25日の米国市場ダイジェスト:米国株式市場は続伸、ロシア、ウクライナ停戦交渉に期待
[22/02/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:米国株式市場は続伸、ロシア、ウクライナ停戦交渉に期待
ダウ平均は834.92ドル高の34,058.75ドル、ナスダックは221.05ポイント高の13,694.63で取引を終了した。
ロシアのプーチン大統領がウクライナと高官レベルの協議に前向きだとの報道を受け投資家心理が改善し、寄り付き後上昇。停戦交渉への期待に加え、1月耐久財受注や個人消費支出(PCE)、2月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値など予想を上回る経済指標も手伝い、終日堅調に推移。引けにかけて、疾病管理予防センター(CDC)がマスク規制の緩和を発表すると、景気回復期待がさらに強まり、上げ幅を拡大した。セクター別では、家庭・パーソナル用品や素材の上昇が目立った。
オンライン決算のブロック(SQ)は第4四半期決算で内容が予想を上回ったほか、消費者向けビジネスやキャッシュアプリの伸びが支援し、楽観的な業績見通しを示し買われた。オンライン小売りのエッツィ(ETSY)は予想を上回った決算が好感され上昇。オンライン中古車販売プラットフォーム運営のカーバナ(CVNA)は自動車卸売オークション会社カー・オークション・サービシズ(KAR)の北米車両オークションADESA,Inc.事業買収を発表し、上昇した。カー・オークション・サービシズも上昇。一方、代替肉メーカーのビヨンドミート(BYND)は四半期決算で赤字幅が予想をさらに上回ったほか、見通しも予想を下回ったことが嫌気され売られた。靴小売りのフットロッカー(FL)は22年の売上が目標を下振れると悲観的な見通しを示し大幅安となった。
投資家の恐怖心理を表すVIX指数は26.93まで低下し、30を割り込んだ。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ロシアとウクライナの停戦期待でリスクオン
25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、115円47銭まで弱含んだのち、115円76銭まで上昇し、115円54銭で引けた。ロシア大統領府がウクライナと協議の意向を示したことで、質への逃避のドル買いが一段落した。同時に、リスク選好の円売りが強まったため、ドルの下値は限定的となった。さらに、米1月PCEコアデフレーターが1983年以降37年ぶり最大の伸びとなったほか、ウォラー理事が3月連邦公開市場委員会(FOMC)で50BPの利上げの論拠が強まる可能性に言及したことに続き、ブラード米セントルイス連銀総裁が7月1日までに100ベーシスポイントの利上げの必要性を繰り返したため、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げを織り込むドル買いが再燃。
ユーロ・ドルは1.1210ドルから1.1274ドルまで上昇して引けた。ユーロ・円は129円56銭から130円29銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3367ドルまで下落後、1.3425ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9283フランまで上昇後、0.9254フランまで反落した。
■NY原油:反落、利食い売りが増える
25日のNY原油先物4月限は、反落(NYMEX原油4月限終値:91.59 ↓1.22)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は、前営業日比-1.22ドルの91.59ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは90.06ドル-95.64ドル。アジア市場で95.64ドルまで買われたが、その後は利食い売りが増えたことで伸び悩み、ニューヨーク市場の中盤にかけて90.06ドルまで反落した。ただ、通常取引終了後の時間外取引で買い戻しが入り、92ドル台半ば近辺まで戻している。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 45.02ドル +1.42ドル(+3.26%)
モルガン・スタンレー(MS) 94.55ドル +2.74ドル(+2.98%)
ゴールドマン・サックス(GS)350.12ドル +9.93ドル(+2.92%)
インテル(INTC) 47.71ドル +0.99ドル(+2.12%)
アップル(AAPL) 164.85ドル +2.11ドル(+1.30%)
アルファベット(GOOG) 2690.39ドル +36.92ドル(+1.39%)
フェイスブック(FB) 210.48ドル +2.88ドル(+1.39%)
キャタピラー(CAT) 187.06ドル +2.37ドル(+1.28%)
アルコア(AA) 77.85ドル +4.55ドル(+6.21%)
ウォルマート(WMT) 136.38ドル +1.85ドル(+1.38%)
