前場に注目すべき3つのポイント〜買い一巡後は次第に個人主体の中小型株などへの物色に向かわせやすい〜
[22/12/14]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
14日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:買い一巡後は次第に個人主体の中小型株などへの物色に向かわせやすい
■東建コーポ、2Q営業利益 16.7%減 60.14億円
■前場の注目材料:シンフォニア:半導体ロードポートの納期短縮、来年から標準品量産
■買い一巡後は次第に個人主体の中小型株などへの物色に向かわせやすい
14日の日本株市場は、買い先行で始まった後は、次第にこう着感の強い相場展開になりそうだが、底堅さは意識されやすいだろう。13日の米国市場はNYダウが103ドル高だった。11月消費者物価指数(CPI)が予想以上に伸びが鈍化したため、金利ピークの思惑が強まり買いが加速し、NYダウは一時700ドル近く上昇する場面も見られた、ただし、買い一巡後は米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとする様子見ムードが広がり、一時下落に転じるなど不安定な相場展開だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円高の27970円。円相場は1ドル135円50銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まることになりそうだ。ただし、日経225先物はナイトセッションで一時28260円まで急伸した後に軟化するなど、米国市場の動向に過剰に反応しており、FOMCの結果待ちのなか、積極的な売買は限られるとみられ、先物主導による短期的な売買に振らされやすいだろう。ただし、FOMC通過後のアク抜けも意識されやすく、売り方にとってはポジションをニュートラルに近づける格好から、ショートカバーは入りやすいだろう。VIX指数は25を超える場面から一気に22台まで低下するなど、売り方のカバーとみられる動きによって低下している。
そのため、日経平均についても25日線辺りでの底堅さが見られるようだと、28000円固めからショートカバーの動きを強めてくる可能性はありそうだ。楽観視は禁物ではあるものの、底堅さが見られてくる局面においては、押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。そのほか、物色については朝方こそインデックス主導から指数インパクトの大きい値がさ株などが指数をけん引する格好となるものの、その後は次第に個人主体の中小型株などへの物色に向かわせやすいだろう。IPO銘柄への循環的な物色が見込まれるなか、好調な結果が続くようだと、セカンダリーへの資金還流の動きも意識されてきそうだ。
■東建コーポ、2Q営業利益 16.7%減 60.14億円
東建コーポ<1766>が発表した2023年4月期2Q業績は、売上高が前年同期比2.8%増の1550.03億円、営業利益は同16.7%減の60.14億円だった。建設事業は、前会計年度の受注高が増加したことにより、完成工事高は前年同期と比較して微増した。利益面は、建設資材や住宅設備機器価格の上昇等により、完成工事総利益率は低下した。不動産賃貸業は管理する物件の数が増えたことで家賃収入が増え、売上高の増加につながった。入居率は98%と高い水準を維持している。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(27954.85、+112.52)
・NYダウは上昇(34108.64、+103.60)
・ナスダック総合指数は上昇(11256.81、+113.08)
・シカゴ日経先物は上昇(27970、大阪比+80)
・SOX指数は上昇(2821.53、+42.32)
・VIX指数は低下(22.55、-2.45)
・米原油先物は上昇(75.39、+2.22)
・米長期金利は低下
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・コロナ後の人流再開
・シンフォニア<6507>半導体ロードポートの納期短縮、来年から標準品量産
・住友林業<1911>米国に建材の新工場、住宅向け供給拡充
・塩野義<4507>厚労省、コロナ飲み薬の処方施設を拡大
・富士フイルム<4901>韓国にイメージセンサー向け材料新工場建設
・住友商事<8053>量子コンピューターでトラック中継輸送を最適化、IT基盤構築
・住友商事<8053>バングラの工業団地が操業開始、第1期工事完了
・伊藤忠<8001>「L.L.Bean」独占販売権取得、日本独自の商品開発
・双日<2768>豪プレナリー・グループとMOU、官民連携事業・インフラ分野拡大で
・高砂熱<1969>半導体など産業空調に注力、24年度に受注比率50%へ
・三菱重<7011>チリでアンモニア混焼発電実証へ、現地IPPと事業化調査開始
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 12月調査日銀短観・大企業製造業業況判断DI(予想:+6、9月:+8)
・08:50 12月調査日銀短観・大企業非製造業業況判断DI(予想:+17、9月:+14)
・08:50 12月調査日銀短観・大企業全産業設備投資
