個人投資家・有限亭玉介:決算一巡後に注目した好業績な銘柄群【FISCOソーシャルレポーター】
[22/02/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2022年2月21日14時に執筆
決算発表が一通り出揃って好決算を好感した買いが増えたようにも思えます。しかしながらウクライナの地政学リスクや米国の利上げ・インフレの影響が尾を引いているようですねぇ。当面は日米の株式市場で嫌気されるかもしれません。
改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
好決算で動意したかと思っても、勢いが続かず突き抜けない感じはありますねぇ。ウクライナ情勢でズドンと下落したかと思えば翌日に反発したり、不安定な相場は今後も続くと見ております。好業績であってもリスク回避思考の投資家に短期的な利益確定売りを狙われて、満足にトレンドを形成できない銘柄もあるようです。
日経平均を見てみると2月に入ってから27500円付近での推移が続いています。直近で25日移動平均線が上値抵抗線になるか、心理的な節目は28000円と想定しながら、そこを超えられるか監視を継続したいと思います。
株式市場の混乱の原因となっている米国経済に関しては、2月10日に発表された1月の消費者物価指数(CPI)を見ると、前年同月比7.5%上昇、エネルギー・食品を除いたコア指数も6.0%上昇という高水準となりました。これは40年ぶりとも言われる水準です。ここまで驚異的な物価上昇となると、FRBも利上げについて前倒しや別の経済政策の議論を始めるかもしれません。
高PERのハイテク株の売りが目立つ一方で、米国株は好業績を出す企業はしっかりと底値から回復している印象です。日本株はもう少し伸びが欲しいところですが、1回リバウンドしたからといって油断する事がないように、気を引き締めていきたいところですよ。
さて、今回は決算が一巡して好業績で買われた銘柄をチェックして参ります。ケミカルタンカーが業績寄与した飯野海運<9119>は、2月8日の決算発表後に急動意すると昨年来高値を更新しました。上方修正に加えて年間配当を6円増配しており、海運関連の活況はしばらく続くのか注視です。
半導体等装置関連と電子デバイスの両事業とも好調で売上を伸長させているフェローテク<6890>は、2月14日の決算が好感された様子ですが、その後チャートはまだ調整が続いておりますな。ただ中国子会社FTSAが深セン証券取引所創業板市場へ上場を予定しており、上場のタイミングや地合い改善などで反発の可能性も見て監視を続けております。
半導体製造装置向けが伸長している栄電子<7567>は、2月10日に決算発表と併せて上方修正するとチャート(日足)は動意しました。直近では調整しながらもPER・PBRは割安水準となっており、半導体関連の行く末は引き続き注視ですな。
2月14日の好決算で窓を開けて動意した国際紙パルプ商事<9274>は、決算後に75日線を上抜きました。期末配当は2円増配しており、脱プラスチックの潮流は紙需要を拡大させるか。小型の割安株として注目しておきたいですな。
ポンプの総合メーカーである荏原製作所<6361>は、2月14日の決算発表で増配に加えて22年12月期も過去最高益となる見通しを明らかにしました。半導体不足や原油価格の高騰によって、精密・電子事業やCT事業、カスタムポンプ事業などが伸長する予想です。
3期ぶりに最高益を更新した関東電化工業<4047>は、2月10日の決算発表後に動意しました。同社は使用済みリチウムイオン2次電池のリチウム再資源化に関する技術でEV関連銘柄としての思惑もあり、昨年来高値を更新した後も物色される可能性がありますな。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
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※2022年2月21日14時に執筆
決算発表が一通り出揃って好決算を好感した買いが増えたようにも思えます。しかしながらウクライナの地政学リスクや米国の利上げ・インフレの影響が尾を引いているようですねぇ。当面は日米の株式市場で嫌気されるかもしれません。
改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
好決算で動意したかと思っても、勢いが続かず突き抜けない感じはありますねぇ。ウクライナ情勢でズドンと下落したかと思えば翌日に反発したり、不安定な相場は今後も続くと見ております。好業績であってもリスク回避思考の投資家に短期的な利益確定売りを狙われて、満足にトレンドを形成できない銘柄もあるようです。
日経平均を見てみると2月に入ってから27500円付近での推移が続いています。直近で25日移動平均線が上値抵抗線になるか、心理的な節目は28000円と想定しながら、そこを超えられるか監視を継続したいと思います。
株式市場の混乱の原因となっている米国経済に関しては、2月10日に発表された1月の消費者物価指数(CPI)を見ると、前年同月比7.5%上昇、エネルギー・食品を除いたコア指数も6.0%上昇という高水準となりました。これは40年ぶりとも言われる水準です。ここまで驚異的な物価上昇となると、FRBも利上げについて前倒しや別の経済政策の議論を始めるかもしれません。
高PERのハイテク株の売りが目立つ一方で、米国株は好業績を出す企業はしっかりと底値から回復している印象です。日本株はもう少し伸びが欲しいところですが、1回リバウンドしたからといって油断する事がないように、気を引き締めていきたいところですよ。
さて、今回は決算が一巡して好業績で買われた銘柄をチェックして参ります。ケミカルタンカーが業績寄与した飯野海運<9119>は、2月8日の決算発表後に急動意すると昨年来高値を更新しました。上方修正に加えて年間配当を6円増配しており、海運関連の活況はしばらく続くのか注視です。
半導体等装置関連と電子デバイスの両事業とも好調で売上を伸長させているフェローテク<6890>は、2月14日の決算が好感された様子ですが、その後チャートはまだ調整が続いておりますな。ただ中国子会社FTSAが深セン証券取引所創業板市場へ上場を予定しており、上場のタイミングや地合い改善などで反発の可能性も見て監視を続けております。
半導体製造装置向けが伸長している栄電子<7567>は、2月10日に決算発表と併せて上方修正するとチャート(日足)は動意しました。直近では調整しながらもPER・PBRは割安水準となっており、半導体関連の行く末は引き続き注視ですな。
2月14日の好決算で窓を開けて動意した国際紙パルプ商事<9274>は、決算後に75日線を上抜きました。期末配当は2円増配しており、脱プラスチックの潮流は紙需要を拡大させるか。小型の割安株として注目しておきたいですな。
ポンプの総合メーカーである荏原製作所<6361>は、2月14日の決算発表で増配に加えて22年12月期も過去最高益となる見通しを明らかにしました。半導体不足や原油価格の高騰によって、精密・電子事業やCT事業、カスタムポンプ事業などが伸長する予想です。
3期ぶりに最高益を更新した関東電化工業<4047>は、2月10日の決算発表後に動意しました。同社は使用済みリチウムイオン2次電池のリチウム再資源化に関する技術でEV関連銘柄としての思惑もあり、昨年来高値を更新した後も物色される可能性がありますな。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
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