東京為替:ドル・円は小じっかり、午後はじり高
[21/09/22]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
22日の東京外為市場でドル・円は小じっかり。日経平均株価の大幅安を嫌気した円買いが先行し、早朝に109円12銭まで下落。ただ、中国恒大集団の目先の利払いにメドがついたと報じられると、円買いは後退。ドルはじり高となり、109円60銭まで値を上げた。
・ユーロ・円は127円93銭から128円56銭まで上昇した。
・ユーロ・ドルは1.1717ドルから1.1737ドルまで値を上げた。
・17時時点:ドル・円109円40-50銭、ユーロ・円128円30-40銭
・日経平均株価:始値29,744.73円、高値29,868.10円、安値29,573.88円、終値29,639.40円(前日比200.31円安)
【金融政策】
・日銀:当座預金のうち政策金利残高に対する0.1%のマイナス金利を維持
金融市場調節方針・資産買入れ方針は現行政策を維持
イールドカーブ・コントロール:(賛成8反対1)
短期金利:日本銀行当座預金のうち政策金利残高に-0.1%のマイナス金利を適用。
長期金利:10 年物国債金利がゼロ%程度で推移するよう、上限を設けず必要な金額の長期国債の買入れを行う。
資産買入れ方針(全員一致)
ETFおよびJ-REITについて、それぞれ年間約12兆円、年間約1800億円に相当する残高増加ペースを上限に必要に応じて買入れを行う。
CPほか社債などについては、2022 年3月末までの間、合計で約20兆円の残高を上限に、買入れを行う。
・中国人民銀行:1年物ローンプライムレート3.85%を維持
【要人発言】
・ブロック豪準備銀行総裁補佐
「最近の住宅市場の強さは経済にとってポジティブ」
「住宅から生じる金融安定性へのリスクは高まっている可能性」
・日銀(声明)
「国内景気は基調としては持ち直している」
「必要ならちゅうちょなく追加緩和」
・黒田日銀総裁
「中国恒大集団の債務問題、市場への影響を含め状況を注視」
「個人消費はサービス消費の下押し圧力が強く、足踏み状態」
「ETF購入、現時点で出口を検討する段階にない」
【金融政策】
・南ア・8月消費者物価指数:前年比+4.9%(予想:+4.9%、7月:+4.6%)
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