(前年度比予想:+20.7%、9月:
+21.5%)
・08:50 10月機械受注(船舶・電力除く民需)(前月比予想:+1.8%、9月:-4.6%)
<海外>
・特になし
<NH>
■株式見通し:買い一巡後は次第に個人主体の中小型株などへの物色に向かわせやすい
■東建コーポ、2Q営業利益 16.7%減 60.14億円
■前場の注目材料:シンフォニア:半導体ロードポートの納期短縮、来年から標準品量産
■買い一巡後は次第に個人主体の中小型株などへの物色に向かわせやすい
14日の日本株市場は、買い先行で始まった後は、次第にこう着感の強い相場展開になりそうだが、底堅さは意識されやすいだろう。13日の米国市場はNYダウが103ドル高だった。11月消費者物価指数(CPI)が予想以上に伸びが鈍化したため、金利ピークの思惑が強まり買いが加速し、NYダウは一時700ドル近く上昇する場面も見られた、ただし、買い一巡後は米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとする様子見ムードが広がり、一時下落に転じるなど不安定な相場展開だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円高の27970円。円相場は1ドル135円50銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まることになりそうだ。ただし、日経225先物はナイトセッションで一時28260円まで急伸した後に軟化するなど、米国市場の動向に過剰に反応しており、FOMCの結果待ちのなか、積極的な売買は限られるとみられ、先物主導による短期的な売買に振らされやすいだろう。ただし、FOMC通過後のアク抜けも意識されやすく、売り方にとってはポジションをニュートラルに近づける格好から、ショートカバーは入りやすいだろう。VIX指数は25を超える場面から一気に22台まで低下するなど、売り方のカバーとみられる動きによって低下している。
そのため、日経平均についても25日線辺りでの底堅さが見られるようだと、28000円固めからショートカバーの動きを強めてくる可能性はありそうだ。楽観視は禁物ではあるものの、底堅さが見られてくる局面においては、押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。そのほか、物色については朝方こそインデックス主導から指数インパクトの大きい値がさ株などが指数をけん引する格好となるものの、その後は次第に個人主体の中小型株などへの物色に向かわせやすいだろう。IPO銘柄への循環的な物色が見込まれるなか、好調な結果が続くようだと、セカンダリーへの資金還流の動きも意識されてきそうだ。
■東建コーポ、2Q営業利益 16.7%減 60.14億円
東建コーポ<1766>が発表した2023年4月期2Q業績は、売上高が前年同期比2.8%増の1550.03億円、営業利益は同16.7%減の60.14億円だった。建設事業は、前会計年度の受注高が増加したことにより、完成工事高は前年同期と比較して微増した。利益面は、建設資材や住宅設備機器価格の上昇等により、完成工事総利益率は低下した。不動産賃貸業は管理する物件の数が増えたことで家賃収入が増え、売上高の増加につながった。入居率は98%と高い水準を維持している。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(27954.85、+112.52)
・NYダウは上昇(34108.64、+103.60)
・ナスダック総合指数は上昇(11256.81、+113.08)
・シカゴ日経先物は上昇(27970、大阪比+80)
・SOX指数は上昇(2821.53、+42.32)
・VIX指数は低下(22.55、-2.45)
・米原油先物は上昇(75.39、+2.22)
・米長期金利は低下
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・コロナ後の人流再開
・シンフォニア<6507>半導体ロードポートの納期短縮、来年から標準品量産
・住友林業<1911>米国に建材の新工場、住宅向け供給拡充
・塩野義<4507>厚労省、コロナ飲み薬の処方施設を拡大
・富士フイルム<4901>韓国にイメージセンサー向け材料新工場建設
・住友商事<8053>量子コンピューターでトラック中継輸送を最適化、IT基盤構築
・住友商事<8053>バングラの工業団地が操業開始、第1期工事完了
・伊藤忠<8001>「L.L.Bean」独占販売権取得、日本独自の商品開発
・双日<2768>豪プレナリー・グループとMOU、官民連携事業・インフラ分野拡大で
・高砂熱<1969>半導体など産業空調に注力、24年度に受注比率50%へ
・三菱重<7011>チリでアンモニア混焼発電実証へ、現地IPPと事業化調査開始
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 12月調査日銀短観・大企業製造業業況判断DI(予想:+6、9月:+8)
・08:50 12月調査日銀短観・大企業非製造業業況判断DI(予想:+17、9月:+14)
・08:50 12月調査日銀短観・大企業全産業設備投資
(前年度比予想:+20.7%、9月:
+21.5%)
・08:50 10月機械受注(船舶・電力除く民需)(前月比予想:+1.8%、9月:-4.6%)
<海外>
・特になし
<NH>