26日の米国市場ダイジェスト:NYダウは388ドル安、金利高やドル高を警戒
[23/09/27]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
*08:10JST 26日の米国市場ダイジェスト:NYダウは388ドル安、金利高やドル高を警戒
■NY株式:NYダウは388ドル安、金利高やドル高を警戒
米国株式市場は反落。ダウ平均は388.00ドル安の33,618.88ドル、ナスダックは207.71ポイント安の13,063.61で取引を終了した。
ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁が年内あと1回の利上げの必要性に言及したほか、JPモルガンのダイモン最高経営責任者(CEO)が金利が7%まで上昇するリスクを警告したため金利高を警戒した売りに寄り付き後、下落。その後発表された9月消費者信頼感指数や8月新築住宅販売件数が予想を下回ったためスタグフレーション懸念も強まり、一段安となった。金利の上昇に連れハイテクも弱く、また、ドル高も企業の収益を損なうとの懸念にさらに売りが加速し、終盤にかけ下げ幅を拡大し、終了。セクター別では小売りや公益事業が下落した。
ポテトチップスなどのスナック製造会社のUTZブランズ(UTZ)やオンラインギャンブルを運営するドラフトキング(DKNG)はアナリストが投資判断を引上げそれぞれ上昇。オンライン小売りのアマゾン(AMZN)はオンライン価格を暴騰させていると反トラスト違反の疑いで連邦取引委員会(FTC)が17州と共同で同社を提訴したとの報道を嫌気し、大幅下落した。電気自動車(EV)メーカーのテスラ(TSLA)は、中国製のEVが欧州連合(EU)の補助金調査の対象となるとの関係者の話が報じられ、下落。
会員制倉庫型卸売り・小売会社コストコホールセール(COST)は取引終了後に四半期決算を発表。結果は予想を上回ったが、時間外取引で利食いと見られる売りが先行している。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:米国金利の先高観を背景にドル買い強まる
26日のニューヨーク外為市場でドル・円は、148円82銭へ弱含んだのち149円09銭まで上昇し、149円08銭で引けた。9月CB消費者信頼感指数や8月新築住宅販売件数が予想を下回り、金利低下に伴うドル売りが優勢となった。日本当局の円安是正介入警戒感に円売りも後退。しかしながら、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁が年内あと1回の利上げが必要との見方を示したほか、JPモルガンのダイモンCEOが最悪のシナリオとして政策金利が7%近くまで上昇するリスクに備える必要があると顧客に警告したとの報道を材料に、金利が上昇に転じドル買いも再燃した。
ユーロ・ドルは、1.0609ドルへ上昇後、1.0562ドルまで下落し、1.0573ドルで引けた。ユーロ・円は、157円88銭から157円32銭まで下落。日本当局の円安是正介入警戒感を受けた円の買戻し、米国政府機関閉鎖懸念が根強くリスク回避の円買いが続いた。ポンド・ドルは、1.2192ドルから1.2154ドルまで下落した。ドル・スイスは、0.9120フランから0.9158フランへ上昇。
■NY原油:強含みで90.39ドル、90ドル台を回復
NY原油先物11月限は強含み(NYMEX原油11月限終値:90.39 ↑0.71)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は、前営業日比+0.71ドルの90.39ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは88.19ドル-90.74ドル。アジア市場の終盤にかけて88.19ドルまで下落したが、ドル高を意識した売りは一巡し、米国市場の中盤にかけて90ドル台を回復。株安が嫌気されたが、需給ひっ迫の見方が強まり、一時90.74ドルまで反発。通常取引終了後の時間外取引では90ドル台で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 27.17ドル -0.43ドル(-1.56%)
モルガン・スタンレー(MS) 82.17ドル -0.86ドル(-1.04%)
ゴールドマン・サックス(GS)323.82ドル -5.02ドル(-1.53%)
インテル(INTC) 33.83ドル -0.46ドル(-1.34%)
アップル(AAPL) 171.96ドル -4.12ドル(-2.34%)
アルファベット(GOOG) 129.45ドル -2.72ドル(-2.06%)
メタ(META) 298.96ドル -1.87ドル(-0.62%)
キャタピラー(CAT) 269.52ドル -4.75ドル(-1.73%)
