欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、米FRB引き締め加速で129円台目指す
[22/04/22]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
22日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め加速が見込まれ、ドル買い基調は継続。また、日銀総裁から緩和姿勢が示されれば円売りが再開し、ドルは129円台を目指す展開となろう。
前日は米10年債利回りの上昇を背景にドル買い優勢となり、ユーロ・ドルは1.0830ドル台に失速、ドル・円は128円70銭台に浮上した。本日アジア市場もその流れが受け継がれ、ドル買いに振れやすい。また、日米財務相会談が開かれたものの、日米金融政策の違いに着目したドル買い・円売りを弱める要因にはならず、ドル・円は128円前半から半ばで底堅く推移。ただ、原油相場の失速で資源国通貨を中心にクロス円は弱含んだ。
この後の海外市場でもドル買い・円売りの地合いに変わりはなさそうだ。パウエルFRB議長は前日の会合で、次回5月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ幅を0.25%から0.50%に拡大することが検討されるとの見解を述べた。そのため、一段の引き締めに前向きな姿勢を背景とした米金利高・ドル高が見込まれる。一方、黒田日銀総裁は今晩の講演で緩和継続方針を示すとみられ、円売り再開によりドルは押し上げられる可能性があろう。
【今日の欧米市場の予定】
・17:00 ユーロ圏・4月製造業PMI速報値(予想:54.9、3月:56.5)
・17:00 ユーロ圏・4月サービス業PMI速報値(予想:55.0、3月:55.6)
・17:00 ユーロ圏・2月経常収支(1月:+226億ユーロ)
・17:30 英・4月製造業PMI速報値(予想:54.0、3月:55.2)
・17:30 英・4月サービス業PMI速報値(予想:60.0、3月:62.6)
・21:30 カナダ・2月小売売上高(前月比予想:-0.4%、1月:+3.2%)
・22:00 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁講演
・22:45 米・4月製造業PMI速報値(予想:58.0、3月:58.8)
・22:45 米・4月サービス業PMI速報値(予想:58.0、3月:58.0)
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前日は米10年債利回りの上昇を背景にドル買い優勢となり、ユーロ・ドルは1.0830ドル台に失速、ドル・円は128円70銭台に浮上した。本日アジア市場もその流れが受け継がれ、ドル買いに振れやすい。また、日米財務相会談が開かれたものの、日米金融政策の違いに着目したドル買い・円売りを弱める要因にはならず、ドル・円は128円前半から半ばで底堅く推移。ただ、原油相場の失速で資源国通貨を中心にクロス円は弱含んだ。
この後の海外市場でもドル買い・円売りの地合いに変わりはなさそうだ。パウエルFRB議長は前日の会合で、次回5月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ幅を0.25%から0.50%に拡大することが検討されるとの見解を述べた。そのため、一段の引き締めに前向きな姿勢を背景とした米金利高・ドル高が見込まれる。一方、黒田日銀総裁は今晩の講演で緩和継続方針を示すとみられ、円売り再開によりドルは押し上げられる可能性があろう。
【今日の欧米市場の予定】
・17:00 ユーロ圏・4月製造業PMI速報値(予想:54.9、3月:56.5)
・17:00 ユーロ圏・4月サービス業PMI速報値(予想:55.0、3月:55.6)
・17:00 ユーロ圏・2月経常収支(1月:+226億ユーロ)
・17:30 英・4月製造業PMI速報値(予想:54.0、3月:55.2)
・17:30 英・4月サービス業PMI速報値(予想:60.0、3月:62.6)
・21:30 カナダ・2月小売売上高(前月比予想:-0.4%、1月:+3.2%)
・22:00 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁講演
・22:45 米・4月製造業PMI速報値(予想:58.0、3月:58.8)
・22:45 米・4月サービス業PMI速報値(予想:58.0、3月:58.0)
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