26日の米国市場ダイジェスト:NYダウ329ドル安、金利高やドル高が重し
[22/09/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ329ドル安、金利高やドル高が重し
米国株式市場は続落。ダウ平均は329.60ドル安の29260.81ドル、ナスダックは65ポイント安の11802.92で取引を終了した。英国政府が先週発表した大規模な経済対策によりインフレが一段と悪化、世界景気後退に繋がるとの警戒感に売られ、寄り付き後、下落。ユダヤ教の祭日絡みで参加者が限られる中、国内の長期金利も連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペース加速の思惑に一段と上昇すると、売りに拍車がかかり一段安となった。長期金利の上昇に伴いドル指数も2002年来の高値を更新するなど、ドル高も企業収益を圧迫するとの懸念に繋がり、さらなる売り圧力となり終日軟調で推移。セクター別では食・生活必需品小売りが上昇した一方、エネルギー、不動産が下落した。
フィットネスクラブを保有・経営するプラネット・フィットネス(PLNT)はアナリストの投資判断引上げを受けて上昇。カジノを経営するラスベガス・サンズ(LVS)、ウィン・リゾーツ(WYNN)、MGMリゾーツ(MGM)は香港・マカオが早くて11月にも中国からのグループツアーの受け入れを開始する計画を明らかにしたため、業績回復期待におそれぞれ買われた。オンライン小売のアマゾン(AMZN)は10月にプライム会員限定のセールイベントを開催するとの報道を受け売上増を期待し、上昇。エネルギー会社のPG&E(PCG)はテクノロジーのシトリックスシステム(CTXS)にかわりS&P500種指数に採用されることが発表され、上昇。配車サービスのリフト(LYFT)や半導体メーカーのマイクロンテクノロジー(MU)はアナリストによる投資判断引き下げでそれぞれ下落した。映画館運営のAMCエンターテインメント(AMC)は優先株式「APE」売却する可能性が強まったとの報道で下落。
HorikoCapitalManagementLLC
■NY為替:欧州通貨安や米長期金利上昇でドル続伸
26日のニューヨーク外為市場でドル・円は143円80銭まで弱含んだのち、144円79銭まで上昇し、144円66銭で引けた。ポンド売りに対するドル買いが強まった。また、連邦準備制度理事会(FRB)が11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)でも4会合連続で0.75%の利上げを実施するとの思惑も強まり、金利上昇に伴うドル買いが加速。低調な2年債入札を受けて金利が一段と上昇すると、ドル買いもさらに強まった。ただ、145円手前からは日本の介入を警戒し利食いも見られ伸び悩んだ。
ユーロ・ドルは0.9687ドルから0.9600ドルまで下落し、0.9609ドルで引けた。ドイツの9月IFO景況指数が予想を下回り域内の景気後退懸念が強まりユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は139円52銭まで上昇後、138円84銭まで反落。ポンド・ドルは1.0931ドルまで上昇後、1.0631ドルまで反落。英中銀によるポンド安是正介入や緊急利上げ観測に一時ポンドの買戻しが優勢となった。しかし、英中銀が発表した緊急声明では、次回定例会合でポンド安と財政計画を評価していく方針を表明したにとどまったため、その後、ポンド売りが再開。ドル・スイスは0.9652フランへ弱含んだのち、0.9966フランまで上昇した。
■NY原油:続落で76.71ドル、株安などを嫌気した売りが増える
NY原油先物11月限は続落(NYMEX原油11月限終値:76.71 ↓2.03)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は、前営業日比-2.03ドル(-2.58%)の76.71ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは76.25ドル-80.31ドル。ニューヨーク市場の中盤にかけて80.31ドルまで買われたが、株安や米長期金利の上昇を警戒した売りが強まり、通常取引終了後の時間外取引で76.25ドルまで下落。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 31.03ドル -0.70ドル(-2.21%)
モルガン・スタンレー(MS) 79.76ドル -1.75ドル(-2.15%)
ゴールドマン・サックス(GS)294.62ドル -7.35ドル(-2.43%)
インテル(INTC) 26.97ドル -0.55ドル(-2.00%)
アップル(AAPL) 150.77ドル +0.34ドル(+0.23%)
アルファベット(GOOG) 98.81ドル -0.36ドル(-0.36%)
メタ(META) 136.37ドル -4.04ドル(-2.88%)
キャタピラー(CAT) 162.62ドル -1.62ドル(-0.99%)
アルコア(AA) 34.47ドル -1.04ドル(-2.93%)
ウォルマート(WMT) 131.31ドル +1.25ドル(+0.96%)
