
アルコア(AA) 45.60ドル -2.86ドル(-5.90%)
ウォルマート(WMT) 143.02ドル +0.28ドル(+0.20%)
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米国株式市場はまちまち。ダウ平均は50.63ドル安の33919.84ドル、ナスダックは32.50ポイント高の14746.40で取引を終了した。中国の不動産開発会社の危機は制御可能で、世界市場への影響は限定的にとどまるとの思惑が強まり、寄り付き後、上昇。ただ、中国経済の回復鈍化懸念や、連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)を開催中で警戒感が拭えず、ダウは買いが続かず下落に転じた。ハイテク株は押し目買い意欲も強く、ナスダック総合指数は上昇。セクター別では自動車・自動車部品やエネルギーの上昇が目立った一方、資本財が下落した。
配車サービスのウーバーテクノロジー(UBER)は最高経営責任者(CEO)が第3四半期に調整後黒字回復が可能であると楽観的な見通しを示し、上昇。自動車部品小売りのオートゾーン(AZO)は四半期決算の良好な内容を受け、買われた。一方、エンターテインメント(DIS)のデイズニーは、CEOがイベントで、新型コロナの影響による新作制作の遅れで、第4四半期の動画配信サービス、デイズニープラス加入者数の成長率見通しを引き下げたことが嫌気され、下落した。在庫処分品小売りのビッグ・ロッツ(BIG)や食品メーカーのゼネラル・ミルズ(GIS)はアナリストによる投資判断引き下げを受け、それぞれ下落。スポーツギャンブルを運営するドラフトキング(DKNG)は英国の同業エンテインに買収案を提示したとの報道で、売られた。
運送会社のフェデックス(FDX)は取引終了後に決算を発表。内容が予想を下回ったほか通年見通しを引き下げたため、時間外取引で売られている。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル・円は一時109円19銭、リスク回避の円買い継続
21日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円47銭まで上昇後、109円19銭まで下落して、109円21銭で引けた。米国の8月住宅着工件数は市場予想を上回り、ドル買いが一時優勢となったが、株式相場の失速でリスク回避の円買いが再燃。
ユーロ・ドルは1.1749ドルまで上昇後、1.1715ドルまで反落して1.1726ドルで引けた。ユーロ・円は128円53銭から128円00銭まで下落した。ポンド・ドルは1.3689ドルから1.3641ドルまで下落。ドル・スイスは0.9249フランから0.9225フランまで下落した。_
■NY原油:小幅高で70.49ドル、欧米株式の反転を意識した買いが入る
NY原油先物11月限は小幅高(NYMEX原油11月限終値:70.49 ↑0.35)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は、前営業日比+0.35ドルの70.49ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは69.39ドル-71.48ドル。中国発の金融不安は消えていないため、ロンドン市場の序盤にかけて71.48ドルまで戻したものの、ニューヨーク市場の中盤にかけて69.39ドルまで反落した。ただ、欧米株式の下げ幅縮小を受けて原油先物は反転し、通常取引終了後の時間外取引で70.85ドルまで戻している。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 39.13ドル +0.02ドル(+0.05%)
モルガン・スタンレー(MS) 98.30ドル -0.33ドル(-0.33%)
ゴールドマン・サックス(GS)375.84ドル -2.29ドル(-0.61%)
インテル(INTC) 52.87ドル -0.11ドル(-0.21%)
アップル(AAPL) 143.43ドル +0.49ドル(+0.34%)
アルファベット(GOOG) 2792.93ドル +12.59ドル(+0.45%)
フェイスブック(FB) 357.48ドル +1.78ドル(+0.50%)
キャタピラー(CAT) 189.84ドル -0.98ドル(-0.51%)
アルコア(AA) 45.60ドル -2.86ドル(-5.90%)
ウォルマート(WMT) 143.02ドル +0.28ドル(+0.20%)
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