今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆目先的にリスク選好的なユーロ買い・円売りがただちに拡大する可能性は低い見通し
[23/03/29]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
*08:26JST 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆目先的にリスク選好的なユーロ買い・円売りがただちに拡大する可能性は低い見通し
ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/01/25)まで上昇。英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、ユーロ・円は一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後137円50銭(2018/2/2)まで買われたあと、長く伸び悩んだが、政策金利の引き上げなどによって148円40銭(2022/10/21)まで上昇。欧米金融システム不安はある程度緩和されたが、今後については楽観視できない状況が続いている。欧州中央銀行(ECB)による追加利上げの影響が警戒されており、高インフレと金利上昇はユーロ圏経済を圧迫するとの見方は変わっていない。目先的にリスク選好的なユーロ買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。
【ユーロ売り要因】
・欧米金融システム不安
・欧州諸国の財政悪化、景気後退入りのリスク増大
・ECBは金利据え置きの可能性
【ユーロ買い要因】
・ECBによる追加利上げで日欧金利差拡大予想
・ユーロ圏のインフレ率は高止まりの様相
・年内米利下げ観測
<CS>
ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/01/25)まで上昇。英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、ユーロ・円は一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後137円50銭(2018/2/2)まで買われたあと、長く伸び悩んだが、政策金利の引き上げなどによって148円40銭(2022/10/21)まで上昇。欧米金融システム不安はある程度緩和されたが、今後については楽観視できない状況が続いている。欧州中央銀行(ECB)による追加利上げの影響が警戒されており、高インフレと金利上昇はユーロ圏経済を圧迫するとの見方は変わっていない。目先的にリスク選好的なユーロ買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。
【ユーロ売り要因】
・欧米金融システム不安
・欧州諸国の財政悪化、景気後退入りのリスク増大
・ECBは金利据え置きの可能性
【ユーロ買い要因】
・ECBによる追加利上げで日欧金利差拡大予想
・ユーロ圏のインフレ率は高止まりの様相
・年内米利下げ観測
<CS>