26日の米国市場ダイジェスト:NYダウ516ドル高、決算受け小売がけん引
[22/05/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ516ドル高、決算受け小売がけん引
米国株式市場は大幅続伸。ダウ平均は516.91ドル高の32637.19ドル、ナスダックは305.91ポイント高の11740.65で取引を終了した。前日の流れを引き継ぎ、FOMC議事要旨が想定内の内容で連邦準備制度理事会(FRB)による積極的な利上げへの懸念が和らいだことに加え、インフレのピークアウトへの期待も相場のサポート材料となった。小売企業が相次いで市場予想を上回る四半期決算・見通しを発表したことで消費関連銘柄が上昇し、相場を押し上げた。引けにかけて上げは一服したが、ダウ・ナスダックともに終日堅調に推移した。セクター別では、自動車・自動車部品、小売、耐久消費財・アパレルが上昇した一方、不動産が下落した。
半導体メーカーのエヌビディア(NVDA)は前日引け後に発表した決算で来期の売上高見通しが市場予想を下回り時間外取引では急落していたが、アナリストが投資判断を維持したため上昇に転じた。百貨店のメーシーズ(M)は高級品の需要が持続していることを背景に通期の利益見通しを上方修正し、急伸。ディスカウントストアのダラー・ツリー(DLTR)とダラー・ツリー(DLTR)は高インフレで消費者が低価格の商品を求めているとして通期の売上高見通しを引き上げたことが好感され、大幅高。中国のネット通販最大手のアリババ(BABA)は四半期決算が市場予想を上回る内容となり、上昇した。半導体メーカーのブロードコム(AVGO)は、クラウドコンピューティングを手掛けるヴイエムウェア(VMW)を買収することで合意したと発表し、両社とも上昇。スポーツウエアメーカーのルルレモン(LULU)は投資判断の引き上げを受け大きく上昇した。
衣料小売りのギャップ(GPS)が引け後に四半期決算を発表し、時間外取引で急落している。傘下の低価格ブランドがターゲットとする消費者がインフレの影響を受け始めているとして、通期の1株利益見通しを大幅に下方修正したことが嫌気された。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:欧米株高を受けてリスク選好的な円売り強まる
26日のニューヨーク外為市場でドル・円は、126円89銭まで下落後、127円42銭まで上昇し、127円12銭で引けた。米国の1-3月期GDP改定値の下方修正を受けてドル売りになったが、週次新規失業保険申請件数の低下を好感してドル買いに転じ、また、米国株の大幅続伸によりリスク選好的な円売りも強まった。その後、米7年債入札の強めの結果を受けて長期金利が低下し、ドル買いは後退気味になった。
ユーロ・ドルは1.0689ドルまで下落後、1.0731ドルまで上昇し、1.0725ドルで引けた。ユーロ・円は135円82銭まで下落後、136円64銭まで上昇した。欧米株高を受けたリスク選好的な円売りが強まった。 ポンド・ドルは1.2553ドルまで下落後、1.2609ドルまで上昇。ドル・スイスフランは0.9616ランから0.9591フランまで下落した。
■NY原油:大幅続伸で114.09ドル、米国株高を意識した買いが入る
NY原油先物7月限は大幅続伸(NYMEX原油7月限終値:114.09 ↑3.76)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は、前営業日比+3.76ドルの114.09ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは110.27ドル-114.83ドル。アジア市場の序盤に110.27ドルまで下げたが、まもなく反転し、ニューヨーク市場の終盤にかけて114.83ドルまで上昇し、一段高となった。米国株高が意識されたようだ。通常取引終了後の時間外取引では114ドルを挟んだ水準で推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 36.67ドル +0.83ドル(+2.32%)
モルガン・スタンレー(MS) 85.00ドル +2.77ドル(+3.37%)
ゴールドマン・サックス(GS)323.63ドル +8.73ドル(+2.77%)
インテル(INTC) 43.48ドル +1.28ドル(+3.03%)
アップル(AAPL) 143.78ドル +3.26ドル(+2.32%)
アルファベット(GOOG) 2165.92ドル +49.13ドル(+2.32%)
フェイスブック(FB) 191.63ドル +7.80ドル(+4.24%)
キャタピラー(CAT) 212.99ドル +3.68ドル(+1.76%)
アルコア(AA) 62.85ドル +1.91ドル(+3.13%)
ウォルマート(WMT) 126.00ドル +2.63ドル(+2.13%)
