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欧米為替見通し:ドル・円は主に127円近辺で推移か、米国市場休場で動意薄の状態が続く可能性

注目トピックス 市況・概況
30日の欧米外為市場では、ドル・円は主に127円近辺でもみ合う状態が続く可能性がある。アジア諸国の株高を意識した為替取引は増えていないこと、米国市場は休場となることから、ドル・円などの主要通貨の為替取引はやや動意薄の状態が続くとみられる。

米連邦準備制度理事会(FRB)はインフレ抑制のための金融引き締めを続ける方針だが、米国経済減速の懸念が次第に高まっている。5月中に発表された経済指標は市場予想を下回る結果となったものが少なくなかった。6月と7月の2会合で0.5ポイント(合計1ポイント)の追加利上げが実施される可能性は高いものの、市場参加者の間では9月以降についての政策金利見通しについては意見が分かれているようだ。9月も追加利上げが実施される可能性は高いと予想されているものの、インフレ率が予想以上に低下した場合、9月以降の利上げ停止もあり得る状況となりつつある。ある市場参加者は「FRBが中立と見なす金利水準は(下方向に)変わりつつある」と指摘し、「FFレートの誘導目標水準が1.75%−2.00%に達した時点でFRBは経済状況を点検し、追加利上げが必要かどうかを検討するのではないか?」と予想している。

【今日の欧米市場の予定】
・18:00 ユーロ圏・5月景況感指数(予想:104.9、4月:105.0)
・21:00 独・5月消費者物価指数速報値(前年比予想:+7.6%、4月:+7.4%)
・米国休場(メモリアルデー)




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