NY株式:米国株式市場は続伸、景気後退懸念が緩和
[22/06/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
ダウ平均は823.32ドル高の31,500.68ドル、ナスダックは375.43ポイント高の11,607.62で取引を終了した。
セントルイス連銀のブラード総裁が成長拡大が始まったばかりとし、景気後退の可能性を否定したため、寄り付き後上昇。また、連邦準備制度理事会(FRB)のストレステストの結果を受けて金融セクターに買い戻しが広がり、相場の上昇をけん引した。6月ミシガン大消費者信頼感指数確定値の長期期待インフレ率が14年ぶり高水準から下方修正され、インフレがピークに達した兆候が示されたため投資家心理が一段と改善。大幅な利上げが回避されるとの期待も買い材料となり、引けにかけて上げ幅を拡大した。セクター別では、メディア・娯楽や自動車・自動車部品が大きく上昇した一方、電気通信が小幅下落。
銀行のJPモルガン(JPM)、シティグループ(C)、ウェルズ・ファーゴ(WFC)は、FRBが年次ストレステストの結果において対象となった全銀が深刻な景気後退時でも「資本が十分である」と承認したため、株主還元策への期待から軒並み上昇。クルーズ船運営のカーニバル(CCL)は第2四半期の決算が警戒されていた程落ち込まなかったほか、予約状況がパンデミック前の水準を回復したことが明らかになったことで買われた。また、中古車販売会社のカーマックス(KMX)は四半期決算で1株利益が市場予想を上回り、上昇。ソフトウエアメーカーのマイクロソフト(MSFT)はアナリストの投資判断引き上げで上昇した。同業のゼンデスク(ZEN)は投資会社による買収で合意したことを発表し、上昇。一方、不動産融資会社のレンディングツリー(TREE)はインフレ高進や金利の上昇が収益を圧迫するとし、第2四半期の業績見通しを下方修正したため、売られた。
サンフランシスコ連銀のデイリー総裁は24日の講演で、供給サイドの状況が改善すれば、少ない利上げで済む可能性を指摘した。同総裁は2022年度の連邦公開市場委員会(FOMC)での投票権を持たない。
(Horiko Capital Management LLC)
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セントルイス連銀のブラード総裁が成長拡大が始まったばかりとし、景気後退の可能性を否定したため、寄り付き後上昇。また、連邦準備制度理事会(FRB)のストレステストの結果を受けて金融セクターに買い戻しが広がり、相場の上昇をけん引した。6月ミシガン大消費者信頼感指数確定値の長期期待インフレ率が14年ぶり高水準から下方修正され、インフレがピークに達した兆候が示されたため投資家心理が一段と改善。大幅な利上げが回避されるとの期待も買い材料となり、引けにかけて上げ幅を拡大した。セクター別では、メディア・娯楽や自動車・自動車部品が大きく上昇した一方、電気通信が小幅下落。
銀行のJPモルガン(JPM)、シティグループ(C)、ウェルズ・ファーゴ(WFC)は、FRBが年次ストレステストの結果において対象となった全銀が深刻な景気後退時でも「資本が十分である」と承認したため、株主還元策への期待から軒並み上昇。クルーズ船運営のカーニバル(CCL)は第2四半期の決算が警戒されていた程落ち込まなかったほか、予約状況がパンデミック前の水準を回復したことが明らかになったことで買われた。また、中古車販売会社のカーマックス(KMX)は四半期決算で1株利益が市場予想を上回り、上昇。ソフトウエアメーカーのマイクロソフト(MSFT)はアナリストの投資判断引き上げで上昇した。同業のゼンデスク(ZEN)は投資会社による買収で合意したことを発表し、上昇。一方、不動産融資会社のレンディングツリー(TREE)はインフレ高進や金利の上昇が収益を圧迫するとし、第2四半期の業績見通しを下方修正したため、売られた。
サンフランシスコ連銀のデイリー総裁は24日の講演で、供給サイドの状況が改善すれば、少ない利上げで済む可能性を指摘した。同総裁は2022年度の連邦公開市場委員会(FOMC)での投票権を持たない。
(Horiko Capital Management LLC)
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