アルコア(AA) 25.86ドル -0.77ドル(-2.89%)
ウォルマート(WMT) 162.50ドル -0.57ドル(-0.35%)
<ST>
■NY株式:NYダウは388ドル安、金利高やドル高を警戒
米国株式市場は反落。ダウ平均は388.00ドル安の33,618.88ドル、ナスダックは207.71ポイント安の13,063.61で取引を終了した。
ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁が年内あと1回の利上げの必要性に言及したほか、JPモルガンのダイモン最高経営責任者(CEO)が金利が7%まで上昇するリスクを警告したため金利高を警戒した売りに寄り付き後、下落。その後発表された9月消費者信頼感指数や8月新築住宅販売件数が予想を下回ったためスタグフレーション懸念も強まり、一段安となった。金利の上昇に連れハイテクも弱く、また、ドル高も企業の収益を損なうとの懸念にさらに売りが加速し、終盤にかけ下げ幅を拡大し、終了。セクター別では小売りや公益事業が下落した。
ポテトチップスなどのスナック製造会社のUTZブランズ(UTZ)やオンラインギャンブルを運営するドラフトキング(DKNG)はアナリストが投資判断を引上げそれぞれ上昇。オンライン小売りのアマゾン(AMZN)はオンライン価格を暴騰させていると反トラスト違反の疑いで連邦取引委員会(FTC)が17州と共同で同社を提訴したとの報道を嫌気し、大幅下落した。電気自動車(EV)メーカーのテスラ(TSLA)は、中国製のEVが欧州連合(EU)の補助金調査の対象となるとの関係者の話が報じられ、下落。
会員制倉庫型卸売り・小売会社コストコホールセール(COST)は取引終了後に四半期決算を発表。結果は予想を上回ったが、時間外取引で利食いと見られる売りが先行している。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:米国金利の先高観を背景にドル買い強まる
26日のニューヨーク外為市場でドル・円は、148円82銭へ弱含んだのち149円09銭まで上昇し、149円08銭で引けた。9月CB消費者信頼感指数や8月新築住宅販売件数が予想を下回り、金利低下に伴うドル売りが優勢となった。日本当局の円安是正介入警戒感に円売りも後退。しかしながら、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁が年内あと1回の利上げが必要との見方を示したほか、JPモルガンのダイモンCEOが最悪のシナリオとして政策金利が7%近くまで上昇するリスクに備える必要があると顧客に警告したとの報道を材料に、金利が上昇に転じドル買いも再燃した。
ユーロ・ドルは、1.0609ドルへ上昇後、1.0562ドルまで下落し、1.0573ドルで引けた。ユーロ・円は、157円88銭から157円32銭まで下落。日本当局の円安是正介入警戒感を受けた円の買戻し、米国政府機関閉鎖懸念が根強くリスク回避の円買いが続いた。ポンド・ドルは、1.2192ドルから1.2154ドルまで下落した。ドル・スイスは、0.9120フランから0.9158フランへ上昇。
■NY原油:強含みで90.39ドル、90ドル台を回復
NY原油先物11月限は強含み(NYMEX原油11月限終値:90.39 ↑0.71)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は、前営業日比+0.71ドルの90.39ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは88.19ドル-90.74ドル。アジア市場の終盤にかけて88.19ドルまで下落したが、ドル高を意識した売りは一巡し、米国市場の中盤にかけて90ドル台を回復。株安が嫌気されたが、需給ひっ迫の見方が強まり、一時90.74ドルまで反発。通常取引終了後の時間外取引では90ドル台で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 27.17ドル -0.43ドル(-1.56%)
モルガン・スタンレー(MS) 82.17ドル -0.86ドル(-1.04%)
ゴールドマン・サックス(GS)323.82ドル -5.02ドル(-1.53%)
インテル(INTC) 33.83ドル -0.46ドル(-1.34%)
アップル(AAPL) 171.96ドル -4.12ドル(-2.34%)
アルファベット(GOOG) 129.45ドル -2.72ドル(-2.06%)
メタ(META) 298.96ドル -1.87ドル(-0.62%)
キャタピラー(CAT) 269.52ドル -4.75ドル(-1.73%)
アルコア(AA) 25.86ドル -0.77ドル(-2.89%)
ウォルマート(WMT) 162.50ドル -0.57ドル(-0.35%)
<ST>