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米国株式市場は続落。ダウ平均は329.60ドル安の29260.81ドル、ナスダックは65ポイント安の11802.92で取引を終了した。英国政府が先週発表した大規模な経済対策によりインフレが一段と悪化、世界景気後退に繋がるとの警戒感に売られ、寄り付き後、下落。ユダヤ教の祭日絡みで参加者が限られる中、国内の長期金利も連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペース加速の思惑に一段と上昇すると、売りに拍車がかかり一段安となった。長期金利の上昇に伴いドル指数も2002年来の高値を更新するなど、ドル高も企業収益を圧迫するとの懸念に繋がり、さらなる売り圧力となり終日軟調で推移。セクター別では食・生活必需品小売りが上昇した一方、エネルギー、不動産が下落した。
フィットネスクラブを保有・経営するプラネット・フィットネス(PLNT)はアナリストの投資判断引上げを受けて上昇。カジノを経営するラスベガス・サンズ(LVS)、ウィン・リゾーツ(WYNN)、MGMリゾーツ(MGM)は香港・マカオが早くて11月にも中国からのグループツアーの受け入れを開始する計画を明らかにしたため、業績回復期待におそれぞれ買われた。オンライン小売のアマゾン(AMZN)は10月にプライム会員限定のセールイベントを開催するとの報道を受け売上増を期待し、上昇。エネルギー会社のPG&E(PCG)はテクノロジーのシトリックスシステム(CTXS)にかわりS&P500種指数に採用されることが発表され、上昇。配車サービスのリフト(LYFT)や半導体メーカーのマイクロンテクノロジー(MU)はアナリストによる投資判断引き下げでそれぞれ下落した。映画館運営のAMCエンターテインメント(AMC)は優先株式「APE」売却する可能性が強まったとの報道で下落。
HorikoCapitalManagementLLC
■NY為替:欧州通貨安や米長期金利上昇でドル続伸
26日のニューヨーク外為市場でドル・円は143円80銭まで弱含んだのち、144円79銭まで上昇し、144円66銭で引けた。ポンド売りに対するドル買いが強まった。また、連邦準備制度理事会(FRB)が11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)でも4会合連続で0.75%の利上げを実施するとの思惑も強まり、金利上昇に伴うドル買いが加速。低調な2年債入札を受けて金利が一段と上昇すると、ドル買いもさらに強まった。ただ、145円手前からは日本の介入を警戒し利食いも見られ伸び悩んだ。
ユーロ・ドルは0.9687ドルから0.9600ドルまで下落し、0.9609ドルで引けた。ドイツの9月IFO景況指数が予想を下回り域内の景気後退懸念が強まりユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は139円52銭まで上昇後、138円84銭まで反落。ポンド・ドルは1.0931ドルまで上昇後、1.0631ドルまで反落。英中銀によるポンド安是正介入や緊急利上げ観測に一時ポンドの買戻しが優勢となった。しかし、英中銀が発表した緊急声明では、次回定例会合でポンド安と財政計画を評価していく方針を表明したにとどまったため、その後、ポンド売りが再開。ドル・スイスは0.9652フランへ弱含んだのち、0.9966フランまで上昇した。
■NY原油:続落で76.71ドル、株安などを嫌気した売りが増える
NY原油先物11月限は続落(NYMEX原油11月限終値:76.71 ↓2.03)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は、前営業日比-2.03ドル(-2.58%)の76.71ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは76.25ドル-80.31ドル。ニューヨーク市場の中盤にかけて80.31ドルまで買われたが、株安や米長期金利の上昇を警戒した売りが強まり、通常取引終了後の時間外取引で76.25ドルまで下落。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 31.03ドル -0.70ドル(-2.21%)
モルガン・スタンレー(MS) 79.76ドル -1.75ドル(-2.15%)
ゴールドマン・サックス(GS)294.62ドル -7.35ドル(-2.43%)
インテル(INTC) 26.97ドル -0.55ドル(-2.00%)
アップル(AAPL) 150.77ドル +0.34ドル(+0.23%)
アルファベット(GOOG) 98.81ドル -0.36ドル(-0.36%)
メタ(META) 136.37ドル -4.04ドル(-2.88%)
キャタピラー(CAT) 162.62ドル -1.62ドル(-0.99%)
アルコア(AA) 34.47ドル -1.04ドル(-2.93%)
ウォルマート(WMT) 131.31ドル +1.25ドル(+0.96%)
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