19日の米国市場ダイジェスト:米国株式市場は続伸、景気後退懸念の緩和や企業の好決算期待が支援
[23/07/20]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
*07:54JST 19日の米国市場ダイジェスト:米国株式市場は続伸、景気後退懸念の緩和や企業の好決算期待が支援
■NY株式:米国株式市場は続伸、景気後退懸念の緩和や企業の好決算期待が支援
ダウ平均は109.28ドル高の35,061.21ドル、ナスダックは4.38ポイント高の14,358.02で取引を終了した。
金融の好決算が続き、買いが先行。長期金利の低下がハイテクを支え、相場全体を押し上げた。また、良好な経済指標を受けて景気後退懸念が緩和しつつあり投資家心理が改善したほか、今週発表が予定されている主要企業の好決算を期待した買いから終日堅調に推移した。セクター別では電気通信サービスや銀行が上昇した一方で、半導体・同製造装置が下落した。
携帯端末のアップル(AAPL)はマイクロソフト(MSFT)の「チャットGPT」やグーグルの「バード」に対抗し生成AI(人口知能)の開発に取り組んでいるとの報道やアナリストの目標株価引き上げにより上昇した。オンライン中古車プラットフォーム運営するカーバナ(CVNA)は債券保有者と債務再編で合意し、利払い負担の軽減が明らかになり急伸。地銀のノーザン・トラスト(NTRS)は第2四半期決算で純金利収入が警戒されたほど悪化せず安心感から買われた。同業のウエスタンアライアンス(WAL)も上昇。金融のゴールドマン・サックス(GS)は4−6月期決算で、不動産評価損やトレーディングの低迷が響き純利益大幅減となったが、ほぼ想定通りで押し目買いから上昇。
一方で、自動電子ブローカーのインタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)は第2四半期決算で1株利益が予想を下回り下落した。
取引き終了後に四半期決算を発表した動画配信サービスのネットフリックス(NFLX)は1株利益が予想を上回ったが、売上高見通しが予想を下回り、時間外取引で売られている。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は1株利益が予想を上回り時間外取引で買いが先行したが、その後下落に転じている。一方、航空会社のユナイテッド(UAL)は調整後1株利益が予想を上回ったほか、見通しも予想を上回り上昇している。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:英6月インフレ鈍化でポンド売り、ドルはおおむね底堅く推移
19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、139円40銭へ弱含んだのち、139円99銭まで上昇し、139円65銭で引けた。米6月住宅着工件数が予想を下回ったため一時ドル買いが後退。しかし、英国のインフレ鈍化でポンド中心に欧州通貨が売られ、ドルが堅調に推移した。
ユーロ・ドルは、1.1225 ドルから1.1175ドルまで下落し、1.1202ドルで引けた。ユーロ・円は156円88銭から156円20銭まで下落。ポンド・ドルは、1.2868ドルまで下落後、1.2938ドルまで上昇した。英国の消費者物価指数の伸びが予想以上に鈍化したため英中銀の追加利上げ観測後退でポンド売りに拍車がかかった。しかし、英中銀のラムスデン総裁のインフレに著しい鈍化が見られるものの依然非常に高いとのタカ派発言で利上げ観測が再燃し、ポンドは下げ止まった。ドル・スイスは0.8571フランへ弱含んだのち、0.8613フランまで上昇した。
■NY原油:伸び悩みで75.29ドル、需給ひっ迫の思惑後退
NY原油先物9月限は伸び悩み(NYMEX原油9月限終値:75.29 ↓0.37)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、前営業日比−0.37ドルの75.29ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは75.02ドル-76.87ドル。米国市場の前半にかけて76.87ドルまで買われたが、需給ひっ迫の思惑は後退し、通常取引終了後の時間外取引で一時75.02ドルまで反落。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 31.53ドル +0.83ドル(+2.70%)
モルガン・スタンレー(MS) 93.16ドル +1.22ドル(+1.33%)
ゴールドマン・サックス(GS)340.55ドル +3.28ドル(+0.97%)
インテル(INTC) 34.46ドル -0.04ドル(-0.12%)
アップル(AAPL) 195.10ドル +1.37ドル(+0.71%)
アルファベット(GOOG) 122.78ドル -1.30ドル(-1.05%)
メタ(META) 316.01ドル +3.96ドル(+1.27%)
キャタピラー(CAT) 262.75ドル +0.24ドル(+0.09%)
アルコア(AA) 34.84ドル -0.20ドル(-0.57%)
