27日の米国市場ダイジェスト:NYダウ7ドル安、大幅利上げを警戒
[22/01/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ7ドル安、大幅利上げを警戒
米国株式市場は下落。ダウ平均は7.31ドル安の34160.78ドル、ナスダック189.33ポイント安の13352.79で取引を終了した。10−12月期国内総生産(GDP)の予想以上の高成長を好感し、寄り付き後、上昇。原油高に伴うエネルギーセクターの上昇もけん引しダウは終日堅調に推移。引けにかけてはハイテクの売りに押されたほか、米連邦準備制度理事会(FRB)の大幅な利上げを警戒した売りに主要株式指数は下落に転じた。セクター別ではエネルギーが上昇した一方、自動車・自動車部品が下落した。
動画配信のネットフリックス(NFLX)は著名投資家のアックマン氏が率いるヘッジファンドのパーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントが同社株310万株を取得し、主要株主となったことが明らかになり、上昇。化学品メーカーのダウ(DOW)は10-12月期決算で素材需要が強く、大幅増収増益を発表し、上昇した。航空会社のアラスカ・エア(ALK)も好決算が好感され上昇。また、特殊ガラスとセラミックのメーカーのコーニング(GLW)はアナリストの投資判断引き上げで上昇した。一方、高級住宅建設業のトール・ブラザーズ(TOL)はアナリストの投資判断引き下げで下落。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は昨日引け後に発表した第4四半期決算の内容が予想を上回ったが、サプライチェーンの混乱が年内の生産を限定的にすると警告、また、年内の新車発表がない可能性を指摘したため下落した。半導体テスト製品メーカーのテラダイン(TER)は需要の低迷や、サプライチェーン混乱が業績に響くと警告、第1四半期の見通しが市場の予想を下回ったため、下落。
携帯端末のアップル(AAPL)は取引終了後に決算を発表。内容は予想を上回り、時間外取引で上昇している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米利上げ推進を意識してドル買い強まる
27日のニューヨーク外為市場でドル・円は115円49銭まで上昇後、115円16銭まで反落し、115円37銭で引けた。米10-12月期国内総生産(GDP)速報値の伸びが7-9月期+2.3%から予想以上に拡大し、2020年7-9月期来で最大となり、2021年の成長率が1984年以降37年ぶりの大幅な伸びを記録したため、米連邦準備制度理事会(FRB)の速やかな利上げを織り込むドル買いが一時強まった。ただ、米国株式は不安定な動きを続けており、リスク選好的なドル買い・円売りは一服した。
ユーロ・ドルは1.1162ドルから1.1132ドルまで下落し、1.1145ドルで引けた。欧米金利差拡大観測にユーロ売りが加速。ユーロ・円は128円77銭から128円33銭まで下落。ポンド・ドルは1.3358ドルまで下落後、1.3407ドルまで反発も上値は限定的となった。ドル・スイスは0.9300フランから0.9338フランまで上昇した。
■NY原油:反落で86.61ドル、ドル高を嫌気
NY原油先物3月限は、反落(NYMEX原油3月限終値:86.61 ↓0.74)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は、前営業日比-0.74ドルの86.61ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは86.20ドル-88.54ドル。エネルギー供給不安は消えていないことから、ニューヨーク市場の序盤にかけて原油先物は一時88.54ドルまで一段高となった。ただ、米国株式は伸び悩んでいること、ドル高が続いていることから、買いは一巡。通常取引終了後の時間外取引で一時86.20ドルまで下げている。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 45.47ドル -0.43ドル(-0.94%)
モルガン・スタンレー(MS) 101.15ドル +0.98ドル(+0.98%)
ゴールドマン・サックス(GS)341.03ドル -1.65ドル(-0.48%)
インテル(INTC) 48.05ドル -3.64ドル(-7.04%)
アップル(AAPL) 159.22ドル -0.47ドル(-0.29%)
アルファベット(GOOG) 2582.42ドル -2.38ドル(-0.09%)
フェイスブック(FB) 294.64ドル +0.01ドル(+0.00%)
キャタピラー(CAT) 212.17ドル -2.12ドル(-0.99%)
アルコア(AA) 58.03ドル -2.72ドル(-4.48%)
ウォルマート(WMT) 135.84ドル +0.09ドル(+0.07%)
