欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、ドル買戻しも米金融不安を見極め
[23/04/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、ドル買戻しも米金融不安を見極め
26日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。ドルは割安感による買戻しが入りやすく、引き続き下げづらい。ただ、米金融不安の再燃で連邦準備制度理事会(FRB)の政策決定を見極めようと、積極的なドル買いは抑制されそうだ。
前日発表された米消費者信頼感指数は予想以上に弱く、FRBの引き締め継続期待を弱め米金利安・ドル安に振れた。一方で米国の地域銀行の資金流出による金融不安の再燃でリスクオフのドル買いも強まり、ユーロ・ドルは1.0960ドル台に、ドル・円は133円30銭台にそれぞれ値を下げた。ただ、本日アジア市場で米長期金利は下げ止まりドル売りは一服。また、日経平均株価の下げ渋りを受け円買いもいったん収束した。
この後の海外市場は米国の金融不安を見極める展開となりそうだ。FRBの政策決定への影響が限定的なら長期金利は持ち直し、ドルへの買戻しが入りやすい。日銀の緩和政策維持が見込まれるなか、円売り再開の可能性もあろう。ただ、明日発表の米1-3月期国内総生産(GDP)が想定通り前回を下回れば今後の景気後退(リセッション)入りが意識される。年内利下げ開始の見方は根強いため、ドル高に振れても戻りは鈍いとみる。
【今日の欧米市場の予定】
・21:30 米・3月耐久財受注速報値(前月比予想:+0.7%、2月:-1.0%)
・21:30 米・3月卸売在庫速報値(前月比予想:+0.1%、2月:+0.1%)
・02:00 米財務省・5年債入札
<CS>
26日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。ドルは割安感による買戻しが入りやすく、引き続き下げづらい。ただ、米金融不安の再燃で連邦準備制度理事会(FRB)の政策決定を見極めようと、積極的なドル買いは抑制されそうだ。
前日発表された米消費者信頼感指数は予想以上に弱く、FRBの引き締め継続期待を弱め米金利安・ドル安に振れた。一方で米国の地域銀行の資金流出による金融不安の再燃でリスクオフのドル買いも強まり、ユーロ・ドルは1.0960ドル台に、ドル・円は133円30銭台にそれぞれ値を下げた。ただ、本日アジア市場で米長期金利は下げ止まりドル売りは一服。また、日経平均株価の下げ渋りを受け円買いもいったん収束した。
この後の海外市場は米国の金融不安を見極める展開となりそうだ。FRBの政策決定への影響が限定的なら長期金利は持ち直し、ドルへの買戻しが入りやすい。日銀の緩和政策維持が見込まれるなか、円売り再開の可能性もあろう。ただ、明日発表の米1-3月期国内総生産(GDP)が想定通り前回を下回れば今後の景気後退(リセッション)入りが意識される。年内利下げ開始の見方は根強いため、ドル高に振れても戻りは鈍いとみる。
【今日の欧米市場の予定】
・21:30 米・3月耐久財受注速報値(前月比予想:+0.7%、2月:-1.0%)
・21:30 米・3月卸売在庫速報値(前月比予想:+0.1%、2月:+0.1%)
・02:00 米財務省・5年債入札
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