27日の米国市場ダイジェスト:NYダウは37ドル高、金利高が重しに
[22/12/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウは37ドル高、金利高が重しに
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は37.63ドル高の33241.56ドル、ナスダックは144.64ポイント安の10353.23で取引を終了した。中国政府が1月8日から入国時の強制隔離撤廃を発表、規制緩和を好感したアジア、欧州市場の流れを継いで、寄り付き後、上昇。しかし、長期金利の上昇を警戒した売りに押され一時下落に転じた。同時に、エネルギーセクターの上昇が下値を支え、ダウはプラス圏を維持して終了。ナスダック総合指数は金利高が重しとなり終日軟調だった。セクター別では、電気通信サービス、エネルギーが上昇した一方、自動車・自動車部品が下落。
カジノ運営のラスベガス・サンズ(LVS)やウィン・リゾーツ(WYNN)は中国のコロナ規制緩和で売り上げ改善を期待した買いにそれぞれ上昇した。製薬会社のメルク(MRK)は先週発表したバイオのペプチドリームと次世代薬「中分子薬」を共同で研究開発する契約締結を好感した買いが続き、上昇。航空会社のサウスウエスト(LUV)は26日に悪天候により予定便の7割の欠航を発表、今後数日間、混乱が継続する可能性を警告したことが嫌気され、大幅安となった。また、電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は中国、上海工場での生産休止延長する計画が報じられ、需要鈍化懸念が広がり、大きく下落。在宅フィットネス事業を展開するペロトン・インタラクティブ(PTON)は、整備したエクササイズバイクを割引で販売する計画を発表し、下落した。
ロシアのプーチン大統領は、ロシア産原油の取引価格上限を設定した諸国への原油製品輸出を禁止する大統領令に署名した。
HorikoCapitalManagementLLC
■NY為替:米経済指標が予想を上回り長期金利上昇、ドルは底堅い動き
27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、133円60銭まで上昇後、133円20銭まで反落し、133円45銭で引けた。米11月卸売在庫や10月住宅価格指数が予想を上回る伸びとなったほか11月前渡商品貿易赤字が前月から予想以上に縮小したため景気への見通しが改善し、金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。しかし、その後発表された米12月ダラス連銀製造業活動指数が11月から予想外に悪化し、ドル買いが後退。
ユーロ・ドルは、1.0612ドルまで下落後、1.0660ドルまで反発し1.0638ドルで引けた。ユーロ・円は141円56銭へ弱含んだのち142円20銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.2003ドルまで下落後、1.2048ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9316フランへ上昇後、0.9272フランまで下落した。
■NY原油:伸び悩みで79.53ドル、米長期金利の上昇を嫌気
NY原油先物2月限は伸び悩み(NYMEX原油2月限終値:79.53 ↓0.03)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物2月限は、前営業日比-0.03ドルの79.53ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは79.16ドル-81.18ドル。ニューヨーク市場の後半にかけて81.18ドルまで買われたが、米長期金利の上昇を嫌気した売りが強まり、一時79.16ドルまで反落。通常取引終了後の時間外取引では主に79ドル台で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 32.53ドル +0.06ドル(+0.18%)
モルガン・スタンレー(MS) 85.06ドル -1.05ドル(-1.22%)
ゴールドマン・サックス(GS)341.97ドル -3.54ドル(-1.02%)
インテル(INTC) 25.94ドル -0.15ドル(-0.57%)
アップル(AAPL) 130.03ドル -1.83ドル(-1.39%)
アルファベット(GOOG) 87.93ドル -1.88ドル(-2.09%)
メタ(META) 116.88ドル -1.16ドル(-0.98%)
キャタピラー(CAT) 243.14ドル +3.27ドル(+1.36%)
アルコア(AA) 44.86ドル +0.66ドル(+1.49%)
ウォルマート(WMT) 143.81ドル +0.04ドル(+0.03%)
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米国株式市場はまちまち。ダウ平均は37.63ドル高の33241.56ドル、ナスダックは144.64ポイント安の10353.23で取引を終了した。中国政府が1月8日から入国時の強制隔離撤廃を発表、規制緩和を好感したアジア、欧州市場の流れを継いで、寄り付き後、上昇。しかし、長期金利の上昇を警戒した売りに押され一時下落に転じた。同時に、エネルギーセクターの上昇が下値を支え、ダウはプラス圏を維持して終了。ナスダック総合指数は金利高が重しとなり終日軟調だった。セクター別では、電気通信サービス、エネルギーが上昇した一方、自動車・自動車部品が下落。
カジノ運営のラスベガス・サンズ(LVS)やウィン・リゾーツ(WYNN)は中国のコロナ規制緩和で売り上げ改善を期待した買いにそれぞれ上昇した。製薬会社のメルク(MRK)は先週発表したバイオのペプチドリームと次世代薬「中分子薬」を共同で研究開発する契約締結を好感した買いが続き、上昇。航空会社のサウスウエスト(LUV)は26日に悪天候により予定便の7割の欠航を発表、今後数日間、混乱が継続する可能性を警告したことが嫌気され、大幅安となった。また、電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は中国、上海工場での生産休止延長する計画が報じられ、需要鈍化懸念が広がり、大きく下落。在宅フィットネス事業を展開するペロトン・インタラクティブ(PTON)は、整備したエクササイズバイクを割引で販売する計画を発表し、下落した。
ロシアのプーチン大統領は、ロシア産原油の取引価格上限を設定した諸国への原油製品輸出を禁止する大統領令に署名した。
HorikoCapitalManagementLLC
■NY為替:米経済指標が予想を上回り長期金利上昇、ドルは底堅い動き
27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、133円60銭まで上昇後、133円20銭まで反落し、133円45銭で引けた。米11月卸売在庫や10月住宅価格指数が予想を上回る伸びとなったほか11月前渡商品貿易赤字が前月から予想以上に縮小したため景気への見通しが改善し、金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。しかし、その後発表された米12月ダラス連銀製造業活動指数が11月から予想外に悪化し、ドル買いが後退。
ユーロ・ドルは、1.0612ドルまで下落後、1.0660ドルまで反発し1.0638ドルで引けた。ユーロ・円は141円56銭へ弱含んだのち142円20銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.2003ドルまで下落後、1.2048ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9316フランへ上昇後、0.9272フランまで下落した。
■NY原油:伸び悩みで79.53ドル、米長期金利の上昇を嫌気
NY原油先物2月限は伸び悩み(NYMEX原油2月限終値:79.53 ↓0.03)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物2月限は、前営業日比-0.03ドルの79.53ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは79.16ドル-81.18ドル。ニューヨーク市場の後半にかけて81.18ドルまで買われたが、米長期金利の上昇を嫌気した売りが強まり、一時79.16ドルまで反落。通常取引終了後の時間外取引では主に79ドル台で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 32.53ドル +0.06ドル(+0.18%)
モルガン・スタンレー(MS) 85.06ドル -1.05ドル(-1.22%)
ゴールドマン・サックス(GS)341.97ドル -3.54ドル(-1.02%)
インテル(INTC) 25.94ドル -0.15ドル(-0.57%)
アップル(AAPL) 130.03ドル -1.83ドル(-1.39%)
アルファベット(GOOG) 87.93ドル -1.88ドル(-2.09%)
メタ(META) 116.88ドル -1.16ドル(-0.98%)
キャタピラー(CAT) 243.14ドル +3.27ドル(+1.36%)
アルコア(AA) 44.86ドル +0.66ドル(+1.49%)
ウォルマート(WMT) 143.81ドル +0.04ドル(+0.03%)
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