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米国株式市場は下落。ダウ平均は7.31ドル安の34160.78ドル、ナスダック189.33ポイント安の13352.79で取引を終了した。10−12月期国内総生産(GDP)の予想以上の高成長を好感し、寄り付き後、上昇。原油高に伴うエネルギーセクターの上昇もけん引しダウは終日堅調に推移。引けにかけてはハイテクの売りに押されたほか、米連邦準備制度理事会(FRB)の大幅な利上げを警戒した売りに主要株式指数は下落に転じた。セクター別ではエネルギーが上昇した一方、自動車・自動車部品が下落した。
動画配信のネットフリックス(NFLX)は著名投資家のアックマン氏が率いるヘッジファンドのパーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントが同社株310万株を取得し、主要株主となったことが明らかになり、上昇。化学品メーカーのダウ(DOW)は10-12月期決算で素材需要が強く、大幅増収増益を発表し、上昇した。航空会社のアラスカ・エア(ALK)も好決算が好感され上昇。また、特殊ガラスとセラミックのメーカーのコーニング(GLW)はアナリストの投資判断引き上げで上昇した。一方、高級住宅建設業のトール・ブラザーズ(TOL)はアナリストの投資判断引き下げで下落。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は昨日引け後に発表した第4四半期決算の内容が予想を上回ったが、サプライチェーンの混乱が年内の生産を限定的にすると警告、また、年内の新車発表がない可能性を指摘したため下落した。半導体テスト製品メーカーのテラダイン(TER)は需要の低迷や、サプライチェーン混乱が業績に響くと警告、第1四半期の見通しが市場の予想を下回ったため、下落。
携帯端末のアップル(AAPL)は取引終了後に決算を発表。内容は予想を上回り、時間外取引で上昇している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米利上げ推進を意識してドル買い強まる
27日のニューヨーク外為市場でドル・円は115円49銭まで上昇後、115円16銭まで反落し、115円37銭で引けた。米10-12月期国内総生産(GDP)速報値の伸びが7-9月期+2.3%から予想以上に拡大し、2020年7-9月期来で最大となり、2021年の成長率が1984年以降37年ぶりの大幅な伸びを記録したため、米連邦準備制度理事会(FRB)の速やかな利上げを織り込むドル買いが一時強まった。ただ、米国株式は不安定な動きを続けており、リスク選好的なドル買い・円売りは一服した。
ユーロ・ドルは1.1162ドルから1.1132ドルまで下落し、1.1145ドルで引けた。欧米金利差拡大観測にユーロ売りが加速。ユーロ・円は128円77銭から128円33銭まで下落。ポンド・ドルは1.3358ドルまで下落後、1.3407ドルまで反発も上値は限定的となった。ドル・スイスは0.9300フランから0.9338フランまで上昇した。
■NY原油:反落で86.61ドル、ドル高を嫌気
NY原油先物3月限は、反落(NYMEX原油3月限終値:86.61 ↓0.74)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は、前営業日比-0.74ドルの86.61ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは86.20ドル-88.54ドル。エネルギー供給不安は消えていないことから、ニューヨーク市場の序盤にかけて原油先物は一時88.54ドルまで一段高となった。ただ、米国株式は伸び悩んでいること、ドル高が続いていることから、買いは一巡。通常取引終了後の時間外取引で一時86.20ドルまで下げている。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 45.47ドル -0.43ドル(-0.94%)
モルガン・スタンレー(MS) 101.15ドル +0.98ドル(+0.98%)
ゴールドマン・サックス(GS)341.03ドル -1.65ドル(-0.48%)
インテル(INTC) 48.05ドル -3.64ドル(-7.04%)
アップル(AAPL) 159.22ドル -0.47ドル(-0.29%)
アルファベット(GOOG) 2582.42ドル -2.38ドル(-0.09%)
フェイスブック(FB) 294.64ドル +0.01ドル(+0.00%)
キャタピラー(CAT) 212.17ドル -2.12ドル(-0.99%)
アルコア(AA) 58.03ドル -2.72ドル(-4.48%)
ウォルマート(WMT) 135.84ドル +0.09ドル(+0.07%)
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