今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク回避的なユーロ売り・円買いがただちに広がる可能性は低い見通し
[22/05/30]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/01/25)まで上昇。英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、ユーロ・円は一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後137円50銭(2018/2/2)まで買われたあと、長く伸び悩んだが、日欧金利差の拡大観測が広がり、一時140円00銭(2022/04/21)まで買われている。欧州中央銀行(ECB)は中銀預金金利を9月末までに0%以上に引き上げる可能性が高いこと、今年後半における米利上げ停止の思惑が浮上していることから、新たなユーロ売り材料が提供されない場合、リスク回避的なユーロ売り・円買いがただちに広がる可能性は低いとみられる。
【ユーロ売り要因】
・米長期金利の上昇
・欧州経済は景気後退のリスクに直面
・ウクライナ戦争は長期化の公算
【ユーロ買い要因】
・今年後半における米利上げ停止観測
・ECB預金金利は9月末までに0%をやや上回る可能性
・欧州諸国は代替エネルギーを今年後半までに確保する可能性
<FA>
【ユーロ売り要因】
・米長期金利の上昇
・欧州経済は景気後退のリスクに直面
・ウクライナ戦争は長期化の公算
【ユーロ買い要因】
・今年後半における米利上げ停止観測
・ECB預金金利は9月末までに0%をやや上回る可能性
・欧州諸国は代替エネルギーを今年後半までに確保する可能性
<FA>