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ダウ平均は834.92ドル高の34,058.75ドル、ナスダックは221.05ポイント高の13,694.63で取引を終了した。
ロシアのプーチン大統領がウクライナと高官レベルの協議に前向きだとの報道を受け投資家心理が改善し、寄り付き後上昇。停戦交渉への期待に加え、1月耐久財受注や個人消費支出(PCE)、2月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値など予想を上回る経済指標も手伝い、終日堅調に推移。引けにかけて、疾病管理予防センター(CDC)がマスク規制の緩和を発表すると、景気回復期待がさらに強まり、上げ幅を拡大した。セクター別では、家庭・パーソナル用品や素材の上昇が目立った。
オンライン決算のブロック(SQ)は第4四半期決算で内容が予想を上回ったほか、消費者向けビジネスやキャッシュアプリの伸びが支援し、楽観的な業績見通しを示し買われた。オンライン小売りのエッツィ(ETSY)は予想を上回った決算が好感され上昇。オンライン中古車販売プラットフォーム運営のカーバナ(CVNA)は自動車卸売オークション会社カー・オークション・サービシズ(KAR)の北米車両オークションADESA,Inc.事業買収を発表し、上昇した。カー・オークション・サービシズも上昇。一方、代替肉メーカーのビヨンドミート(BYND)は四半期決算で赤字幅が予想をさらに上回ったほか、見通しも予想を下回ったことが嫌気され売られた。靴小売りのフットロッカー(FL)は22年の売上が目標を下振れると悲観的な見通しを示し大幅安となった。
投資家の恐怖心理を表すVIX指数は26.93まで低下し、30を割り込んだ。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ロシアとウクライナの停戦期待でリスクオン
25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、115円47銭まで弱含んだのち、115円76銭まで上昇し、115円54銭で引けた。ロシア大統領府がウクライナと協議の意向を示したことで、質への逃避のドル買いが一段落した。同時に、リスク選好の円売りが強まったため、ドルの下値は限定的となった。さらに、米1月PCEコアデフレーターが1983年以降37年ぶり最大の伸びとなったほか、ウォラー理事が3月連邦公開市場委員会(FOMC)で50BPの利上げの論拠が強まる可能性に言及したことに続き、ブラード米セントルイス連銀総裁が7月1日までに100ベーシスポイントの利上げの必要性を繰り返したため、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げを織り込むドル買いが再燃。
ユーロ・ドルは1.1210ドルから1.1274ドルまで上昇して引けた。ユーロ・円は129円56銭から130円29銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3367ドルまで下落後、1.3425ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9283フランまで上昇後、0.9254フランまで反落した。
■NY原油:反落、利食い売りが増える
25日のNY原油先物4月限は、反落(NYMEX原油4月限終値:91.59 ↓1.22)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は、前営業日比-1.22ドルの91.59ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは90.06ドル-95.64ドル。アジア市場で95.64ドルまで買われたが、その後は利食い売りが増えたことで伸び悩み、ニューヨーク市場の中盤にかけて90.06ドルまで反落した。ただ、通常取引終了後の時間外取引で買い戻しが入り、92ドル台半ば近辺まで戻している。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 45.02ドル +1.42ドル(+3.26%)
モルガン・スタンレー(MS) 94.55ドル +2.74ドル(+2.98%)
ゴールドマン・サックス(GS)350.12ドル +9.93ドル(+2.92%)
インテル(INTC) 47.71ドル +0.99ドル(+2.12%)
アップル(AAPL) 164.85ドル +2.11ドル(+1.30%)
アルファベット(GOOG) 2690.39ドル +36.92ドル(+1.39%)
フェイスブック(FB) 210.48ドル +2.88ドル(+1.39%)
キャタピラー(CAT) 187.06ドル +2.37ドル(+1.28%)
アルコア(AA) 77.85ドル +4.55ドル(+6.21%)
ウォルマート(WMT) 136.38ドル +1.85ドル(+1.38%)
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