今日の為替市場ポイント:日米金利差拡大予想でドルは下げ渋る可能性
[23/04/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
*08:09JST 今日の為替市場ポイント:日米金利差拡大予想でドルは下げ渋る可能性
24日のドル・円は、東京市場では133円89銭から134円48銭まで反発。欧米市場では134円18銭から134円73銭まで上昇し、134円29銭で取引終了。本日25日のドル・円は主に134円を挟んだ水準で推移か。日米金利差拡大の思惑は残されており、ドルは下げ渋る可能性がある。
日本銀行の植田総裁は4月24日に開かれた衆議院決算行政監視委員会で、物価上昇率は今年度後半に2%を下回るという見方を示した。植田総裁は「輸入物価が国内物価に転嫁されていく動きは、しばらく前に予想されていた以上の強さで進んでいるが、見通しでは、そろそろピークを迎え今年度後半には2%を下回ると見込んでいる」、「この見通しに沿って金融緩和を継続するスタンスでいる」と述べた。
この発言を受けて市場参加者の間からは「日本銀行が金融緩和策の修正や縮小について早い時期に検討する可能性は大幅に低下した」との声が聞かれている。また、一部の市場参加者は「物価見通しの大幅な引き上げにつながる材料が提供されない場合、日銀は現行の金融緩和策をさらに数年続ける可能性がある」と指摘し、リスク選好的な円売りが強まると予想している。
<CS>
24日のドル・円は、東京市場では133円89銭から134円48銭まで反発。欧米市場では134円18銭から134円73銭まで上昇し、134円29銭で取引終了。本日25日のドル・円は主に134円を挟んだ水準で推移か。日米金利差拡大の思惑は残されており、ドルは下げ渋る可能性がある。
日本銀行の植田総裁は4月24日に開かれた衆議院決算行政監視委員会で、物価上昇率は今年度後半に2%を下回るという見方を示した。植田総裁は「輸入物価が国内物価に転嫁されていく動きは、しばらく前に予想されていた以上の強さで進んでいるが、見通しでは、そろそろピークを迎え今年度後半には2%を下回ると見込んでいる」、「この見通しに沿って金融緩和を継続するスタンスでいる」と述べた。
この発言を受けて市場参加者の間からは「日本銀行が金融緩和策の修正や縮小について早い時期に検討する可能性は大幅に低下した」との声が聞かれている。また、一部の市場参加者は「物価見通しの大幅な引き上げにつながる材料が提供されない場合、日銀は現行の金融緩和策をさらに数年続ける可能性がある」と指摘し、リスク選好的な円売りが強まると予想している。
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