24日の米国市場ダイジェスト:NYダウ59ドル安、景気減速懸念が後退
[22/08/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ59ドル安、景気減速懸念が後退
米国株式市場は反発。ダウ平均は59.64ドル高の32969.23ドル、ナスダックは50.23ポイント高の12431.53で取引を終了した。金利高を警戒した売りが継続し、寄り付き後、下落。その後発表された7月耐久財受注統計で、コア資本財の受注や出荷が予想を上回る伸びとなったため景気減速懸念が後退し買いが再燃、下値を支えた。さらに、7月中古住宅販売成約指数も予想を上回る良好な経済指標を好感したほか、バイデン大統領が学生ローン減免を発表、消費を助けるとの期待が広がり、主要株式指数は上昇に転じ終了。セクター別では、エネルギーや消費者サービスが上昇した一方で、家庭・パーソナル用品が下落した。
小売りチェーンのベッド・バス・アンド・ビヨンド(BBBY)は同社が流動性向上に向けた新たな融資先を確保したとウォールストリートジャーナル紙が報じ、期待感から上昇した。また、在宅フィットネス事業を展開するペロトン・インタラクティブ(PTON)はオンライン小売アマゾン(AMZN)との提携を発表、同サイトを通じた同社の器具やアパレル販売を計画していることが報じられ、売上増期待を受けた買いに上昇。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は取引終了後に1株を3株にする分割を実施する計画で買われた。ソフトウェアメーカーのインテュイット(INTU)は四半期決算で収益が予想を上回ったほか楽観的な見通しを示し、さらに、増配や自社株買い拡大計画を発表したため、大幅高。一方で、百貨店のノードストロム(JWN)は四半期決算において、売り上げが予想を上回ったものの、過剰在庫や需要の鈍化を理由に通年の業績見通しを引き下げたことが嫌気され、売られた。
クラウド型ソフトウエア会社のセールスフォース(CRM)は取引終了後に第2四半期決算を発表。内容が予想を上回ったものの、ドル高の影響などを指摘し第3四半期や通年の見通しを引き下げたため時間外取引で売られている。一方、同時刻に決算を発表したソフトウエア・ソリューション会社のスノーフレーク(SNOW)は第2四半期の売上高が予想を上回り、大きく買われている。
HorikoCapitalManagementLLC
■NY為替:良好な米経済指標で成長減速懸念和らぎ、ドル買い再燃
24日のニューヨーク外為市場でドル・円は、136円54銭から137円24銭まで上昇し、137円13銭で引けた。米7月耐久財受注統計で、設備投資の先行指標となる航空機を除く非国防資本財(コア資本財)の受注や国内総生産(GDP)算出に用いられるコア資本財の出荷が予想を上回る伸びとなったため、成長減速への懸念が緩和。さらに、2年債に続き低調な結果となった5年債入札結果を受けた債券利回りの上昇でドル買いが強まった。
ユーロ・ドルは0.9910ドルへ下落後、0.9999ドルまで反発し、0.9966ドルで引けた。欧米金利差拡大観測に伴うユーロ売りが継続。ユーロ・円は135円68銭から136円78銭まで上昇した。景気減速への懸念に伴うリスク回避の円買いが後退。ポンド・ドルは1.1756ドルまで下落後、1.1826ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9632フランから0.9688フランまで上昇した。
■NY原油:続伸で94.89ドル、需給ひっ迫の思惑残る
NY原油先物10月限は続伸(NYMEX原油10月限終値:94.89 ↑1.15)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、前営業日比+1.15ドルの94.89ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは92.79ドル-95.40ドル。ロンドン市場で95.40ドルまで買われた後、ニューヨーク市場で92.79ドルまで下げたが、主要産油国による減産観測や需給ひっ迫の思惑は残されており、通常取引終了後の時間外取引では主に95ドルを挟んだ水準で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 34.52ドル +0.11ドル(+0.32%)
モルガン・スタンレー(MS) 88.60ドル +0.30ドル(+0.34%)
ゴールドマン・サックス(GS)341.94ドル +1.76ドル(+0.52%)
インテル(INTC) 33.86ドル -0.09ドル(-0.27%)
アップル(AAPL) 167.53ドル +0.30ドル(+0.18%)
アルファベット(GOOG) 114.70ドル -0.07ドル(-0.06%)
メタ(META) 163.26ドル +2.15ドル(+1.33%)
キャタピラー(CAT) 194.16ドル -3.05ドル(-1.55%)
アルコア(AA) 54.43ドル +1.34ドル(+2.52%)
ウォルマート(WMT) 134.97ドル +0.97ドル(+0.72%)
