24日の米国市場ダイジェスト:NYダウ92ドル高、ロシアのウクライナ軍事侵攻受け荒い展開
[22/02/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ92ドル高、ロシアのウクライナ軍事侵攻受け荒い展開
米国株式市場は反発。ダウ平均は92.07ドル高の33223.83ドル、ナスダックは436.10ポイント高の13473.59で取引を終了した。ロシアによるウクライナ軍事侵攻を受け投資家心理が悪化し、アジア、欧州市場からの流れを継ぎ、寄り付き後、大幅安。その後、バイデン大統領が発表した対ロ制裁第2弾はプーチン大統領個人を対象とした制裁やSWIFTシステム、エネルギー関連の制裁が含まれず、厳しいものにならず買戻しが加速。引けにかけて下げを消し、プラスに転じた。セクター別ではソフトウェア・サービスや半導体・同製造装置が上昇した一方、家庭・パーソナル用品が下落。
防衛会社のロッキードマーチン(LMI)はロシアの軍事行動を受け、需要増期待に上昇。エネルギー資源会社のオキシデンタル・ペトロリアム(OXY)は原油先高感に伴う収益増期待に、上昇した。ネットワーク用セキュリティー・ソリューションのプロバイダー、パロアルトネットワークス(PANW)はロシアによる西洋諸国へのサイバー攻撃リスク上昇に伴う需要増期待に大幅高。動画配信のロク(ROKU)はアークファンドによる同社株購入が明らかになり上昇した。イベント会社のライブ・ネーション・エンタテインメント(KYV)は第4四半期決算で修正後の営業利益が予想を上回ったほか、楽観的な売り上げ見通しが好感され上昇。バイオのモデルナ(MRNA)は新型コロナがエンデミック入りしたが、毎年のワクチン接種が必要になると指摘し、上昇した。一方、航空会社のデルタ(DAL)やユナイテッド(UAL)、オンライン旅行サイト運営のブッキング(BKNG)、エクスぺディア(EXPE)はロシアの軍事攻撃が売り上げに影響するとの懸念に売られた。
暗号資産取引所のコインベース(COIN)は取引終了後に第4四半期決算を発表。予想を上回る結果を受けて、時間外取引で上昇している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ロシアのウクライナ軍事侵攻で質への逃避のドル買い
24日のニューヨーク外為市場でドル・円は、114円80銭から115円69銭まで上昇し、115円55銭で引けた。ロシアのウクライナ攻撃を受け、質への逃避のドル買いが継続した。さらに、先週分新規失業保険申請件数が予想以上に減少、米1月シカゴ連銀全米活動指数も予想を上回ったほか、ウクライナ緊張にかかわらずFRB高官が利上げ軌道を修正する意向を示さず、ドル買いに繋がった。
ユーロ・ドルは1.1106ドルまで下落後、1.1205ドルまで反発し、1.1195ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)メンバー、オーストリア中央銀行のホルツマン総裁がウクライナ混乱で、金融刺激策解除が遅れる可能性もあると指摘したためユーロ売りに拍車がかかった。ユーロ・円は128円17銭から129円73銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3273ドルまで下落後、1.3408ドルまで反発した。ドル・スイスは0.9220フランから0.9289フランまで上昇した。
■NY原油:上げ渋りで92.81ドル、ロンドン市場で一時100ドル突破も
NY原油先物4月限は、小幅高(NYMEX原油4月限終値:92.81 ↑0.71)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は、前営業日比+0.71ドルの92.81ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは91.45ドル-100.54ドル。ロンドン市場で100.54ドルまで買われたが、ニューヨーク市場の中盤以降は上げ渋り、終盤にかけて91.45ドルまで反落。通常取引終了後の時間外取引では主に93ドルを挟んだ水準で推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 43.60ドル -1.18ドル(-2.64%)
モルガン・スタンレー(MS) 91.81ドル -1.74ドル(-1.86%)
ゴールドマン・サックス(GS)340.19ドル -1.00ドル(-0.29%)
インテル(INTC) 46.72ドル +2.07ドル(+4.64%)
アップル(AAPL) 162.74ドル +2.67ドル(+1.67%)
アルファベット(GOOG) 2653.47ドル +101.77ドル(+3.99%)
フェイスブック(FB) 207.60ドル +9.15ドル(+4.61%)
キャタピラー(CAT) 184.69ドル -1.98ドル(-1.06%)
アルコア(AA) 73.30ドル -2.02ドル(-2.68%)
ウォルマート(WMT) 134.53ドル -0.52ドル(-0.39%)