ウォルマート(WMT) 154.62ドル +0.05ドル(+0.03%)
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■NY株式:米国株式市場は続伸、景気後退懸念の緩和や企業の好決算期待が支援
ダウ平均は109.28ドル高の35,061.21ドル、ナスダックは4.38ポイント高の14,358.02で取引を終了した。
金融の好決算が続き、買いが先行。長期金利の低下がハイテクを支え、相場全体を押し上げた。また、良好な経済指標を受けて景気後退懸念が緩和しつつあり投資家心理が改善したほか、今週発表が予定されている主要企業の好決算を期待した買いから終日堅調に推移した。セクター別では電気通信サービスや銀行が上昇した一方で、半導体・同製造装置が下落した。
携帯端末のアップル(AAPL)はマイクロソフト(MSFT)の「チャットGPT」やグーグルの「バード」に対抗し生成AI(人口知能)の開発に取り組んでいるとの報道やアナリストの目標株価引き上げにより上昇した。オンライン中古車プラットフォーム運営するカーバナ(CVNA)は債券保有者と債務再編で合意し、利払い負担の軽減が明らかになり急伸。地銀のノーザン・トラスト(NTRS)は第2四半期決算で純金利収入が警戒されたほど悪化せず安心感から買われた。同業のウエスタンアライアンス(WAL)も上昇。金融のゴールドマン・サックス(GS)は4−6月期決算で、不動産評価損やトレーディングの低迷が響き純利益大幅減となったが、ほぼ想定通りで押し目買いから上昇。
一方で、自動電子ブローカーのインタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)は第2四半期決算で1株利益が予想を下回り下落した。
取引き終了後に四半期決算を発表した動画配信サービスのネットフリックス(NFLX)は1株利益が予想を上回ったが、売上高見通しが予想を下回り、時間外取引で売られている。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は1株利益が予想を上回り時間外取引で買いが先行したが、その後下落に転じている。一方、航空会社のユナイテッド(UAL)は調整後1株利益が予想を上回ったほか、見通しも予想を上回り上昇している。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:英6月インフレ鈍化でポンド売り、ドルはおおむね底堅く推移
19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、139円40銭へ弱含んだのち、139円99銭まで上昇し、139円65銭で引けた。米6月住宅着工件数が予想を下回ったため一時ドル買いが後退。しかし、英国のインフレ鈍化でポンド中心に欧州通貨が売られ、ドルが堅調に推移した。
ユーロ・ドルは、1.1225 ドルから1.1175ドルまで下落し、1.1202ドルで引けた。ユーロ・円は156円88銭から156円20銭まで下落。ポンド・ドルは、1.2868ドルまで下落後、1.2938ドルまで上昇した。英国の消費者物価指数の伸びが予想以上に鈍化したため英中銀の追加利上げ観測後退でポンド売りに拍車がかかった。しかし、英中銀のラムスデン総裁のインフレに著しい鈍化が見られるものの依然非常に高いとのタカ派発言で利上げ観測が再燃し、ポンドは下げ止まった。ドル・スイスは0.8571フランへ弱含んだのち、0.8613フランまで上昇した。
■NY原油:伸び悩みで75.29ドル、需給ひっ迫の思惑後退
NY原油先物9月限は伸び悩み(NYMEX原油9月限終値:75.29 ↓0.37)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、前営業日比−0.37ドルの75.29ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは75.02ドル-76.87ドル。米国市場の前半にかけて76.87ドルまで買われたが、需給ひっ迫の思惑は後退し、通常取引終了後の時間外取引で一時75.02ドルまで反落。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 31.53ドル +0.83ドル(+2.70%)
モルガン・スタンレー(MS) 93.16ドル +1.22ドル(+1.33%)
ゴールドマン・サックス(GS)340.55ドル +3.28ドル(+0.97%)
インテル(INTC) 34.46ドル -0.04ドル(-0.12%)
アップル(AAPL) 195.10ドル +1.37ドル(+0.71%)
アルファベット(GOOG) 122.78ドル -1.30ドル(-1.05%)
メタ(META) 316.01ドル +3.96ドル(+1.27%)
キャタピラー(CAT) 262.75ドル +0.24ドル(+0.09%)
アルコア(AA) 34.84ドル -0.20ドル(-0.57%)
ウォルマート(WMT) 154.62ドル +0.05ドル(+0.03%)
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