今日の為替市場ポイント:米長期金利上昇と株高でドルは下げ渋る可能性
[23/04/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
*08:17JST 今日の為替市場ポイント:米長期金利上昇と株高でドルは下げ渋る可能性
27日のドル・円は、東京市場では133円40銭から133円85銭まで反発。欧米市場では133円24銭まで下げた後、134円20銭まで反発し、134円00銭で取引終了。本日28日のドル・円は主に134円を挟んだ水準で推移か。米長期金利の上昇や株高を受けてドルは下げ渋る可能性がある。
米商務省が4月27日発表した2023年1−3月期国内総生産(GDP)速報値は、前期比年率+1.1%で市場予想を下回った。ただ、GDP価格指数は前期比+4.0%で市場予想を上回った。個人消費は市場予想を下回ったが、10-12月期の実績値+1.0%を大幅に上回る+3.7%。利上げの影響はあるものの、米個人消費はまずまず良好とみられており、5月の追加利上げは妥当な措置となりそうだ。
なお、市場参加者の間からは「5月が最後の利上げとなる可能性が高い」との声が聞かれているが、米国のインフレ見通しは依然として不透明であり、利下げ開始時期については予測困難な状態が続くとみられる。
<CS>
27日のドル・円は、東京市場では133円40銭から133円85銭まで反発。欧米市場では133円24銭まで下げた後、134円20銭まで反発し、134円00銭で取引終了。本日28日のドル・円は主に134円を挟んだ水準で推移か。米長期金利の上昇や株高を受けてドルは下げ渋る可能性がある。
米商務省が4月27日発表した2023年1−3月期国内総生産(GDP)速報値は、前期比年率+1.1%で市場予想を下回った。ただ、GDP価格指数は前期比+4.0%で市場予想を上回った。個人消費は市場予想を下回ったが、10-12月期の実績値+1.0%を大幅に上回る+3.7%。利上げの影響はあるものの、米個人消費はまずまず良好とみられており、5月の追加利上げは妥当な措置となりそうだ。
なお、市場参加者の間からは「5月が最後の利上げとなる可能性が高い」との声が聞かれているが、米国のインフレ見通しは依然として不透明であり、利下げ開始時期については予測困難な状態が続くとみられる。
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