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米国株式市場は大幅続伸。ダウ平均は516.91ドル高の32637.19ドル、ナスダックは305.91ポイント高の11740.65で取引を終了した。前日の流れを引き継ぎ、FOMC議事要旨が想定内の内容で連邦準備制度理事会(FRB)による積極的な利上げへの懸念が和らいだことに加え、インフレのピークアウトへの期待も相場のサポート材料となった。小売企業が相次いで市場予想を上回る四半期決算・見通しを発表したことで消費関連銘柄が上昇し、相場を押し上げた。引けにかけて上げは一服したが、ダウ・ナスダックともに終日堅調に推移した。セクター別では、自動車・自動車部品、小売、耐久消費財・アパレルが上昇した一方、不動産が下落した。
半導体メーカーのエヌビディア(NVDA)は前日引け後に発表した決算で来期の売上高見通しが市場予想を下回り時間外取引では急落していたが、アナリストが投資判断を維持したため上昇に転じた。百貨店のメーシーズ(M)は高級品の需要が持続していることを背景に通期の利益見通しを上方修正し、急伸。ディスカウントストアのダラー・ツリー(DLTR)とダラー・ツリー(DLTR)は高インフレで消費者が低価格の商品を求めているとして通期の売上高見通しを引き上げたことが好感され、大幅高。中国のネット通販最大手のアリババ(BABA)は四半期決算が市場予想を上回る内容となり、上昇した。半導体メーカーのブロードコム(AVGO)は、クラウドコンピューティングを手掛けるヴイエムウェア(VMW)を買収することで合意したと発表し、両社とも上昇。スポーツウエアメーカーのルルレモン(LULU)は投資判断の引き上げを受け大きく上昇した。
衣料小売りのギャップ(GPS)が引け後に四半期決算を発表し、時間外取引で急落している。傘下の低価格ブランドがターゲットとする消費者がインフレの影響を受け始めているとして、通期の1株利益見通しを大幅に下方修正したことが嫌気された。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:欧米株高を受けてリスク選好的な円売り強まる
26日のニューヨーク外為市場でドル・円は、126円89銭まで下落後、127円42銭まで上昇し、127円12銭で引けた。米国の1-3月期GDP改定値の下方修正を受けてドル売りになったが、週次新規失業保険申請件数の低下を好感してドル買いに転じ、また、米国株の大幅続伸によりリスク選好的な円売りも強まった。その後、米7年債入札の強めの結果を受けて長期金利が低下し、ドル買いは後退気味になった。
ユーロ・ドルは1.0689ドルまで下落後、1.0731ドルまで上昇し、1.0725ドルで引けた。ユーロ・円は135円82銭まで下落後、136円64銭まで上昇した。欧米株高を受けたリスク選好的な円売りが強まった。 ポンド・ドルは1.2553ドルまで下落後、1.2609ドルまで上昇。ドル・スイスフランは0.9616ランから0.9591フランまで下落した。
■NY原油:大幅続伸で114.09ドル、米国株高を意識した買いが入る
NY原油先物7月限は大幅続伸(NYMEX原油7月限終値:114.09 ↑3.76)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は、前営業日比+3.76ドルの114.09ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは110.27ドル-114.83ドル。アジア市場の序盤に110.27ドルまで下げたが、まもなく反転し、ニューヨーク市場の終盤にかけて114.83ドルまで上昇し、一段高となった。米国株高が意識されたようだ。通常取引終了後の時間外取引では114ドルを挟んだ水準で推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 36.67ドル +0.83ドル(+2.32%)
モルガン・スタンレー(MS) 85.00ドル +2.77ドル(+3.37%)
ゴールドマン・サックス(GS)323.63ドル +8.73ドル(+2.77%)
インテル(INTC) 43.48ドル +1.28ドル(+3.03%)
アップル(AAPL) 143.78ドル +3.26ドル(+2.32%)
アルファベット(GOOG) 2165.92ドル +49.13ドル(+2.32%)
フェイスブック(FB) 191.63ドル +7.80ドル(+4.24%)
キャタピラー(CAT) 212.99ドル +3.68ドル(+1.76%)
アルコア(AA) 62.85ドル +1.91ドル(+3.13%)
ウォルマート(WMT) 126.00ドル +2.63ドル(+2.13%)
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