豪ドル週間見通し:もみ合いか、経済成長減速の懸念残る
[21/10/23]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■伸び悩み、中国債務問題に対する懸念残る
今週の豪ドル・円は伸び悩み。需給ひっ迫感による資源価格高が続いたほか、新型コロナウイルスワクチン接種の急進展により、感染拡大が収束に向かいつつある状況が好感され、豪ドル買いが一時活発となった。しかしながら、中国不動産業界における過剰債務体質が問題視されたことで、週後半はリスク回避的な豪ドル売り・円買いが優勢となった。取引レンジ:84円28銭-86円26銭。
■もみ合いか、経済成長減速の懸念残る
来週の豪ドル・円はもみ合いか。資源価格の先高観は豪ドルの下支えとなる。ただし、豪準備銀行(中央銀行)は「金融緩和の度合いを弱めれば、就業者数の減少や賃金の伸び鈍化にもつながる」、「入手可能なデータは7-9月期GDPの著しい減少を示す」と指摘しており、リスク選好的な豪ドル買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・27日:7-9月期消費者物価指数(4-6月期:前年比+3.8%)
・29日:9月小売売上高(8月:前月比-1.7%)
予想レンジ:83円50銭-86円00銭
<FA>
今週の豪ドル・円は伸び悩み。需給ひっ迫感による資源価格高が続いたほか、新型コロナウイルスワクチン接種の急進展により、感染拡大が収束に向かいつつある状況が好感され、豪ドル買いが一時活発となった。しかしながら、中国不動産業界における過剰債務体質が問題視されたことで、週後半はリスク回避的な豪ドル売り・円買いが優勢となった。取引レンジ:84円28銭-86円26銭。
■もみ合いか、経済成長減速の懸念残る
来週の豪ドル・円はもみ合いか。資源価格の先高観は豪ドルの下支えとなる。ただし、豪準備銀行(中央銀行)は「金融緩和の度合いを弱めれば、就業者数の減少や賃金の伸び鈍化にもつながる」、「入手可能なデータは7-9月期GDPの著しい減少を示す」と指摘しており、リスク選好的な豪ドル買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・27日:7-9月期消費者物価指数(4-6月期:前年比+3.8%)
・29日:9月小売売上高(8月:前月比-1.7%)
予想レンジ:83円50銭-86円00銭
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