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米国株式市場は反発。ダウ平均は92.07ドル高の33223.83ドル、ナスダックは436.10ポイント高の13473.59で取引を終了した。ロシアによるウクライナ軍事侵攻を受け投資家心理が悪化し、アジア、欧州市場からの流れを継ぎ、寄り付き後、大幅安。その後、バイデン大統領が発表した対ロ制裁第2弾はプーチン大統領個人を対象とした制裁やSWIFTシステム、エネルギー関連の制裁が含まれず、厳しいものにならず買戻しが加速。引けにかけて下げを消し、プラスに転じた。セクター別ではソフトウェア・サービスや半導体・同製造装置が上昇した一方、家庭・パーソナル用品が下落。
防衛会社のロッキードマーチン(LMI)はロシアの軍事行動を受け、需要増期待に上昇。エネルギー資源会社のオキシデンタル・ペトロリアム(OXY)は原油先高感に伴う収益増期待に、上昇した。ネットワーク用セキュリティー・ソリューションのプロバイダー、パロアルトネットワークス(PANW)はロシアによる西洋諸国へのサイバー攻撃リスク上昇に伴う需要増期待に大幅高。動画配信のロク(ROKU)はアークファンドによる同社株購入が明らかになり上昇した。イベント会社のライブ・ネーション・エンタテインメント(KYV)は第4四半期決算で修正後の営業利益が予想を上回ったほか、楽観的な売り上げ見通しが好感され上昇。バイオのモデルナ(MRNA)は新型コロナがエンデミック入りしたが、毎年のワクチン接種が必要になると指摘し、上昇した。一方、航空会社のデルタ(DAL)やユナイテッド(UAL)、オンライン旅行サイト運営のブッキング(BKNG)、エクスぺディア(EXPE)はロシアの軍事攻撃が売り上げに影響するとの懸念に売られた。
暗号資産取引所のコインベース(COIN)は取引終了後に第4四半期決算を発表。予想を上回る結果を受けて、時間外取引で上昇している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ロシアのウクライナ軍事侵攻で質への逃避のドル買い
24日のニューヨーク外為市場でドル・円は、114円80銭から115円69銭まで上昇し、115円55銭で引けた。ロシアのウクライナ攻撃を受け、質への逃避のドル買いが継続した。さらに、先週分新規失業保険申請件数が予想以上に減少、米1月シカゴ連銀全米活動指数も予想を上回ったほか、ウクライナ緊張にかかわらずFRB高官が利上げ軌道を修正する意向を示さず、ドル買いに繋がった。
ユーロ・ドルは1.1106ドルまで下落後、1.1205ドルまで反発し、1.1195ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)メンバー、オーストリア中央銀行のホルツマン総裁がウクライナ混乱で、金融刺激策解除が遅れる可能性もあると指摘したためユーロ売りに拍車がかかった。ユーロ・円は128円17銭から129円73銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3273ドルまで下落後、1.3408ドルまで反発した。ドル・スイスは0.9220フランから0.9289フランまで上昇した。
■NY原油:上げ渋りで92.81ドル、ロンドン市場で一時100ドル突破も
NY原油先物4月限は、小幅高(NYMEX原油4月限終値:92.81 ↑0.71)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は、前営業日比+0.71ドルの92.81ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは91.45ドル-100.54ドル。ロンドン市場で100.54ドルまで買われたが、ニューヨーク市場の中盤以降は上げ渋り、終盤にかけて91.45ドルまで反落。通常取引終了後の時間外取引では主に93ドルを挟んだ水準で推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 43.60ドル -1.18ドル(-2.64%)
モルガン・スタンレー(MS) 91.81ドル -1.74ドル(-1.86%)
ゴールドマン・サックス(GS)340.19ドル -1.00ドル(-0.29%)
インテル(INTC) 46.72ドル +2.07ドル(+4.64%)
アップル(AAPL) 162.74ドル +2.67ドル(+1.67%)
アルファベット(GOOG) 2653.47ドル +101.77ドル(+3.99%)
フェイスブック(FB) 207.60ドル +9.15ドル(+4.61%)
キャタピラー(CAT) 184.69ドル -1.98ドル(-1.06%)
アルコア(AA) 73.30ドル -2.02ドル(-2.68%)
ウォルマート(WMT) 134.53ドル -0.52ドル(-0.39%)
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