今日の為替市場ポイント:米国株高を意識して円買い抑制の可能性
[21/10/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
28日のドル・円は、東京市場では113円85銭から113円50銭まで反落。欧米市場では、113円72銭まで買われた後、113円26銭まで反落し、113円58銭で取引終了。本日29日のドル・円は113円台で推移か。米国株高を意識してリスク回避的な円買いは抑制される可能性がある。
米国商務省が10月28日発表した今年7-9月期の国内総生産(GDP)速報値は、市場予想を下回る前期比年率+2.0%にとどまった。世界のサプライチェーン(供給網)が圧迫されており、自動車などの商品不足が続いたことが成長率鈍化の要因とみられている。ただし、10-12月期の成長率は多少の改善が期待されており、28日の米国株式はしっかりとした値動きとなった。自動車業界における供給制約の問題がすみやかに解決される見込みはないことやインフレ率の高止まりが懸念されているものの、年末にかけて個人消費はまずまず順調に推移すると期待されていること、デルタ変異株の感染流行は抑制される可能性が高いとみられていることから、市場参加者の間からは「10-12月期の米経済成長率は7-9月期を上回る」との声が聞かれている。
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米国商務省が10月28日発表した今年7-9月期の国内総生産(GDP)速報値は、市場予想を下回る前期比年率+2.0%にとどまった。世界のサプライチェーン(供給網)が圧迫されており、自動車などの商品不足が続いたことが成長率鈍化の要因とみられている。ただし、10-12月期の成長率は多少の改善が期待されており、28日の米国株式はしっかりとした値動きとなった。自動車業界における供給制約の問題がすみやかに解決される見込みはないことやインフレ率の高止まりが懸念されているものの、年末にかけて個人消費はまずまず順調に推移すると期待されていること、デルタ変異株の感染流行は抑制される可能性が高いとみられていることから、市場参加者の間からは「10-12月期の米経済成長率は7-9月期を上回る」との声が聞かれている。
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