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米国株式市場は反発。ダウ平均は59.64ドル高の32969.23ドル、ナスダックは50.23ポイント高の12431.53で取引を終了した。金利高を警戒した売りが継続し、寄り付き後、下落。その後発表された7月耐久財受注統計で、コア資本財の受注や出荷が予想を上回る伸びとなったため景気減速懸念が後退し買いが再燃、下値を支えた。さらに、7月中古住宅販売成約指数も予想を上回る良好な経済指標を好感したほか、バイデン大統領が学生ローン減免を発表、消費を助けるとの期待が広がり、主要株式指数は上昇に転じ終了。セクター別では、エネルギーや消費者サービスが上昇した一方で、家庭・パーソナル用品が下落した。
小売りチェーンのベッド・バス・アンド・ビヨンド(BBBY)は同社が流動性向上に向けた新たな融資先を確保したとウォールストリートジャーナル紙が報じ、期待感から上昇した。また、在宅フィットネス事業を展開するペロトン・インタラクティブ(PTON)はオンライン小売アマゾン(AMZN)との提携を発表、同サイトを通じた同社の器具やアパレル販売を計画していることが報じられ、売上増期待を受けた買いに上昇。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は取引終了後に1株を3株にする分割を実施する計画で買われた。ソフトウェアメーカーのインテュイット(INTU)は四半期決算で収益が予想を上回ったほか楽観的な見通しを示し、さらに、増配や自社株買い拡大計画を発表したため、大幅高。一方で、百貨店のノードストロム(JWN)は四半期決算において、売り上げが予想を上回ったものの、過剰在庫や需要の鈍化を理由に通年の業績見通しを引き下げたことが嫌気され、売られた。
クラウド型ソフトウエア会社のセールスフォース(CRM)は取引終了後に第2四半期決算を発表。内容が予想を上回ったものの、ドル高の影響などを指摘し第3四半期や通年の見通しを引き下げたため時間外取引で売られている。一方、同時刻に決算を発表したソフトウエア・ソリューション会社のスノーフレーク(SNOW)は第2四半期の売上高が予想を上回り、大きく買われている。
HorikoCapitalManagementLLC
■NY為替:良好な米経済指標で成長減速懸念和らぎ、ドル買い再燃
24日のニューヨーク外為市場でドル・円は、136円54銭から137円24銭まで上昇し、137円13銭で引けた。米7月耐久財受注統計で、設備投資の先行指標となる航空機を除く非国防資本財(コア資本財)の受注や国内総生産(GDP)算出に用いられるコア資本財の出荷が予想を上回る伸びとなったため、成長減速への懸念が緩和。さらに、2年債に続き低調な結果となった5年債入札結果を受けた債券利回りの上昇でドル買いが強まった。
ユーロ・ドルは0.9910ドルへ下落後、0.9999ドルまで反発し、0.9966ドルで引けた。欧米金利差拡大観測に伴うユーロ売りが継続。ユーロ・円は135円68銭から136円78銭まで上昇した。景気減速への懸念に伴うリスク回避の円買いが後退。ポンド・ドルは1.1756ドルまで下落後、1.1826ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9632フランから0.9688フランまで上昇した。
■NY原油:続伸で94.89ドル、需給ひっ迫の思惑残る
NY原油先物10月限は続伸(NYMEX原油10月限終値:94.89 ↑1.15)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、前営業日比+1.15ドルの94.89ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは92.79ドル-95.40ドル。ロンドン市場で95.40ドルまで買われた後、ニューヨーク市場で92.79ドルまで下げたが、主要産油国による減産観測や需給ひっ迫の思惑は残されており、通常取引終了後の時間外取引では主に95ドルを挟んだ水準で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 34.52ドル +0.11ドル(+0.32%)
モルガン・スタンレー(MS) 88.60ドル +0.30ドル(+0.34%)
ゴールドマン・サックス(GS)341.94ドル +1.76ドル(+0.52%)
インテル(INTC) 33.86ドル -0.09ドル(-0.27%)
アップル(AAPL) 167.53ドル +0.30ドル(+0.18%)
アルファベット(GOOG) 114.70ドル -0.07ドル(-0.06%)
メタ(META) 163.26ドル +2.15ドル(+1.33%)
キャタピラー(CAT) 194.16ドル -3.05ドル(-1.55%)
アルコア(AA) 54.43ドル +1.34ドル(+2.52%)
ウォルマート(WMT) 134.97ドル +0.97ドル(+0.72%)
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